付き合ってすぐ同棲するなら慎重に・メリットとデメリット

付き合ってすぐ同棲するとドキドキが薄れ別れを早める原因になるのか?それとも、二人の愛を深めて誰も入り込めないほど仲良しになる効果があるのか?恋に落ちた男女が恋人になって間もなく一緒に暮らすなら慎重に!

付き合ってすぐ同棲するなら慎重に・メリットとデメリット

付き合ってすぐ同棲するメリットとデメリット

付き合い始めたばかりで相思相愛のラブラブのときは、少しでも一緒にいたいし、一瞬たりとも離れていたくないものです。

『一緒に暮らしたい!』と、最高潮に気持ちが盛り上がっているうちに勢いで同棲してしまうのも、二人の関係を短期間でステップアップひとつの方法です。

しかし、どんなことにも良い面と悪い面があるものです。熱く燃える恋心に身を任せて同棲したことが原因で、じっくり愛を育てる間もなく別れを迎えてしまうこともあります。


では、まだ交際期間が短くて離れて暮らすことが我慢できず、”付き合ってすぐ同棲を始めるカップル”が経験するメリットとデメリットを紹介していきます。

今、大好きな彼氏と2人暮らしを始めようと計画している女性たちは、ぜひ参考にしてくださいね。

メリット

1.会えない寂しさを解消できる

一つ屋根の下に暮らしていれば、当然、いつでも会える距離にいられるので『寝ても覚めても、ずーーっと一緒にいたい』という希望が叶えられます。

電話やメールで相手の都合を聞いて待ち合わせの場所や時間を決めて会う、という面倒な手続きも不要だし、楽しくて幸せだったデートが終わり別れるときの寂しさを味わう必要もなくなり、同じ部屋へ一緒に帰ることができます。

この別れの臨場感が、かえって想いが募るもので良かったりもするんですがねぇ。

キスをするカップル

2.短期間で相手のことをよく知ることができる

別々に暮らして普通に付き合っている場合は、デートで会っているときや電話やLINE等のやりとりを続ける中で、少しずつ相手の性格や生活パターンを知り理解を深めていくものですよね。

しかし、付き合ってすぐ同棲をすると、会えない時間に悩んだりする”探り合う期間”を省くことが可能に!いきなり、お互いの性格や癖や生活習慣と向き合うことができるのです。


生活を共にするということは朝の無防備な姿から、化粧が崩れて疲れた夜の顔も見せることになるのでカッコつけてはいられず、お互い日常的に”素の姿”を曝け出し合うことになります。

そうすると、交際期間が短くても一気に心の距離が近くなり、絆も深まったような気分に浸ることができるのも付き合いたてのカップルだからこそ感じられる大きなメリットなのです。

3.好きな人を独占できる

彼氏が特にモテるタイプではなくても、彼女にとっては世界一の男なので浮気などの心配は尽きないものですよね。『連絡がつかないけど、どこに行ってるの?誰と会ってるの?』という不安も一緒に暮らしていれば、ある程度は解消されます。

結婚している訳ではなくても、一緒に暮らしているのだから『絶対に自分のいる家に帰ってくる』という精神的な余裕も生まれます。また、他の女性は知ることができない”普段のニュートラルな彼の姿を見られるという優越感”にも浸れます。

彼氏のギターを聞く彼女

4.デート代を節約できる

付き合い初めのころは「デートを楽しむ」というよりは、「好きな人と少しでも長く、一緒に同じ時間を共有したい」という想いが強いので、2人きりで会えるのならデート場所などは別にどこでも良かったりします。

ということは…、同棲して一緒に暮らせれば「同じ時間を共有する」という目的は達成されるし、二人で近所を散歩したり日用品や食材を買いに行ったりするだけでも十分デート気分を味わうことができます。

生活を共にすること自体がデートだと捉えられる”付き合って間もないカップル”にとっては、部屋代や食費や光熱費も折半すればお金も貯まるし、それを旅行資金に充てることもできるなど経済的なメリットが大きいのです。

5.家事などの共同作業を楽しめる

2人で、お喋りをしながら料理を作ったり、お揃いで買った食器に料理を盛り付けるのも新婚生活を疑似体験しているようで楽しいものです。

また、今まで一人暮らしで黙々と家事をこなしていた人なら、掃除や洗濯を分担して話をしながらするということ自体に新鮮さを感じるなど、とにかく「1人じゃない」という心強さは精神的に良い影響を与えます。

