函館駅弁・列車旅にハズせない海と山の魅力あふれる弁当
函館駅弁のメニューを紹介します!北海道観光の中でも人気がある函館で食べられる駅弁は、海の幸や山の幸、肉料理など、バラエティが豊富で、鮑や雲丹、イクラがふんだんに乗った豪華な駅弁もありますよ。
海の幸が満載の函館駅弁
本州から新幹線で函館の中心地に向かう時には「新函館北斗駅」から「はこだてライナー」で「函館駅」に乗り継ぎ、さらに札幌へ向かう時には特急「スーパー北斗」に乗り込みます。
函館から札幌へは約3時間半の旅となりまして、やはり列車旅のお供といえば「駅弁」ですよね!
函館の駅弁は、北海道ならではの海の幸が満載のお弁当がたくさんあります。やはり外せない「カニ」や「イクラ」、豪華にいくなら「鮑(あわび)」や「雲丹(ウニ)」など、函館近郊で獲れる魚を使ったランチが味わえますよ。
そこで「JR函館駅」や「新函館北斗駅」で購入することが出来る函館駅弁を紹介します。
1.北の駅弁屋さん/函館みかど
価格:1,300円(税込み)
JR函館駅や新函館北斗駅には「函館みかど」というお弁当屋さんがあり、販売しているメニューの中でもひと際目立つお弁当が「北の駅弁屋さん」です。
掛紙にはお弁当のメニューが記されており、左上から「ほたてめし」「鰊みがき弁当」「鮭ハラス弁当」「つぶ貝弁当」「いくら弁当」「いか飯」「お新香」「みかどのかにめし」「うに弁当」の9種類がミニサイズで詰まっています。
1つのお弁当で9つの味を巡るなんとも贅沢なお弁当です。ホタテはぷりぷりとした食感で味が染みており、鰊・鮭・ツブもいい味が出ています。
函館名物のイカにもち米を詰めた「いかめし」は、一生に1度は食べて欲しい絶品の料理ですよ。また「うに弁当」に使われているウニは口に入れると海の香りが広がります。脇役としてサポートしている「数の子」も、芯が感じられるほどパリッとした歯ごたえで箸で持ってもダルンと垂れることがありません。
とても北海道らしい海の幸がたくさんつまったお弁当です。
2.豚わっぱ飯/函館みかど
価格:1,000円(税込み)
「函館の駅弁は、海産物ばかりで物足りない…」と、思っているかたには「豚わっぱ飯」がオススメです!
隣町にある森町で生まれ育ったSPF豚を使用し、甘くてしょっぱいタレが肉とご飯へ絶妙に絡んだ1品です。食べやすいように切り分けられている手間ひまも嬉しいポイント。このおかげでパクパクと食べ進めることが出来ます。
函館駅弁の「豚わっぱ飯」には、山椒がついてきてかけるとピリッとした大人の味へガラッと変化します。気が付くと食べ終わっている病みつきになる1品です。
3.北斗七星/函館みかど
価格:1,300円(税込み)
2016年1月6日に、北海道新幹線開業に先駆けて函館みかどから「北斗七星」と呼ばれる函館駅弁が誕生しました!
北斗市の「大野小学校」の児童たちとコラボレーションしたこのお弁当には、子供たちのアイディアがたくさん盛り込まれていて「北斗七星」というネーミングも考えてくれました。
はやぶさの形をした容器のフタを開けると北海道新幹線開業を祝うかのごとく「ちらし寿司風」の具材が顔を見せてくれます。
ご飯は、函館の隣にある北斗市産の「ななつぼし」を使っており「イカ」「いくら」「ホタテ」「たこ」「鮭」「和牛」も全て道内産の食材で揃えています。
見た目とは裏腹にボリューミーで「かぼちゃ饅頭」のデザートが食後の口をさっぱりとさせてくれて、お腹も心も満たされるお弁当です。
食べ終わったあとの容器も、そのままお弁当箱に使えるルックスですので、小さい子供のお弁当箱にも喜ばれる一石二鳥の函館駅弁ですよ。
4.みかどのかにめし/函館みかど
価格:900円(税込み)
函館駅弁の代表的なメニューともいえる「かにめし」の登場です!四角形の黒い容器の中身は、みっちりと詰まったご飯の上に「カニのほぐし身」がびっしりと散りばめられた駅弁です。
味付けをしたカニの他には、柔らかく煮たタケノコに、お新香が添えられています。見た目とは裏腹に中身は、ご飯がたくさん入っているので、しっかりとお腹も膨れて贅沢なカニ三昧のお弁当に心も満たされますよ。
5.べこ辨(べん)/函館みかど
価格:1,200円(税込み)
2016年6月6日に発売した新商品の「べこ辨(べん)」を紹介します。
