シンガポールは一日でも観光を楽しめる・7時間の滞在記

多様な文化を肌で感じられるシンガポールを一日で観光してきました!格安チケットを買い、アジア旅の拠点クアラルンプールから飛行機に乗って到着したシンガポールの街はやっぱり綺麗で感動しました!

シンガポールは一日でも観光を楽しめる・7時間の滞在記

シンガポールは一日でも観光を満喫できる

マレーシアの首都クアラルンプールに滞在中、一日、何も予定がなかったので、マレーシアで飛行機を乗り換えるコースでシンガポール観光を日帰りで満喫してきました!

シンガポールの街はコンパクトなので、たった一日でも十分に楽しめるんです。マレーシアからシンガポールまでのフライト時間は約1時間です。「エアアジア」を利用したのですが、航空チケットは往復5,000円ほどで済みました。

朝7:30のクアラルンプール発の便に乗り、8:30にはシンガポールに到着しましたが、マレーシア在住でシンガポールの企業に勤めて通うことだって可能な移動時間です。

シンガポールの「チャンギ国際空港」には3つのターミナルがり、各ターミナルがモノレールで繋がっているほど面積が広大です。エアアジアは「ターミナル1」に到着しました。

チャンギ国際空港

ターミナル2とターミナル3から出ているMTR(地下鉄)で市内に向かいます。前の人がチケットを買っている様子を後ろからチェックして、販売機の使い方を真似して何とかゲット!

地下鉄でチケットを買う

旅行者にオススメなのは「スタンダードチケット」です。IC対応のカードを券売機に入れて、行先を選んで支払うだけなので簡単です。ちなみに、券売機は「10$札は、6$以上の支払いの場合しか使えない」ので、細かいお金を用意しておきましょう。

「タナメラ駅(Tanah Merah)」で乗り換えて30分程で市内に到着します。「ラッフルズプレイス駅(Raffles Place)」で下車し、マーライオンパーク(Merlion Park)へ向かいました。

マーライオンパークに立ち並ぶビル

あのマーライオンと対面してきました

デンマークの「アンデルセンの人魚姫像」、ベルギーの「しょんべん小僧」、シンガポールの「マーライオン」は、ある意味、観光客の期待を裏切ってくれる世界三大スポットとしても有名ですが、やはり、初めてシンガポール旅行をする人にとっては気になるモニュメントであることは確かです。

マーライオン公園に2頭、セントーサ島に1頭、マウントフィーバーの山頂に1頭、シンガポール観光庁の敷地内に1頭と、シンガポールには全部で5頭のマーライオンがいます。

マーライオン

「世界三大がっかり」と聞いていましたが、私はマーライオンを目にしたとき「おおー、これがあのマーライオンか!」っと素直に感動しました。

なにより、マーライオンのバックに見える有名ホテル「マリーナベイサンズMarina Bay Sands)」や高層ビルが圧巻で、このエリア自体が期待していた「ザ・シンガポール」といった景色だったので大満足です。

シンガポールの街には期待通りゴミひとつ落ちていない美しさ!マリーナベイサンズは3つの建物が屋上の庭園でブッキングされている不思議な構造のホテルですが、宿泊者しか利用できない屋上のインフィニティプールは地上200メートルの高さにあり、全長150メートルというから「すごい」の一言に尽きます。いつの日か、あのプールからシンガポールの絶景を眺めてみたい!

マリーナ地区を観光後、タクシーを拾って対岸へ移動したのですが、タクシーのおじさんのキャラが忘れられません。どこで覚えたのか、「そうでんがな」「しまっせ」と昭和の匂いがプンプンする関西弁を話すのです。

そして、ダッシュボードにずらっと貼りつけているコインが気になって「どうしたのか?」と訊いてみたところ、「世界中のコインをコレクションしているから日本のコインがあるなら頂戴」とのこと。

シンガポールのタクシー車内

100円玉と50円玉を見せると、「これは持っているから」と、ちゃっかり500円をおねだりされて私も渡してしまいました…。(笑)

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは近未来の姿かも?

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

マーライオンからタクシーで10分程距離に「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(gardens by the bay)」があります。ここは植物と近未来的な建築を組み合わせた植物園で広大な敷地内では、今までに見たことないような絶景と出会えました。

壁に草が生えています

2つのドーム植物園「フラワードーム(Flower Dome)」と「クラウドフォレスト(Cloud Forest)」と、「スーパーツリー・グローブ(Supertree Grove)」が見どころで、特に印象的だったのは「スーパーツリー・グローブ」です。

スーパーツリー・グローブ

巨大なツリーが全部で18本も立っていて、木々の間には橋が渡っており、実際に歩くことができました。地上128メートルの高さを歩くのはスリル満点です。あまりの高さに、工事中の作業員さんを見ているだけで鳥肌が立ってきます。

スーパーツリー・グローブ その2

何より、謎の植物風のツリーが続く光景は、もはや地球上ではなく違う惑星にいるような感覚になりました。

スーパーツリー・グローブ その3

スーパーツリー・グローブ その4

スーパーツリー・グローブ その5

しかし、毒々しい色と不思議な形のスーパーツリーは、雨水を集めたり、太陽光発電で園内に電力を供給する大事な役割を担っているものなのです。もしかしたら、未来はこんな人工ツリーで街がいっぱいになるかも知れませんね!

