京都駅のオススメ駅弁14選!
駅弁といえば「旅のお供」や「仕事の出張での楽しみ」として昔から重宝されていますよね。
そこで今回は、2014年度に2年連続で観光客数が過去最多となった「京都」の駅弁を紹介します!
京都といえば「八ツ橋やお寺に祇園祭り・舞妓さん」など古い街並みや文化を連想する人が多いのではないでしょうか。
そんな歴史ある京都で古くから続く老舗の食材を使ったお弁当や、小腹が空いたときにサクッと食べられるお寿司などの駅弁を厳選しました!
定番のものから、料亭の雰囲気漂うグルメなものまで全て京都駅で購入することができますよ
1.太秦ロケ弁当(穂久彩)
値段:1,010円(税込み)
京都駅の駅弁売場の中でもひときわ目立つ、この文字が書かれた包み紙!『ウチからゆうたらただの贅沢三昧』…と言われるロケ弁当が京都太秦名物「太秦ロケ弁当」です。
太秦(うずまき)といえば、かつて東洋のハリウッドとまで呼ばれた時代劇や映画の撮影所があったところで、このお弁当は撮影所に出入りしていたお弁当屋さんが1人の俳優さんのリクエストに応えるうちにスゴイことになってしまった名物ロケ弁なのです(笑)
フタを開けてみると、いかにもご飯が進みそうなオカズがいろいろ入ってますね。
大きな塩さばに鶏の唐揚、鰻の蒲焼きが入っているところを見るときっとこのお弁当をリクエストをしたのは男性俳優さんで、ひろうすの炊き合わせにちゃっかりたくわんまでリクエストされているところをみると『お年を召したベテランの俳優さんなのかな?』と、想像がふくらませながら食べるのもたのしいですね
まるで母親が息子の喜ぶおかずばかり詰めて持たせた「愛情弁当」のような太秦ロケ弁は、ボリュームがあってお腹いっぱいになれる心のこもったお弁当ですよ。
2.但馬牛めし(淡路屋)
値段:1,130円(税込み)
京都駅の駅弁専門店「旅弁当」では、関西ならではの美味しいお弁当も買えます!
霜降り肉で有名な兵庫県産黒毛和牛但馬ビーフを使った「但馬牛めし」です!
但馬牛は、神戸牛になる素牛(素になる子牛)が同じなので神戸ビーフのような上質なお肉が味わえるんですよ♪
味付けは、但馬牛を砂糖としょうゆで炊き込んだ関西風のすきやき味で、ごぼうや糸こんにゃくにも牛肉からでた旨みが染み込んでいて、とってもおいしいお弁当ですね!
ブランド「但馬牛」と焼印を押された卵焼きも出し巻きじゃない、甘い卵焼きです。お肉の下に入っているご飯も醤油飯になっているので、味のバラツキがなく女性でも食べきれる程よいボリュームです。
京都駅にある駅弁コーナー「旅弁当」には、京都の「京都牛膳」・兵庫の「但馬牛めし」・滋賀の近江牛を使ったお弁当など、関西ならではな牛肉を使った駅弁が揃っているので、食べ比べしてみるのもたのしいですね♪
3.京都牛膳(淡路屋)
値段:1,000円(税込み)
このお弁当、京都駅でも人気ナンバーワンなんじゃないでしょうか?!それっくらいおいしいお弁当です!淡路屋さんの『京都牛膳』です。
一見、牛肉しぐれ煮みたいに見えるのですがあの甘辛い味じゃなく「油揚げの入った炊き込みご飯」と錦糸卵の上に「あっさりと炊いた牛肉」がのせられています。
そのまま1口食べると、あれ?ちょっと味が薄いかな?といった印象。でも、ここからがこのお弁当のスゴイ所で付属の「原了郭の黒七味」をふりかけると、ガラッと味が変わるんです♪
肉くささが消え、鼻にスーッと抜けるピリッと辛い黒七味の風味!ダシの味がより感じられるようになって、お肉がほんとうにおいしくなるから不思議です
一緒に入っている酸味のある「すぐき漬け」も京都を代表する発酵食品のお漬物で、お肉の後味をさっぱりさせてくれてよく合いますね。黒七味を一袋全部お肉にまんべんなくかけたら、新幹線の中で飲むお酒の良いお供にもなりそうです♪
京都で300年以上続く老舗一子相伝の祇園原了郭の黒七味がついた京都牛膳、京都駅でみつけたら必食のお弁当です!
