サントリーニ島観光・目も舌も心も喜ぶ島を楽しんできた

サントリーニ島はおすすめの観光地!イアで世界一の夕日を眺めながらのディナー、定番のオリーブオイルや可愛いドンキー・グッズといったお土産物など、「一生に一度は行くべき」サントリーニ島の観光情報をご紹介します。

サントリーニ島の秘密

エーゲ海に浮かぶサントリーニ島は、断崖絶壁に建つ白い家々が特徴です。

古くは「もっとも美しいもの」と呼ばれていたほど美しいサントリーニ島は「一生に一度は行きたい場所」としても有名ですが、日本発の直行便がなく、アテネへ行くにも乗り継ぎで行かなければいけません。移動距離も移動時間も長く、成田からアテネまでトルコを経由して17時間前後、アテネからサントリーニ島は飛行機で約1時間とアテネから国内線に乗り継ぎ、ようやく到着します。

長い移動を終えると、目の前には美しい街が見えてきます。最近では、女性だけではなく男性からの人気も高く、ハネムーンの聖地としても人気があります。

一生に一度は行ってみたい「サントリーニ島の魅力」を紹介します。

サントリーニ島の魅力がつまった観光名所

サントリーニ島には絶対外せない観光スポットがたくさんあります。迷ったらここだけは押さえて効率よく観光しましょう!

▼世界一の夕日が見られる「イア」

サントリーニ島の先端に位置する「イア」は、世界一の夕日を見られる外せない絶景ポイントです。夕方になると観光客が押し寄せるので、写真を撮る人は早めに場所取りをしなければいけません。

人混みの中で夕日を見るのが嫌だという人は、夕日が見えるレストランを予約するのがいいです。早めに予約しないと夕日が見える席はなくなってしまうので前の日の間に予約しておけば安心です。

広大な海と綺麗な建物にイアの夕日がとてもよく映えます。日本では絶対に見られない景色で、あまりの美しさに思わずため息がこぼれます。

▼綺麗な海を満喫する「レッドビーチ」

サントリーニ島は小さいながらも多くのビーチがあり、それぞれ素敵な場所です。特に有名な「レッドビーチ」や「ホワイトビーチ」は行くまでの道中が険しくて「これが本当にビーチに行くまでの道なの?」と疑いたくなるほどです。

ヒールのあるサンダルで行くと、下手したら転んで怪我をするレベルなので、スニーカーを履いてビーチサンダルは持っていくようにしましょう。

ゴツゴツした岩場を行くビーチまでの道のりは、冒険好きの方にとってワクワクドキドキの楽しいものになるでしょう。ずんずん進んで行くと、徐々に真っ青なエーゲ海が見えてきます。底まで見えるほどの透き通った青が、あたり一面に広がる景色は本当に綺麗です。

訪れた9月下旬は風があり、とても海に入れる気温ではないと思っていましたが、欧米人は寒さに慣れているのか普通に泳いだり、水着になって体を焼いたりしていました。

行き帰りと崖を往復するのが大変であれば、ボートを利用するのもおすすめです。フィラから出ているアクロティリ行きのバスに乗り、終点のレッドビーチ手前のバス停で降りるとボート乗り場があります。ボートは「レッドビーチ」「ホワイトビーチ」「ブラックビーチ」を順に回って、お客さんを降ろしたり乗せたりします。ただし、ホワイトビーチは沖でしか停泊できず、荷物を持ってビーチまで泳がなくてはいけませんので、ご注意ください。

▼サントリーニ島の歴史がわかる「アクロティリ遺跡」

ギリシャの遺跡と言えばアテネのほうが知られていますが、サントリーニ島にも「アクロティリ遺跡(Akrotiri ruins)」があります。レッドビーチのすぐ近くの場所にありますが、入り口が目立たないので、気付かず通り過ぎてしまうこともしばしば…現に、私は入り口がわからず近くをウロウロしちゃいました。

車で訪れる場合は、駐車料金がかかります。

入場料の12ユーロでチケットを買って遺跡に入ると、外から想像できないほど広い遺跡があります。驚くことに、今以上の風化や損傷を防ぐために遺跡は全て室内にあり、そのお陰で見学する際に暑さや寒さ、雨風が激しくても気にせず快適に見学できます。

アクロティリ遺跡は紀元前1500年頃の大噴火で消滅した街の遺跡です。深い火山灰で覆われていたため、エーゲ海周辺で見つかった遺跡の中でも保存状態が良く、特に壁画は鮮やかな色まで残るほど。ベッドやトイレも何となくですが、形から想像できます。噴火で消えた街というとポンペイを思い浮かべますが、アクロティリは噴火前の地震が頻発したために人々は避難できて無事だったそうです。

もちろん触るのは厳禁です。スタッフの人がすかさず「Don’t touch!」と叫んできます。

▼サントリーニ島名物を知る「ワインミュージアム」!

