パリの観光名所を5泊6日で12カ所巡ってきました!

パリの観光名所の絵になる美しさに感動しました。メトロとRERを利用して、ノートルダム大聖堂やヴェルサイユ宮殿など、念願叶って憧れのスポットを間近で見られて幸せだったパリ旅行記です。

パリの観光名所を巡ってきました

日本とパリの時差は8時間(サマータイム時は7時間)で、日本が進んでいます。誰もが一度は憧れる花の都パリで有名な観光スポットを観てきました。

実際に体験したことと共にフランスのパリ旅行をする際に知っておくと役立つ、交通チケット情報なども参考に!予算はちょっと多めに用意しておくことをおすすめします。

パリの地下鉄とRERチケットの種類

今回のパリ旅行では地下鉄とRERを利用したのでチケットを買ったのですが、特に乗り方が難しいわけでもなく、東京の地下鉄や電車よりも分かりやすいように感じました。

パリは地下鉄の駅が多く、目的地付近に駅が何カ所かあります。上手く利用すると乗り換え回数を減らして次の目的地まで行けます。

1回チケット(チケ)/1.9ユーロ

地下鉄、RER、バスで利用できる1回分のチケット。一度、外に出ると再利用不可なので改札を出るまでチケットは紛失しないように!

回数券(カルネ)/14.5ユーロ

10枚綴りの回数券で有効期限はありません。友達同士で分け合って使うことも出来ます。

数日間使えるチケット(パリ・ヴィジット・カード)

地下鉄、RER、バスが乗り放題です。1日券からあるので、移動が多くなりそうな日は買ってみるといいかもしれません。

パリ・ヴィジット・カード

1日日用/ZONE1-3/11.65/ZONE1-5/24.50
2日間用/ZONE1-3/18.95/ZONE1-5/37.25
3日間用/ZONE1-3/5.85/ZONE1-5/52.2
5日間用/ZONE1-3/37.25/ZONE1-5/63.9(ユーロ)※2017年

パリ旅行1日目/12:35に成田空港から出発

今回のパリ旅行は、成田から「ロンドン ヒースロー空港」を経由し、乗り継ぎ便で「パリシャルル・ド・ゴール空港」へ向かいました。日本の「成田空港」から「ヒースロー空港」までは「ブリティッシュエアウェイズ(British Airways)」で 12時間50分の長距離移動です。

機内はエンターテイメントサービスが充実しているので、映画を観たり、音楽を聴いたりしていればすぐに時間は経ちますが、長時間のフライトが不安な場合は「安眠枕・耳栓・アイマスク」の三点セットを持っていけば安心感がアップしますし、目や耳からの刺激をシャットダウンすることで疲労も軽減できますよ。

▼16:25/ロンドン「ヒースロー空港」に到着

ヒースロー空港に到着後、乗り継ぎまで3時間5分の待ち時間があります。「transfer(トランスファー(乗り継ぎ案内))に従っていけば問題ありません。乗り継ぎまで3時間もあれば、空港内でお土産を見て回ることもできます。

イギリスの玄関口「ロンドン ヒースロー空港」は、世界的に見ても利用者の多い空港で、毎日180カ所以上もの空港からの飛行機が往来しています。そのため、空港内はとても広く、行きかう人達や館内を見ているだけでも飽きません。

▼19:30/ロンドン「ヒースロー空港」出発

パリ「シャルルド ゴール空港」21:45の便に搭乗し、長時間のフライトを終えて、ついに念願のパリに足を踏み入れました。時間が遅かったので空港からホテルまではタクシーで向かいました。

空港のタクシー乗り場には「正式に許可」を受けて運営している「通常のタクシー」の乗り場があります。

車の天井にある「Taxis Parisiens」というタクシーランプが目印です。空車は「緑色のランプ」、客を乗せていたり予約済だったりする場合は「赤色のランプ」が点灯しています。ランプが無い「無許可タクシー」に、しつこくドライバーが呼び止められることがあるので気を付けましょう。