4.おばんざいちらし寿し(花梓侘)
値段:648円(税込み)
半熟玉子が、おいしそうなお弁当は、花梓侘(かしわい)の「おばんざいちらし寿し」です。
赤酢を使った国産米の酢飯の上に、きんぴらごぼう・切り干し大根・牛肉しくれ煮・にんじんの胡麻和え・ひじき煮・枝豆のとりそぼろといったおばんざいがたっぷりとのせられています。
どのおかずも普段の食卓に並んでそうな馴染みのある定番のおかずながら、頂いてみるとひとつひとつのおばんざいが丁寧に出汁をきかせて、調味料は控えめの素材の味をいかしたおかずになっています。
関西では比較的甘めの酢飯が多いのですが、甘みを抑えた酢飯が全体の味をひきしめて、最後まで、おいしくいただけるよう工夫されているのです♪
こんなに品数が多くてもカロリーは控えめなのが女性にうれしいお弁当ですね!
5.京のおたぬきさん(花梓侘)
値段:540円(税込み)
女性だったらきっとこのお弁当好きだと思います♪
京湯葉で包んだおかず寿司「京のおたぬきさん」。お揚げで包んであるのが「おいなりさん」なら、湯葉で包んであるこれは「おたぬきさん」だなんておもしろい発想ですよね
赤酢を使って甘さを抑えた酢飯に炒りゴマが混ぜてあり、甘辛の味をつけた京湯葉で包んであります。冷蔵で売られているので、口当たりがひんやりとしていてとっても食べやすい!
湯葉の中には「柴漬け・牛肉しぐれ煮・ひじき・切り干し大根・きんぴらゴボウ」がそれぞれに入ってます。
外からは何が入っているのかわかりにくいので「これは何味かな?」と想像しながら食べるのもお弁当の楽しみのひとつですね!
新幹線に乗る前にお弁当を買うほどではないけど、ちょっと小腹空いちゃったなっていうときにもちょうどいいボリュームのお弁当です。
比較的厚みのある日光の湯波に対して、京都の湯葉は平たくて薄いといわれているので京都へ来たならその薄い食感の湯葉を味わっておきたいお弁当です。
6.はもちらしごはんと京のおばんざい(なかがわ)
値段:1,100円(税込み)
駅で売られるお弁当って「作り置きされててあんまりおいしくなさそう…」という女性にオススメなお弁当がこれ!祇園なかがわのお弁当です。
祇園に割烹のお店を構えながらもお弁当専門の調理所を京都駅近くに出されていて、そこでその日京都駅に並ぶお弁当を早朝から調理されてます。一切、作り置きなしなんです!
しかも、夏の季節は「ハモちらしごはん」が弁当に入っています!京都では祇園祭の時季にかかせないのがハモ料理で、お弁当にもつくり立ての大ぶりのハモが見えますね♪
タレをつけてふっくらと焼かれたハモのおいしいこと!鰻と違って淡白な魚なので、女性でもおいしく食べられる蒲焼き風の味付けです。
そのほかのおかずも「湯葉や三度豆のごま和え・煮物」など、おばんざいらしいおかずが添えられていてホッとしますね。
ちょっとした煮物にも、素材の味を生かし余分な手を加えすぎない京都のおばんざいの調理方法がよく表れています。
ムダを出さないよう、その日作ったものを食べきるのが京都のおばんざい。そんな作りたて、たき立ての味をたのしめる京のおばんざい弁当は、京都へ来たら一度は食べておきたい1品です
7.ちりめん山椒ごはん(なかがわ)
値段:930円(税込み)
京都ではほとんどといっていいくらい、家庭で買い置きされて食卓に置いてある常備菜がちりめん山椒です。
もう、京都の人はちりめん山椒があればほかに何もなくていいっていうくらい、みんな大好きなおかず!そんなおいしいちりめん山椒を、ご飯にこれでもか!とかけて食べられる夢のようなお弁当がこれです!
フタを開けてみるとまずは山椒のいい香りがふわっと香り、そしてご飯のうえには3種類のちりめん山椒がびっしりと入ってます。
1番右から「たけのこの山椒煮」「梅ちりめん」「ちりめん山椒」です。
食べ進むうちに飽きがこないようにたけのこの歯触りだったり、梅の風味が楽しめるようにしてあり、工夫がしてあるなといった印象です。
付け合せの昆布も、塩昆布とは違って薄味に炊かれた切昆布にちりめんじゃこが加えられたもので、お弁当をたべ終わっても口の中にしょっぱさが残らないのもさすがですね。
国内産のちりめんじゃこを使って添加物は使わない、安心して食べられるお弁当は女性におすすめですね!
8.近畿味めぐり弁当(ジェイアール東海パッセンジャーズ)
値段:980円(税込み)
その名のとおり近畿2府4県の食材を使って、まるで食べ歩きの味めぐりをしてるかのようなお弁当です。地産地消、駅の弁当メニューコンテストで受賞しただけあってご当地食材がいっぱい入っていますね!