サントリーニ島の気候はワイン造りに最適であり、ワインの名産地としてもよく知られています。ワイン製造が盛んでワイナリーも多くあります。

「ワインミュージアム(Wine Museum)」では、サントリーニ島のワイン造りの工程を学べます。入場料は9,5ユーロです。音声ガイドには日本語があるので英語が苦手な人でも問題ありませんが、借りる際に身分を証明するものを提示するよう求められるので、パスポート等を忘れず持って行ってください。

博物館は天然の洞窟を利用するサントリーニ伝統の洞窟建築で造られているため、地下にあります。施設内では、ワイン作りに使われていた古い道具を展示したり蝋人形を使ってさまざまな工程を再現したり、興味深いサントリーニ島とワインの歴史について学べます。ぶどうの収穫からワインになるまでの工程を学んだあとは、待ちに待ったテイスティングです。4種類のワインを試飲でき、音声ガイドでワインの特徴を説明してくれます。

ここで気に入ったワインがあると、お土産コーナーで買えます。分厚いプチプチで梱包してくれるので、持ち帰りにも安心です

▼レンタカーを借りてサントリーニ島を隅々まで見尽くす

多くの人がサントリーニ島での観光をバスで済ませます。確かに安くて本数も多いので、主な観光地に行けますが「乗り換えが面倒」と思うのが正直な気持ちです。運転が得意な人であればレンタカーを借りるのがオススメです。空港から借りて最終日に返すのも良いですし、ホテル周辺で1日だけ借りるなど自分の希望プランに合わせることも可能です。

しかし、気を付けなければいけないのは、日本とは逆の右通行左ハンドルということです。慣れるまで大変かもしれませんが、サントリーニ島は車の数が少ないので焦って後ろから煽られる心配もありません。

ホテルが多く集まる付近は道路も狭く、交通量も多いので運転が大変かもしれません。私が驚いたのは、道路がすごく狭いのに大型バスの運転手が躊躇なく運転しているということでした。サントリーニ島の運転手は運転が上手いです!

「運転が苦手だけどバスはめんどくさいし、サントリーニ島を隅々まで満喫したい!」という人は、バギーやバイクを借りるのもいいかもしれません。車の運転よりは小回りが利きやすいし、安心して運転できるかもしれません。やはり自分で運転できる車やバイクがあると、好きな時間にどこへでも行けるので時間を有効的に使えます。

サントリーニ島は主要道路が少ないので、迷わずに運転できます。サントリーニ島に行くのであれば、ぜひ車かバギーを借りることをおすすめします。

サントリーニ島のお土産を紹介します

サントリーニ島には可愛いお土産が沢山あります。日本へ戻っても旅行気分を忘れないために、お土産をたくさん買って帰りましょう!

▼サントリーニ島の愛されキャラ「ドンキー」

サントリーニ島の観光地を歩いているとドンキー(ロバ)を多々目にします。ドンキーのオブジェもよく見かけます。細い坂道ですれ違おうものなら歩けるスペースはなくなります。

坂が多いサントリーニ島では歩くのが大変ですが、ドンキーに乗りながら観光するのがおすすめです。楽な上に、かっぽかっぽとドンキーの蹄が鳴る音を聞きながら見るサントリーニ島の景色はまた格別です!みんなに愛されているドンキーをサントリーニ島でゲットしてください。

▼定番中の定番「マグネット」

海外旅行の定番土産と言えばやはり「マグネット」です。どこのお土産屋さんでも必ず売っているのを目にします。なんといっても安さと種類の豊富さが魅力です。

サントリーニ島では1ユーロからあるので、バラマキ土産用にも大量にゲットできます。オリーブオイル石鹸とマグネットのセット売りもあるので、お土産にも喜ばれること間違いなしです。

▼ギリシャ土産に欠かせない「オリーブ」

ギリシャ土産と言えば何と言っても「オリーブオイル」を忘れてはいけません。日本より安価で手に入るので、ついついたくさん買ってしまいます。日本で1,000円以上するようなオリーブオイルも7ユーロ(約820円)ほどで買えちゃいます。キャリーバッグに空きがあるなら、悩まずたくさん買っちゃいましょう!