パリ旅行初日はホテルでチェックインを済ませた後、近くのレストランで夕飯を食べて、明日からのパリ市内観光に備えて就寝しました。

パリ旅行2日目は芸術に触れてきました

パリ観光の拠点に選んだホテルは「メルキュール パリ ラ デファンス グランデ アーシュ(Mercure Paris la Défense Grande Arche)」。

ホテルの最寄り駅「グラン ブールヴァール駅(Grands Boulevards)」から「(フランクラン・D・ローズヴェルト駅(Franklin D. Roosevelt)」で乗り換え、凱旋門の最寄り駅「(シャルル・ド・ゴール=エトワール駅(Charles de Gaulle-Etoile)」で下車します。

▼やって来ました!パリの象徴!凱旋門

ナポレオンが建設を命じたことでも有名で、世界に知られるフランスの栄光の象徴「凱旋門(Arc de Triomphe)」は、パリ旅行の観光スポットとしてハズない名所です。

凱旋門の建設を命じてからも、なかなか作業が進まず、完成を待たずにナポレオンは亡くなりました。その30年後の「ルイ・フィリップ時代」に完成し、ナポレオンの遺骸がイギリスから返還されてからようやく凱旋門をくぐることができたという歴史を思い返しながら眺めてきました。

駅から地下道をくぐって凱旋門まで行きます。

凱旋門の下をくぐると壁に刻まれた、フランス革命で活躍した革命家や帝政時代の将軍の名前を観ることができます。

螺旋(らせん)階段をのぼって凱旋門の展望台を目指します。

展望台からは放射状に延びる12本の大通りやエッフェル塔、サクレクール寺院など、パリの街並みを360度見渡してきました。快晴だったので最高でしたよ!

凱旋門を見終わってから、真っすぐ続く道を歩いて進み「コンコルド広場」と「チュイルリー公園」へ向かいました。

▼コンコルド広場で歴史を考えた

1836年にエジプトから贈られた記念碑「クレオパトラの針」が広場の中央にそびえ建ち、柱にはエジプト文字が刻まれています。

噴水があり眺めのよい広場のなかに立っていても存在感がある、大きな柱に圧倒されましたが、何より、今や世界中からパリを訪れる観光客が一度は足を運ぶ「コンコルド広場(Place de la Concorde)」が、その昔、ルイ16世やマリー・アントワネットをはじめ、多くの人が最期の時を迎えた処刑場だったという事実を思い出し、のどかな風景を眺めながら色んな思いを巡らせてきました。

▼パリ散策中に一息つける!チュイルリー公園

コンコルド広場のすぐ隣にある「チュイルリー公園(Jardin des Tuileries)」は、ルーブル美術館へ行く途中に必ず通る場所です。緑豊かな公園でベンチがあるので歩き疲れても安心です。のんびりと過ごす人が多く、パリっ子に混ざって公園を満喫するのも楽しいです。

▼ルーブル美術館で鑑賞した名作に感動!

入り口の巨大なピラミッド型のモニュメントが特徴的な「ルーブル美術館(Musee du Louvre)」は、いつか絶対に行ってみたいと思っていた観光スポットのひとつでした!

丸一日かけても回りきれないほど数多くの名画や名作が展示されているので、ゆっくり観ている時間がない場合は、お目当ての作品に狙いを定めておくことをオススメします。

1階には、誰もが一度は教科書などで見たことがある「ミロのヴィーナス」が展示されています。古代ギリシア期の傑作といわれ、1820年にエーゲ海のミロス島で発見された作品なのは有名ですが、実物の「ミロのヴィーナス」はとても大きく、写真などで観るよりも迫力があって感動でした!