「近江米のかやくごはん」の上には滋賀県の郷土料理「たくあんじゃこ煮」も乗ってます。滋賀県は近江商人の質素倹約の気風が残る土地なので、堅くなったたくあんでも煮干しと一緒に煮ておいしく食べる工夫がされてるんですね。滋賀県は近江牛も有名なのでちゃんと「近江牛メンチカツ」も入ってますよ!
関西風の出し巻き玉子の隣には、関東ではあまりみかけない「生姜天」も入ってました。関西では紅生姜をそのまま天ぷらにして食べるのですが、食べやすいよう生姜入りの薩摩揚げ風にしてあります。
和歌山県の紀州梅と同じくお弁当の途中で食べるとさっぱりして最後まで、おいしく食べられますね。
この他にも「兵庫県産のぶなしめじ」や「奈良県のゴボウ」・「京都産の水菜」も入っていて、大阪府富田林産の「丸茄子の揚げ煮」には奈良県興福寺に伝わる秘伝のレシピを再現したゴマ味噌がついてました。全体に味もボリュームもバランスのいいお弁当ですね
9.おやさい京弁当(下鴨茶寮)
値段:1,080円(税込み)
160年続く老舗料亭「下鴨茶寮」の「おやさい京弁当」です。
京都に暮らしていてもなかなか縁のないような、老舗料亭の味が京都駅で手軽にお弁当として買えて味わえるなんて嬉しいですよね
おやさい京弁当は2段になっていて国産米のきのこご飯ともう1段には、まるで一見さんお断りのお店で味わえるような料理の数々が隙間なくキッチリと詰められていますし、容器が深いので見た目よりもずっとボリュームがありますよ♪
出巻玉子に水菜のおひたし、煮しめの大豆に高野豆腐にひろうすといった煮物のおいしさや、お野菜だけでもこんなにも味わい深く満足するお弁当になるなんて、さすが料亭の味です。
和食が好きな方や女性に食べてもらいたいお弁当ですよ
10.笹寿し(笹寿し伍十)
値段:730円(税込み)
小腹が空いたときにみんなで分けて食べるのに最適なのが、押寿司が笹の葉で小分けに包まれた「笹寿し」です。
箱を開けたとたん、笹のいい香りがして食欲をそそりますね!
笹寿司とはもともとは北陸地方の郷土食で、使用される笹の葉には抗菌作用があるので酢でしめた魚を保存するのに最適です。
伍十の笹寿しの中身は、鮭と穴子と小鯛の3種類。
レモンや無添加の醸造酢を使っていて、驚くほどまろやかで臭みのない仕上がりになっているので女性でも食べやすいお寿司ですし、笹の葉も縦横に二重になっているので、手を汚さずに食べられるよう工夫されています
合成料・着色料を使わず京風に食べやすくアレンジされた笹寿しは、女性にうれしい1品ですね!
11.秋のつまみ寿し (花梓侘)
値段:1,080円(税込み)
京都北山にお店を構える『花梓侘(かしわい)』から秋バージョンの「秋のつまみ寿し」が発売されました!
『つまみ寿し』とは、シャリの上にネタをのせてまん丸になるように仕上げた、一口サイズの和菓子のようなかわいいお寿司なんですよ♪
上段左から『スモークサーモン』『生湯葉と紅葉麩』『鱧』『しめ鯖』『ポン酢漬ぶなしめじ』『蒸し海老』です。6種6様に味も食感も違って見た目にも鮮やかなお弁当ですよね
京都にはこういった『つまみ寿しや豆すし』と呼ばれるプチサイズのお寿司を出すお店がいくつかあり、舞妓さんが食べやすいようにと工夫するうち、手まり寿司よりさらに小さい1口サイズになったそうです。
舞妓さんだけでなく、お箸でつまんでポンッと1口でいただけるサイズのつまみ寿司は、乗り物の中いただく食べやすいお弁当として女性にうれしいお弁当ですネ。
花梓侘のつまみ寿しは季節によってネタが変わるので、たのしみにしているリピーターさんも多いのですよ♪
12.里芋きのこあんかけ(下鴨茶寮)
値段:594円(税込み)
秋といえば、きのこが、おいしくなる季節ですね!下鴨茶寮から季節限定の1品が売り出されていますよ。
里芋をぶなしめじやえのき茸、小松菜、ブロッコリーといったお野菜の入った餡で仕上げた『里芋きのこあんかけ』です。
やわらかく炊いた里芋にからめた野菜あんがスープ並みにたっぷりと入っているので、お寿司やおにぎりといったご飯ものと良く合いますし、量も少なめの商品なので、お弁当だけでは偏りがちな栄養のバランスもとれてオススメな1品です。
13.京のだし茶漬(なかがわ)
値段:864円(税込み)
こちらは、数ある京都駅の駅弁の中でも1番の変わりダネ!「京のだし茶漬」です。
京都駅のスバコ・JR京都伊勢丹のお弁当売場には自由に使える電子レンジが設置してありますので、寒くなる季節に温かいお弁当もいいですよね♪
ちりめん山椒ごはんの上にのせる具も、湯葉に蒲鉾、西京焼風の大ぶりなサワラも入っていて豪華ですね!佃煮以外の具材をのせたら、付属の出汁をたっぷりとかけましょう。
最後にぶぶあられと海苔をかけたら出来上がり♪
出汁が上にのせる具材の味を邪魔しないよう鰹だしを利かせすぎていないので、お茶漬けみたいにさらさらっといただけます。京のだし茶漬はラーメンサイズのどんぶりに入っているので、ボリュームもありますよ!
