チェスキークルムロフ観光レポ・夢の国では景色に感動しっぱなし
チェスキークルムロフの観光スポットを巡り、訪れた人の心を奪う絶景をお城の塔から眺めてきました。徒歩で観光できるほど小さな町のチェスキークルムロフは石畳が多いので、歩きやすい靴は必須アイテムです!
念願だったチェスキークルムロフで観光してきました
旅情報をネットや本で探していると「世界一美しい」などというフレーズをたびたび見かけますよね。目の前にある素敵な景色を表現するときにそのような形容詞がつかわれますが、今回、私が訪れたチェスキークルムロフは、例えるなら「一生に一度は訪れたい世界一美しいお伽の世界がひろがる町」です!
ちょっと盛りすぎじゃ…?と思われるかも知れませんが、冗談や誇張は抜きで、世界一周旅行をする中で立ち寄ったどこよりも「本当に一番美しい場所だ」と、心の底から感じたのがチェコ・南ボヘミア州の人気観光地チェスキークルムロフなのです。
チェスキークルムロフで出会える絶景
町の中心にある観光名所「チェスキークルムロフ城の塔」からは、チェスキークルムロフの街並みを一望できます。どうでしょう!この景色!中世時代の面影を彷彿させるオレンジの屋根と、その奥に広がる鮮やかな緑色の草原のコントラスは、まるで何かの物語がここから始まるかのような雰囲気です。
眼下にはこんな景色が広がります!大きく湾曲したブルタヴァ川に包まれるように建つ家々。まるでジオラマで作られた世界かと思い違うほど美しい光景にウットリです。「自然が美しい場所」や「建物が美しい場所」は世界にゴマンとありますが、このようにチェスキークルムロフほど「自然と建物が見事に調和した場所」は他に無いのではないでしょうか。
プラハからのアクセス方法
さて、チェコ南部にある町「チェスキークルムロフ」へのアクセスは、首都プラハからバスで約3時間です。また、オーストリアとの国境も近く、ウィーンも車で3時間程の距離なので、時間があれば「プラハ~チェスキークルムロフ~ウィーン」などのルートを巡ることもできますよ。
私はプラハからは「Student Agency社」のバス(約1,000円)でチェスキークルムロフに向かい、チェスキークルムロフで1泊したあと、たまたま見つけたペンションのシャトルサービスを使ってウィーンに向かいました。
ペンションの名前は忘れてしまったのですが「hostel99」というホステルのすぐ近くにあるペンションで、金額もバスと大差は無かったと思います。そのペンションに泊まっていなくてもシャトルサービスは利用できました。車のタイプは乗用車です。車窓からチェスキークルムロフとウィーン間の美しい草原を眺められるので、シャトルはオススメですよ!
シャトルの助手席からのショットをご覧ください。バスよりも目線が低いので、リアルにドライブをしている気分を味わいながらウィーンに向けて出発進行です!
「だまし絵」だらけの街は歩いて観光できる
チェスキークルムロフに到着して、最初に訪れたいのはチェスキークルムロフ城です。実はこのお城、石造りのように見えますが、よく見ると「だまし絵」になっているんです!財政難のために装飾を施すことができず、少しでも豪華に見せるための苦肉の策だったというのですが人間の知恵ってすごいですね!
当時は仕方なしの「だまし絵」だったようですが、今となっては鮮やかな色と可愛らしい「だまし絵」がチェスキークルムロフの「おとぎ話に出てきそうな感じ」を、より一層強くしているように感じます。
お城の麓(ふもと)には、なんと本物の熊がいます!門番の代わりなのでしょうか?私が行ったときは、ずーっとご飯を食べていて、全然、門番にはなっていませんでした(笑)
お城の塔を登りきると、冒頭に画像で紹介したあの素晴らしい景色に出会えます。360度ぐるっとチェスキークルムロフの町が見渡せるので、ぜひ登ってみて下さいね。
チェスキークルムロフ城には広い庭園が隣接しています。噴水や花壇などがあり、一見よくある美しい庭園なのですが、中を散策するとこんな場所を見つけました!どこまでも一直線に続く緑の壁です!自分の背よりも高い緑の壁が、ずーっと先まで続いている様子は圧巻でした。本当におとぎ話の世界に迷い込んでしまったのではないかと錯覚するほどです。
お城の見学が終わったら、塔から見渡した町を歩いてみましょう。お城と同じように町中の至る所に「だまし絵」が施されています。
歩いているだけでワクワクする景色に次々と出会えるのですが、猫ですらこんなに絵になってしまいます!本物にしか見えないですよね?すごい技術ですよね?びっくりしますよね?
さらに美しくなる夕暮れのチェスキークルムロフ
チェスキークルムロフの町はとてもコンパクトなので徒歩で観光を楽しめます。しかし、坂道が多くて石畳の凹凸も深く歩きづらいのでヒール靴は避けて、歩きやすい靴を履いていくと快適にチェスキークルムロフの街歩きを満喫できると思います。ちなみに、スーツケースを転がすのも大変なほど道がデコボコしているので覚悟して行って下さいね(笑)
美しい街を歩いているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。気が付くと時間は夕暮れ時で日帰りプランならそろそろ帰る準備をしなくてはいけませんが、時間が許すのならチェスキークルムロフに1泊することを強くオススメします。
なぜかというと、夕暮れ時から宵の景色もまた一段と美しいからです!日中に登ったチェスキークルムロフ城の塔から眺められれば最高なのですが、塔に入れるのは17時15分までなのでスケジュールを組むときは時間に気を付けてくださいね。
私はその時間を過ぎてしまったので、とにかく坂道をせっせと登って高台を目指しました!オレンジの屋根達がオレンジ色の夕日に照らされて、日中より一層趣ある景色になります。チェスキークルムロフの景色があまり美しくて感動したんですね。私、気がついたら泣いていました…(笑)こんな体験は初めてだったので、自分でも驚きました。
日が暮れるとお城がライトアップされます。チェスキークルムロフの町にはオープンエアのレストランがたくさんあるので、外でライトアップされたお城を見ながらディナーを楽しむこともできますよ。
チェコはビールが有名なのですが、レストランではチェコ産のワインも置いてありました。中世の町並みを眺めながらワインを楽しみ、まるで中世の貴族のような気分に浸ってきました(笑)
チェスキークルムロフは再訪したくなる町でした
以上、世界一周旅行中に、自分にとって世界一美しい町だったチェスキークルムロフの旅行記をお届けしました。チェスキークルムロフは、本当にオススメの観光スポットです!記事を書きながら、また行きたくなっちゃいました。