映画の舞台になったフィレンツェの名所を巡る旅

イタリア旅行中に訪れたフィレンツェで名所巡りを満喫してきました。サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラでは、大好きだった恋愛映画のシーンが蘇ってきて胸がキュンとしました。

映画の舞台になったフィレンツェの名所を巡る旅

私も主人公になれるフィレンツェの名所

イタリアのトスカーナ州にある「フィレンツェ(Firenze)」は、美しい街としてあまりにも有名で「花の都」「芸術の街」と呼ばれています。

数々の映画や小説の舞台となったフィレンツェには、初めて訪れたにも関わらず、懐かしい気持ちになった不思議な場所が沢山ありました。

旅行を計画しているときに、ガイドブックやネットの情報だけではどこに行くべきか迷ってときにオススメの「映画の舞台になった素敵なフィレンツェの名所」を紹介します。それでは、美しい街フィレンツェの観光スポットを巡りましょう!

フィレンツェの風景

フィレンツェ旅行が深まる!オススメ映画3本

「憧れのフィレンツェ旅行を予定しているけれど、まだ出発日まで時間があるのなら「フィレンツェが舞台となった映画」をチェックして、観光名所と映画のストーリーを知っておくと、現地に着いてから何倍もフィレンツェの魅力を満喫できますよ。

1.冷静と情熱の間

学生時代に読んだ小説「冷静と情熱の間」は、当時50万部を超えるベストセラーでした。フィレンツェ、ミラノ、東京が舞台の大人のラブストーリーで、作家の江国香織さんが女性側の視点で「Rosso(赤)」、辻仁成さんが男性側の視点「Blu(青)」を書き上げた作品で、小説で初めて知ったフィレンツェの街を映像でみて感動したのを今も覚えています。

フィレンツェのクーポラ

2001年に竹ノ内豊さん、ケリー・チャンさん主演で映画化され、スクリーンいっぱいに映るフィレンツェの街に憧れたものです。映像、音楽、表現すべてが美しい作品で、「暮らすように旅するスタイル」にピッタリの邦画です。

2.インフェルノ

「インフェルノ(Inferno)」は、ダンブラウン原作の「ダ・ヴィンチ・コード」と「天使と悪魔」の続編小説。2016年にトム・ハンクス主演で映画化され、舞台になったフィレンツェでは「インフェルノツアー」なども催行されるほど人気です。

トム・ハンクス演じるラングドン教授が人類滅亡計画を立てる人物の陰謀に巻き込まれながらも、謎を解いて行くといったストーリー。命を狙われるラングドン教授達の逃亡劇で、フィレンツェの数々の名所が登場します。

物語のキーワードとなる「ダンテのマスク」のあるヴェッキオ宮殿には、秘密の隠し通路が実際にあり、これらは見学することができます。ハリウッド映画らしい、壮大なスケール感のある作品です。

3.眺めのいい部屋

クラッシックな映画が好きな人にオススメなのが、イギリス映画の「眺めのいい部屋」です。
20世紀初旬のイギリスの令嬢の主人公が、旅先のフィレンツェで宿泊した「眺めのよくない部屋」と「眺めのいい部屋」を交換したきっかけで、ハンサムな青年と恋に落ちるといった素敵なラブストーリー。

とても古い映画のように感じましたが、80年代に公開された映画は、私と同い年でした。(笑)

映画で登場する「アルノ川(Arno)」とフィレンツェの街が一望できる部屋からのシーンには、「こんな場所に一生に一度でいいから泊まってみたい」と思う程の絶景が映し出されます。

映画で登場した名所巡り

「絵になる街」のフィレンツェを実際に目の当たりにしたとき、映画の舞台にしたくなるのがわかるような気がしました。ただでさえ美しい街並みにロマンチックなストーリーがプラスされた作品を、更に美しく彩るフィレンツェの名所を紹介します。

600年以上の歴史があるヴェッキオ橋

ヴェッキオ橋

フィレンツェ中心地を東西に流れるアルノ川に掛かるヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)は、フィレンツェで「最も有名」で「もっとも古い橋」です。
「Ponte Vecchio」はイタリア語では「一番、古い橋」とそのままの意で、今から600年以上も前の1345年に作られた橋だというから驚きです。

ヴェッキオ橋は「冷静と情熱の間」「インフェルノ」「眺めのいい部屋」など、数々の映画に登場するフィレンツェの名所中の名所なので絶対に訪れたいスポットでした。

ヴェッキオ橋

Ponte Vecchio, 50125 Firenze, イタリア

まるで絵画のようなアルノ川沿いの道

アルノ川沿いの道から見たヴェッキオ橋

ヴェッキオ橋の全体を見渡せるアルノ川沿いの道には、私がイメージしていたフィレンツェの街並みが広がっていました。サンタトリニタ(Ponte Santa Trinita)橋は、アルノ川(Arno)とヴェッキオ橋の美しい風景を写真に収められる撮影スポット!