ありきたりの駅弁では物足りない、ちょっと珍しいお弁当を食べてみたい方にオススメです♪
14.鯖姿寿司(いづう)
値段:2,430円(税込み)
230年の歴史を持つ老舗「いづう」さんの「鯖姿寿司」です。
鯖寿司といえば京都では、お祭りや親戚が集まるような特別な日に食べるご馳走です。家庭で手づくりされることもあるけれど、いづうさんの鯖姿寿司といえば、味も価格も別格!鯖寿司をまだ1度も食べたことがない、又は、おいしいと思ったことがない人にぜひ食べてもらいたい1品です!
いづうさんの鯖姿寿司は一年を通して売られているのですが、季節によって掛け紙の木版画の絵柄が変わります。創業以来、230年以上同じ絵柄を使われているそうで、歴史を感じますね。
乾燥を嫌う鯖姿寿司は竹の皮に包まれ、昆布でさらに巻かれて一人前6貫に切り分けてあります。
この昆布は乾燥を防ぐためだけじゃなくこれが味の決め手になっているんですよ。時間とともに昆布のうまみが鯖とごはんに馴染んで、熟れ寿司のような深い味わいになります。
いづうの店内でいただく作りたての鯖姿寿司も柔らかくて美味しいけれど、買って帰って時間を置いた鯖姿寿司の美味しいこと!
食べるときは昆布をとって、背の切り身の方からいただいてくださいね♪背の青い魚が苦手な女性って多いと思いますが、まったく臭みはないのです。
きっちりとした下処理が施されたいづうの鯖姿寿司が『ええ仕事をしてはる』と言われ、長きにわたり京都で愛されている理由です!
それともうひとつ、いづうさんの鯖姿寿司の特徴がこの断面です。
鯖の身にシャリがしっかりとくい込んでますね!それでいて米粒がつぶれてないところが機械ではだせない、手づくりのおいしさの証です。
さらに「いづう」の屋号は初代の「いづみや卯兵衛」からとったそうで、断面が耳をピン!と立てたウサギに見えるようになってるそうですよ♪
京都駅でいづうさんの鯖姿寿司を買えるのは、京都駅新幹線改札内では「京老舗の味・京お弁当」のみ、改札の外でしたらJR京都伊勢丹のデパ地下で、お取り扱いがありますので、ぜひ京都で『ほんまもんの味』を堪能してください。
1品1000円程度の予算で楽しめる!
京都駅の駅弁は、まるで料亭に出てくるような豪華で贅沢な弁当が多くあります。
しかも、京都駅のエリア内で購入できるという点も素晴らしいですよね♪
JR京都駅構内で買えるお弁当
・京都牛膳
・但馬牛めし
・近畿味めぐり弁当
・ちりめん山椒ごはん
・はもちらしごはんと京のおばんざい
午前7時から営業している店舗もありますので、買う時間によっては売り切れになる予想もできます。なるべく早く購入しておきたいですね。
スバコ・JR京都伊勢丹で買える弁当
・笹寿司
・京のだし茶漬
・太秦ロケ弁当
・おやさい京弁当
・秋のつまみ寿し
・京のおたぬきさん
・里芋きのこあんかけ
・おばんざいちらし寿司
アスティ京都で買える弁当
・鯖姿寿司
どちらの店舗も午前11時~11:30分頃にその日のお弁当が店頭に出揃うそうですので、その時間を狙って要チェックですよ♪
ぜひ京都駅に訪れた際には、アナタだけのお気に入りのお弁当を探してくださいね。