2階にはレオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナリザ」が展示されています。あまりにも有名なので大勢の人がカメラに収めようと、作品の前で夢中になって撮影しています。「モナリザ」を観たとき、「私はルーブル美術館に来ているのだ」という実感が湧いてきました。

パリ旅行3日目は王道スポットで観光

「グラン ブールヴァール駅(Grands Boulevards)」から「トロカデロ駅(Trocadero)」で乗り換え「ビラケイム駅(Bir-Hakeim)」で降りて、パリの観光名所「エッフェル塔」へ向かいました。

▼待ち時間を計算して行くべき!エッフェル塔

1889年のパリ万博の記念碑として建設された「パリの顔」として人気の「エッフェル塔(Tour Eiffel)」は、高さ324mのタワーです。

最寄り駅はメトロ6番「ビラケイム駅(Bir-Hakeim)」、メトロ9番「トロカデロ駅(Trocadero)」、RER C線(イル=ド=フランス地域圏急行鉄道網)の「シャン・ド・マルス=トゥール・エッフェル駅(Champ de Mars Tour Eiffel)」です。

臨場感を味わうために階段で登ったり、体力温存のためにエレベーターを利用したり、エッフェル塔への登り方は自分のニーズに合わせて選択するのも楽しみのひとつです。

しかし、エッフェル塔のエレベーターは混みます!季節問わず、「60分くらいは待ち時間が発生する」ことを覚悟してスケジュールを組みましょう。

階段も混みます…。何度か訪れた経験上、エレベーターよりは待ち時間は短かったのですが、観光シーズンなら30分くらい待つ場合もあります。

さて、パリ旅行2日目の観光巡りは続きます。

次は、RER(イル=ド=フランス地域圏急行鉄道網)の「シャン・ド・マルス=トゥール・エッフェル駅(Champ de Mars Tour Eiffe)」から「サン=ミッシェル=ノートルダム駅(St-Michel Norte-Dame)」に向かいます。

▼バラ窓が美しい!ノートルダム大聖堂

シテ島にそびえ立つノートルダム大聖堂は、フランス中世文化の美しい結晶のようです。高さ33m、幅40mあり、1163年から約20年もの年月をかけて建設された「ノートルダム大聖堂(Cathedrale Notre-Dame de Paris)」は、中世ゴシック建築を代表する建物で、現在でも「パリ大司教座聖堂」として利用されています。

大聖堂の中にある「バラ窓」と呼ばれる有名なステンドグラスから注ぐ陽の光に、はっと息を飲みました。外から差し込む光の角度で印象が変わるので、見学する時間帯によって違う美しさを心に焼きつけることができます。中央には聖母子像が配置されています。

ノートルダム大聖堂を見学した後は、すぐ裏手にある「サン・ルイ橋」を渡りセーヌ河を越えて、こぢんまりした「サン・ルイ島」で散策を楽しんできました。

パリ旅行4日目は宮殿やモンマルトル地区へ!

パリに滞在初日は夕食をとっただけでしたが、2~3日目にエッフェル塔やルーブル美術館など、既に7カ所の主要な名所巡りをしました!残り2日間も可能な限り、パリを満喫するために張り切って出発!

ホテルの最寄り駅「グラン・ブルヴァール駅」Grands Boulevards」から「マドレーヌ駅(Madeleine)」で乗り換え、「アンヴァリッド駅(Invalides)」で再び乗り換えます。それから、RER(イル=ド=フランス地域圏急行鉄道網)に乗って「ヴェルサイユ=シャトー駅(リブゴージュ駅)Versailles-Rive Gauche」で降ります。

▼お姫さま気分を味わえるヴェルサイユ宮殿

フランスの栄華の象徴であり絢燗豪華な夢の宮殿です。大きな庭園を持つ「ヴェルサイユ宮殿(Versailles)」は、今も昔も世界中の憧れの場所です。ルイ14世紀が改築を始め、長きにわたりフランスの政治・文化の中心になりました。ルイ16世紀の王妃マリー・アントワネットの生活に象徴されるように華やかな宮廷です。