保湿に効果があるといわれるオリーブオイルで作った化粧品や、ハンドクリーム、石鹸などもあり、ほのかなオリーブの香りで癒されます。また、オリーブの実も安く買えます。辛いもの好きにはスパイシーオリーブがおすすめですよ!

▼帰国してからも思い出に浸れるサントリーニ島の置物

旅行から帰国すると、なんだか寂しい気分になりますが、いつでも旅を思い出せるように部屋における置物は大人気のお土産です。手のひらサイズの小さなサントリーニ島を模した置物はとっても可愛くて、何個かセットで買いたくなります。

サントリーニ島のグルメ

サントリーニ島の食事は魚介類が豊富で、本当に美味しいです。特におすすめのレストランやカフェを紹介します。

▼夕日が見える「レストラン カストロ」

ゆっくりとご飯を食べながら夕日を見たいなら「レストランカストロ(Restaurant Kastro)」は外せません。前の日からの予約で、夕日の見える絶景ポイントの席を確保しましょう。

ベリーサラダはボリュームもあり、とても美味しかったです。セットメニューがあり、サラダ、メイン(パスタか魚)、デザートと続き大満足でした。

▼テラス席がとっても優雅な「ロッツァ」

ロッツァ(LOTZA)はイアの絶景夕日ポイントから少し降りたところにあります。テラス席からはエーゲ海を見渡せ、豪華客船や小さなフェリーがエーゲ海に浮かんでいるのが見えます。

特に海老とトマトの煮込みが美味しかったです。

▼本格的ギリシャ料理が美味しい「ナウサ・レストラン」

ナウサ・レストラン(NAOUSSA Restaurant)で 本格的ギリシャ料理を味わえます。フィラにあるお店で、車が通れるぎりぎりのところを降りたら、そのままお土産がある場所とは逆にまっすぐ進んだ場所にあります。

レストラン内からもフィラの街並みが見え、景色を楽しみつつ肉料理やコロッケなど、絶品料理に舌鼓を打ちました。

▼100%アロエジュースが飲める「ザフォラ」

フィラにあるカフェ、ザフォラ(ZAFORA)です。路上でスタッフのおじさんが「This is very famous juice in Santorini!(これがサントリーニで有名なジュースだ!)」と叫んでいたので入ってみることにしました。

その正体はアロエジュースで、喉ごしが爽やかでとても美味しかったです。日本では100%の新鮮なアロエジュースを飲むことはまずないので、とても貴重な体験でした。

▼客が絶えない人気店「ロリータ・ジェラート

サントリーニ島に行くなら絶対外せないジェラート屋が、イアにあるロリータ・ジェラート(Lolita’s Gelato)です。

ジェラートスクープ1すくいから注文できて、計り売りもしています。サントリーニ島の暑い夏には、種類が多く見ているだけでワクワクしちゃうロリータ・ジェラートは必須アイテムだと思います。「日本でも食べられたらいいのに…」と思う美味しさでした!

サントリーニ島は一生に一度は観光したい場所

今回は5日間サントリーニ島に滞在しましたが、本当にいい場所でした。どこを見ても絵になるし、素人が撮った写真でもすごく良く見えるほど素晴らしい街です。

ギリシャ人の中には英語が話せない人もいますが、みんな一生懸命に伝えてこようとしている感じが伝わってきてとても嬉しくなりました。筆者は基本的に「海外旅行は毎回違うところに行く」というスタンスなのですが、「目もお腹も心もいっぱいになるサントリーニ島に戻ってきたい!」そう思える旅行でした。

日本から行く場合は最低でも2回の乗り継ぎが必要なので、なかなか訪れる人も少ないですが、本当に素敵な場所です。これからの海外旅行の候補のひとつとしてサントリーニ島はオススメです。