スーパーツリー・グローブ その6

スーパーツリー・グローブ その7

チャイナタウンの屋台で一休み

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの近くにはチャイナタウンがあります。シンガポールの人口の80%は中華系の人々が占めており、シンガポール料理も中華文化の影響を大きく受けています。

チャイナタウンのお店の人達やお客さんは、結構というか、とても「かまってくれる」ので、一人旅で心細い人にはぜひ立ち寄ってほしいエリアです。

シンガポールのチャイナタウン

地下鉄(MRT)の「Chinatown駅」を降りたところにある、カラフルな建物が集まる「パコダストリート」では、可愛い中華雑貨がたくさん売られています。

飲茶のお店から、いい匂いが漂ってきます。店内で座って食事をすることにしました。「スミステンプルストリート」には屋台が多く集まっていて、物価が高いシンガポールでも比較的リーズナブルな価格で食事ができますよ。

チャイナタウンのお店

中国語で書かれたメニューは読めそうで読めない!!漢字から推測して頼んだメニューが、思っていたものと違ったりと…、旅行中はハズしてばっかりでしたが、なんとか飲茶セットの注文が成功して一息つくことができました。

チャイナタウンの風景

シンガポールの公用語は、英語、中国語、マレー語、インド系の人達がつかうタミル語の4つの言語です。ほとんどの人は母語と英語をネイティブレベルで話し、3~4か国語を話せる人が多いのが特徴です。

海外へ旅行する回数は多いのに日本語しか話せない私にとって、何か国語も話せる人は、もはや尊敬の対象でしかありません。

そういった背景からシンガポールの街の看板や標識は多言語で書いてあるので、道も探しやすいのが嬉しいところ!やっぱり、慣れている漢字で駅名や地名が表記されていると助かります。

海外から日本に戻ったとき、田舎町では「日本語を話す日本人しかいなくて、みんな同じようなスーツや制服を着ていて統一感がありすぎる光景」に妙に違和感を覚えるのですが、それも日本の良いところであり、外国の魅力なんですよね。

チャイナタウン近くのエリアにはモスクや寺院が数多くあります。ヒンドゥー教の寺院はカラフルで、その他。仏教寺院やイスラムモスクなどが同じエリアに位置しています。それぞれの民族が自分たちの文化を誇り、他民族にも敬意を払う、多民族国家のシンガポールらしい光景です。

インド料理店が充実しているリトルインディア

リトルインディア

シンガポールは人口の9%程がインド系の住民によって占められています。彼らは独自の言語や文化を守り、インド人街に集まって暮らしています。MRT(地下鉄)北東線の「リトルインディア駅」で下車してすぐのところに、ショッピングスポットやインド料理が多く点在する「インド人街」があります。

リトルインディア その2

リトルインディア その3

駅からすぐの「テッカセンター(Tekka Centre)」にあるインド料理店は、スタッフがサファリ衣装でばっちり決めて迎えてくれます。

サファリ衣装を着た女性

シンガポールのインド人街

商店街が立ち並んでいます

これは何のお店でしょうか?

仏像が並んでいます

シンガポールのインド人街は観光地化されているので、現地の人が集まるマレーシアのインド人街とは、また全然違う雰囲気を楽しめました。

シンガポールの街並

この黄色い建物は何でしょう?

左側に赤い二階建てがありますね

お土産を買うなら、24時間営業でとっても便利な大型ショッピングセンター「ムスタファセンター(Mustafa Centre )」がオススメです。アクセサリーや衣類やコスメや食品や家電まで何でも揃います。インド映画のDVDや民族衣装などもあり、ウインドーショッピングしているだけでもテンションがあがります!私はマーライオン型のチョコレートやクッキーをお土産用に買いました。

これはお土産屋さんでしょうか?

いろんな柄の布が売ってますね

上の階はスーパーマーケットで、現地の人も買い物に訪れています。エスカレターを登っていくときに見える、商品を陳列した光景が圧巻でした!はじめて見る材料や食べ物がガラス一面にぎっしり並べられていてワクワクします。

上の階はスーパーマーケット

商品が沢山あります

ムスタファセンター

住所/145 Syed Alwi Road

締め括りはアラブストリート!

シンガポールのアラブストリート

リトルインディアから、一駅の地下鉄(MRT)「ブギス駅(Bugis)」で降りたところにあるエリアが「アラブストリート」です。

シンガポールのアラブストリート その2

煌びやかなアラブストリートは、シンガポールにいることを思わず忘れてしまうエキゾチックな雰囲気です。モスク前のお土産屋さんではスカーフが売られていました。頭に被る「ヘジャブ用」と思われますが、お洒落な柄が多いので普段使いするために購入してきました。

絨毯が売られています

エキゾチックなお店ですね

こちらは洋服が売られています

旅行中は大判スカーフが一枚あると何かと役に立ちます。肌の露出が禁止されているモスク見学をするときに羽織ったり、レストランや機内のエアコンが効きすぎて寒いときも助かります。

アラブストリートの標識

車がカッコイイ

アラブストリートの街並

アラブ地域の名産品や衣類が売られています。ペルシャ絨毯やベリーダンスの衣装を売っているお店もありました。

アラブストリートのカフェ

アラブストリートの街並 その2

アラブストリートの街並 その3

これは何の建物の中でしょう?

ここでお祈りをするのでしょうか?

モスクがある通りを抜けるとオシャレなカフェが続くエリアがあり、どの店に入るか迷うほど、外観も内装も個性的で絵になるスポットでしたよ。

アラブストリートのカフェ通り

アラブストリートのカフェ通り その2

アラブストリートのカフェ通り その3

アラブストリートのカフェに入ってみました

アラブストリートのとあるカフェの外観

数か国の文化を一日で味わえました

シンガポールに到着してから約7時間、たっぷり、しっかり観光を楽しんでいたら16時になりました。今回はクアラルンプールへ日帰りするので、そろそろ空港に向かわなければならない時刻です。シンガポールは、ひとつの国で幾つもの文化を味わえるお得感がある観光地でした。

次回は、女友達を誘ってマリーナベイサンズに宿泊して絶景プールで優雅な時間を過ごしたり、ナイトサファリにも行ってみたようと計画中です!

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