庭園は、パリのチュイルリー庭園も手掛けた造園家 ル・ノトール氏により設計されました。約100万㎡もの巨大な庭園です。

▼愛の言葉が溢れる「ジュテームの壁」を目指す

「ヴェルサイユ=シャトー駅(リブゴージュ駅)Versailles-Rive Gauche」からRER(イル=ド=フランス地域圏急行鉄道網)に乗って、「ポルト・ドゥ・クリシー駅(Porte de Clichy)」で地下鉄に乗り換えて「ピガール駅(Pigalle)」で降ります。

ピガール駅から徒歩約7分の距離にある、小さな公園内の「ジュテームの壁」を目指します。世界各国300の言葉で「あいしてる」の文字が書かれていて、もちろん日本語もありました。

▼モンマルトルの丘に建つサクレクール寺院

徒歩でサクレクール寺院(Basilique du Sacre Coeur)を目指します。モンマルトの丘に建つ芸術家ゆかりの聖堂です。パリの街並みを一望できるロマネスク・ビザンティン様式の大聖堂です。

普仏戦争やパリ・コミューンの犠牲者を悼むために建てられました。サクレ・クールとは「心」という意味です。

寺院右側には頂上に続く階段があります。360度に広がるパリの街並みをゆっくりと眺められます。正面入口の上には高さ5mもある「聖ルイ王とジャンヌ・ダルクの騎馬像」がそびえ立ちます。

モンマルトの丘付近にある「テルトル広場」には、世界中の絵描きが集まります。旅の記念にここでしか買えないパリの風景の絵を買って帰るのも良いですが、広場の外に居る絵描きは違法なので注意が必要です。

パリ旅行5日日!残り僅かです

主に行きたかった観光名所は2~4日目に制覇したので、実質的にパリ観光最終日となる5日目はふらふらと気の向くままにパリの街を散策してきました。

▼フランス語が苦手でも大丈夫!ギャラリー・ラファイエット

売り場面積がヨーロッパ最大を誇る百貨店「ギャラリー ラファイエット(Galeries Lafayette)」には、紳士・婦人・子供・化粧品・食品・インテリアをはじめ、高級品からリーズナブルな物まで何でも揃っています。

本館地下1階には日本人専用の「ジャパニーズ・カスタマー・サービス」があります。買い物前に立ち寄れば最新情報の案内や買い物の相談など、すべて日本語で対応してくれるのでフランス語が苦手な人にとっては心強いサービスです。免税書類作成もできます。

▼芸術がぎっしり!オペラ・ガルニエ

音楽と舞踏の殿堂「オペラ・ガルニエ(Opera Garnier)」は、ナポレオン3世の発案で建設が始まりました。ナポレオンの好みに合わせて建てられ、1875年に完成しました。一度に450人の人々が踊れる舞台や客席としては、当時、世界最大級の大きさを誇りました。

観客席の天井にはシャガールの天井画『夢の花束』があります。1階にある博物館では、人気オペラの舞台衣装や舞台装置の模型など貴重な品々が展示されています。

パリの物価は高かったけど行ってよかった

最終日は朝一番の便で帰国するので、夜が明ける前にホテルを出発して空港へ向かいました。帰りは乗り換えまでの所要時間が1時間20分しかなかったので、着陸後は休む間もなく、乗り継ぎの手続きを済ませるなど慌ただしかったです。

長旅でしたが、フライト中に楽しかったパリ旅行の余韻に浸っていたらあっという間に日本へ到着。時差は日本のほうが進んでいるので、日本到着時は日にちも変わっていました。

実際に外食をして驚いたのは、ファストフードを除くレストランの場合、1,000円以内で食事できなかったことです。ビストロのランチメニューでも15ユーロ前後だったし、ドリンクを追加したら更に20ユーロくらいかかりました。

食事以外でも服や雑貨やお土産品も高いので、パリ旅行では結構な金額が飛んでいきましたが、楽しい旅行になることは間違いありません!少しお高くつきますが、また行きたくなるのが花の都なのです!