北海道産の和牛をふんだんに使ったスタミナ弁当で、脂身をタマネギとごぼうを一緒に煮込んだ「しぐれ煮」と和牛の赤身を使った「そぼろ」の他に、錦糸卵とお新香が入っています。
甘くもしっかりと味のついたお肉は、スタミナ弁当らしくガツガツと食べるのがもったいないくらい高級感のある味わいです。
6.北の家族/函館みかど
価格:1,100円(税込み)
1973年放送のテレビドラマにちなんで発売されたロングセラーの函館駅弁「北の家族」です。放送当時、視聴率が50パーセントにも上るほど人気があった番組で、レトロなデザインの掛紙に、当時を思い出す人もいるのではないでしょうか。
フタを開けるとたくさんの具材が詰まった幕の内弁当でした。「黒ゴマと梅が乗ったご飯」に「煮物」「ショウガ」に「コロッケ」「厚焼き玉子」「ホタテ」「数の子」「昆布巻き」そして函館駅弁らしく「いかめし」が入っています。
どの具材も味がしっかりとついており、パクパクと食べ進めることが出来ます。いわゆる「幕の内」を食べたい人にピッタリの駅弁ですよ。
7.蝦夷ちらし/函館みかど
価格:1,300円(税込み)
函館駅弁は海産物をメインとした弁当が多く「蝦夷ちらし」も、その内の1つです。
フタを開ける前からも大きなホタテがチラチラと顔を覗かせていますよね。駅弁の名前にも入っている「蝦夷」は、今でいう北海道という地名のことで、1869年までそう呼ばれていました。
北海道の名前が入っている弁当らしく「イクラ」「カニ」「ウニ」など、豪華絢爛な食材が目を引きます。その他にも「ホタテ」「サーモン」「タコ」「数の子」「錦糸卵」「レンコン」が入っていて、海の食材を満喫できる内容となっています。
イクラはぷちぷちとした食感で、数の子はパリッと硬く、新鮮な食材を使っているのが分かります。「美味しい海産物を味わって欲しい」函館駅弁の想いが詰まった弁当です。
8.山海ほたてめし/函館みかど
価格:900円(税込み)
お次は、ごろごろと大きなホタテが3つ入った「山海ほたてめし」です。
この駅弁はホタテだけではなく「タケノコ」「栗」などの山の幸も入っており、2つの味覚を味わえる弁当となっています。
ちょうどいい味が染みたホタテは1度食べる価値があるほど絶品で、コリコリとした「タケノコ」と「甘い栗」も、海の味に負けないくらい目立っています。
ご飯もダシの味が染みていて美味しいので、パクパクと食べ進められますよ。
9.鰊(にしん)みがき弁当/函館みかど
価格:880円(税込み)
函館駅弁の中でもロングセラー商品といえば、昭和41年発売の「鰊みがき弁当」です。
「みがき」とは、鰊を天日干しして作られる「身欠きにしん」のことで、甘露煮の味付けで作られる具材は、多くの旅人の心を掴んで離しません。
この駅弁には鰊だけではなく、しっかりとした歯ごたえの「味付け数の子」と「茎わかめ」「たくわん」が入っています。
また、鰊のタレが染み込んだご飯もおいしく、魚好きの人なら何度もリピートしたくなります。食べれば分かる、何十年も販売を続けていられるのも納得のメニューですよ。
10.鮑雲丹めし/函館みかど
価格:2,000円(税込み)
北海道新幹線の開業日に合わせて発売された「鮑雲丹めし(あわびうにめし)」です。
「鮑の酒蒸し」と「蝦夷ばふんウニ」をメインとする、函館駅弁の中でも最も豪華な弁当となっています。
メインの鮑や雲丹の他には、道内産の「醤油漬けイクラ」に「レンコン」「きぬさや」が入っていて、ご飯は「雲丹の炊き込みご飯」となっています。
また、スライスされたアワビの上には「生ノリ」がかかっていて、いいアクセントとなっています。バクバクと食べ進めるのがもったいないくらいの内容ですよね!1口1口噛みしめながらいただきましょう。
函館駅弁は「海」も「山」も味わえる
北海道の駅弁といえば、海産物ばかりなイメージがありますが「べこ辨」や「豚わっぱ飯」など、函館駅弁には肉をメインとする弁当もあります。
函館駅弁の販売所
・JR函館駅構内
・JR新函館北斗駅コンコース
・JR新函館北斗駅改札内
・JR新函館北斗駅ホーム
これらの駅弁は、JR函館駅を正面から入ると改札口が目に入りまして、その左手ある駅弁・お土産コーナーで販売しています。また「JR新函館北斗駅」でも、コンコース、改札中、駅ホームと3か所で販売していますよ。