映画「眺めのいい部屋」では、アルノ川が見渡せる部屋がキーワードとなったほど、美しいと評判の風景です。天気が良い日に訪れたのですが、アルノ川の水面に反射したヴェッキオ橋や青い空が本当に美しい一枚の絵画のようで感動しました。

テイクアウトしたコーヒーを飲みながら、ゆっくりとながれる現地の時間を肌で感じ、まるで別世界のような風景を眺めてきました。

サンタトリニタ

Ponte Santa Trinita, 50100 Firenze, イタリア

豪華なヴェッキオ宮殿と塔からの絶景

「インフェルノ」の舞台となったヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)は、映画で登場したダンテのマスクや隠し通路に繋がる地図の間などを実際に見られるスポットで、現実とフィクションが入り混じる不思議な感覚を体験しました。

ヴェッキオ宮殿は、かつてフィレンツェの有力者であったメディチ家が一時、暮らしていた場所で、豪華絢爛な世界が広がっています。シンプルな外観とは異なり、部屋のほとんどに美しい絵画や彫刻があり、見上げると素晴らしい天井画が描かれています。

ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)

これだけの庶民と開きのある贅沢をしていたメディチ家が、万が一の時のために安全対策として作った秘密通路もツアーで見学できます。

ヴェッキオ宮殿の内部

ヴェッキオ宮殿の廊下の壁

ヴェッキオ宮殿の天井の絵画

追加で4ユーロ支払えばヴェッキオ宮殿のタワーに入場できます。

フィレンツェの展望台というと、「クーポラ」やその隣にある「ジョットの鐘楼」が有名ですが、ヴェッキオ宮殿のタワーも見事な絶景に出会えますよ。オレンジ屋根のクーポラ全体とフィレンツェの街並みを一緒に写真に収められオススメ撮影スポットです。

フィレンツェの街並み

ヴェッキオ宮殿

・入場料/10ユーロ
・タワー入場料/4ユーロ
・ツアー参加料/4ユーロ

Piazza della Signoria, 50122 Firenze, イタリア

主人公が恋に落ちたランツィの回廊

ヴェッキオ宮殿のすぐ隣にあるランツィの回廊(Loggia dei Lanzi)は、古い彫刻やレプリカが展示されている屋外の美術展示場です。

ランツィの回廊

ひとつひとつの彫刻は物凄い迫力で、夜になると動き出しそうなくらい躍動感が溢れる作品ばかりです。なかでも、ひと際、目を引いたのが「サビニの女たちの略奪」というタイトルの彫刻。フィレンツェに持ち込まれた中でも最大の大理石が使われたといわれる作品です。

サビニの女たちの略奪

古代ローマ伝説の中の話のひとつで、ローマ建国時は女性が少なく男性ばかりの国であったために、近隣国のサビニ人の若い女性たちを誘拐し妻にしました。後にサビニ人がローマに攻撃を仕掛けた時に、戦場に現れた略奪婚させられた女性たちが、新しいローマの家族と故郷の家族が戦うことを仲裁し、和解したという伝説が残っています。

この話はルネッサンス時代に好まれ、様々な画家が伝説をモチーフにした作品を残しています。

「眺めのいい部屋」のヒロイン令嬢のルーシーが、たまたま居合わせた決闘を見て、気分を悪くして倒れたとき、助けられたことをきっかけに恋に落ちるシーンの撮影場所です。映画のストーリーを知っていたので、何ともロマンチックな気分に浸れました。

ランツィの回廊

Piazza della Signoria, 50121 Firenze, イタリア

愛を誓う大聖堂のクーポラ

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)のクーポラは、別れてしまった恋人同士が、かつて「10年後の誕生日にフィレンツェのクーポラで会う」と再会を約束する地に選んだ有名なシーンの舞台です。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ

私はクーポラの隣にあるゴシック様式の「ジョットの鐘楼(Campanile di Giotto」を階段で登り、そこからクーポラを眺めました。劇中では「教会堂(ドゥオーモ)は永遠の愛を誓う場所」として登場します。

フィレンツェのシンボルともいえる大聖堂のクーポラは、ぜひ訪れたいスポットですが、混雑するため、入場制限が設けられることもあるのでチケットオフィスで予約や確認をしておくと安心です。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

Piazza del Duomo, 50122 Firenze, イタリア

名シーンが蘇る名所巡りは楽しかった

今回はフィレンツェが舞台となった映画の名所を巡って来ましたが、事前に映画のストーリーを知っていたので、観光スポットに足を運ぶたびに「あのシーンでは主人公がこの辺に居た」「あのセリフを言った場所だ」などと、想像力が掻き立てられました。

日本からフィレンツェまでは長距離フライトになるので、ぜひ、機内で今回オススメした映画や小説をチェックしてから現地入りして旅を満喫してくださいね。