料理をするカップル

デメリット

1.あっという間にドキドキ感が消える

相手の生活の一部始終を知ってしまうとミステリアスな部分がなくなり、ドキドキすることが少なくなってしまいます。

恋のモチベーションを上げるには「謎」が重要な役割をするものなので、すべての行動や心理状態が丸わかりになると恋心は薄れてしまうかも知れません。

常にドラマチックな恋を求めているのであれば、少し距離感のある付き合い方を選んだほうが良いのは確かです。

好きな人のことを考えるだけで無条件に胸がトキメク貴重な恋愛初期に一緒に暮らして、自分の目の前でプープーと平気でオナラばかりする彼氏に幻滅したり、また逆に”ありのままの姿”を晒して相手をガッカリさせるのはモッタイナイかも…。

部屋でくつろぐカップル

2.すぐ現実的な問題に直面する

一緒に生活するとなると『愛だ』とばかりは言っていられません。結婚を前提にしていなくても、まずは生活していかなくてはならないので金銭的な問題が生じます。

出会って、お互いに『離れられない』という衝動が抑えられず、すぐに同棲を開始するカップルにありがちな問題なのが、家賃、光熱費、食費の負担をどうするかは非常に重要な問題。


お互いに働いているカップルなら全て折半にするかどうかなどを、同棲をはじめる前に話合うことがトラブル回避し、円満な関係をキープする最善策。

『お金の話は興ざめしちゃうから、そのうち何かあったら話せばいい…』なんて考えは甘いのです。明確な生活設計をたてておかないと、どちらかの負担が多くなり”お金”が別れる原因になることも珍しくありません。お金の問題はシビアなのです。

3.別れるのが大変になる

例えば、自分が部屋を引き払って彼氏の家で一緒に暮し始めたとします。この場合、我慢できない相手の欠点に気づいて同棲を解消したい思っても、通常の付き合いのように会う頻度を減らして自然消滅を狙うこともできずダラダラする恐れがあります。

付き合って間もなくスピード同棲をすると、相手のことをよく知らないので一緒に暮らし始めてから『しまった…』と後悔することも大いにあり得ます。

それを考えると『この人となら大丈夫』と確信を持てるまで、じっくりと付き合ってから同棲するのが賢明と言えますね。

自分の部屋がなくなってしまうということは、帰る場所がないということなので、それなりの覚悟を!

途方に暮れる女性

4.引っ越し代がかかる

「一緒に暮らす」「別れる」このどちらの選択をするにしても、引越し費用が必要になります。身ひとつで転がり込む場合もありますが、一緒に暮らしていると私物は増えるものなので引越し費用はかかります。

また、一人暮らしをしていた者同士が二人で住む場合は、洗濯機、冷蔵庫など場所を取るものをひとつ処分しなくてはいけません。

当然、状態の良い物を残すことになるでしょうが、家電を処分するにもリサイクル代が掛かります。そして別れた場合は、また最初から家電を買い揃えることになるのです。

同棲するときはワクワクドキドキでしょうが、別れるときは精神的にも疲れ果てヨレヨレ、ドロドロになってしまうかも知れません。

5.価値観の違いに気づいてしまう

相手が何を一番大切にしているかを知る前に、同棲を始めるのは危険です。愛情、お金、仕事、友情、家族など、人はそれぞれに大切にしているものの優先順位は違います。

仕事オンリーの男性は家に帰る時間も遅いでしょうし、女友だちとの女子会を大事にする女性は頻繁に家を空けるようになるなど、気持ちのすれ違いが生じてしまいます。


ケンカしても逃げ場がなくなってしまうのが同棲です。2人でじっくり話合う時間を持って改善しようとしても、もともと価値観が違う場合は、さらに溝が深まってしまうこともあります。気まずい雰囲気が続く中で日常生活を送っていると、最初の頃の恋心は遠のいてしまうことも…。

『こんなはずじゃなかった!』と後悔する前に、相手を理解する努力が求められます。

悲しむ女性

勢いで同棲すると別れのリスクは高まる

数学の用語に「逆もまた真なり」という言葉があります。答えを明確にする数学にしては実に哲学的な言葉ですね。メリットと感じることも、デメリットにつながることもあるということです。

たとえば「いつでも会える」メリットは、「すぐにドキドキ感がなくなってしまう」というデメリットでもある訳です。

同棲生活は結婚生活とは違い、社会的責任や相手の家族との関わりもほとんど持たないので、気が楽と言えばラクですが、実際に「ひとつ屋根の下」で暮らしていくという意味では同じです。

ですから、無用なトラブルや後悔を避けるためにも、やはりお互いのことをある程度は知ってから同棲を始めたほうが2人のラブラブ期間は長く続くかも知れませんね。

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島田みずき

長年、作家活動のために取材を重ね集めた情報や経験を活かして恋愛や結婚やライフスタイル記事を中心にお届けします。