香港弾丸デイトリップ体験・深夜1時に日本脱出!
香港は弾丸プランでも十分満喫できる海外旅行先です。セール時を狙って格安航空券を購入して観光スケジュールを練っておけば、現地で一泊することなく日帰りだって可能なんです!
香港は弾丸スケジュールでも満喫できる
今回の旅は「たった一日の休み」を利用して香港へデイトリップしてきました!「日帰りだなんて無茶な旅程だ…」という声が聞こえてきますが大丈夫なんです。
香港はとても小さなエリアに主要スポットが集まっている人口過密地域で「淡路島の約1.5倍の面積」というか、「東京23区の半分」なのでデイトリップは十分可能なのです。
超高層ビルの近未来的な街並みと、昔ながらの中華風の街並みのコントラストがとても魅力的な「香港の観光スポットを女一人で弾丸トリップに挑んだ旅レポ」をお届けします。
関空からLCCで飛び深夜1時に香港到着
今回はLCCの「ピーチ(Peach Aviation)」セール時に航空券を購入したので、香港までの往復チケットがたったの2万円程でした!
年に数回、連休をとって海外一人旅をしているのですが、だんだん旅行好きがパワーアップ中です。最近ではピーチやジェットスターなど格安なLCC航空就航のおかげで、国内旅行感覚で海外へ行くことも可能なので、月に1回はアジア方面へ息抜きに行っています。
今回は残念ながら連休が却下されちゃったので、たった一日の休日でしたが私は諦めない!弾丸で香港ツアーに挑むことにしました。日本語が通じない環境に身を置いて、携帯の電源もオフ!息抜きは大切です!
仕事帰りに関西空港からの最終の21時台のフライトに乗り、香港に到着したのは現地時間の深夜1時でした。空港近くのホテルで仮眠して、エアポートエクスプレスが動く早朝から行動開始です。
▼絶対に持っていくべきアイテム
香港の空港は冷房がかなり効いています。デパートや飲食店でも冷房が効いていて涼しいのは「サービスの一環」のようで、どこも薄着の人にとっては「極寒」なので大判スカーフや羽織物は必需品です。
便利カードを購入し空港から九龍へ電車移動!
香港国際空港から市内へは「エアポートエクスプレス」という鉄道を使って移動し、「八達通(オクトパスカード)」というICカードを購入すると、他の公共機関でも共通で使えるので便利です。
空港のエアポートエクスプレス近くのカウンターでオクトパスカードを買いました。
まずは、中国と陸続きのエリア「九龍半島の尖沙咀 (チムサーチョイ)」を目指します。電車を九龍で降りると尖沙咀まで無料のシャトルバスが運航しています。
絶景スポット!早朝のプロムナードで散策する
ビクトリアハーバー沿いの遊歩道「プロムナード」は、早朝から太極拳をする人たちや、トレーニングをする欧米人などが集まってくるエリアです。澄み渡る空に対岸の香港島の高層ビルがとても美しく、近未来的な雰囲気が漂う絶景スポットです。
大都会の中のホッと落ち着ける空間という感じで、静かな早朝に非現実的な雰囲気を味わってきました。
早朝の尖沙咀はまだ観光客も少なく、静かでひっそりしていました。ペニンシュラなどの高級ホテルやブティックが立ち並ぶエリアです。
道を歩いていて目を引いたのが「バス広告」です。漢字なので何となく意味を推測して「これってこんな意味かな?」「ジムやダイエット関連の広告?」「合格率が高い塾の広告かな?」などと想像しながら街歩きをするのも楽しいですよ。
レパレスベイエリアまでフェリーで移動する
白い砂浜の美しいビーチと色鮮やかな建物が立ち並び西洋と東洋が融合したような不思議な魅力がある街並みがひろがる「レパレスベイエリア」。
尖沙咀から中環(セントラル)はビクトリアハーバーの対岸になるので、フェリーに乗って行くことにしました。ラッシュ時の地下鉄はかなり混むので、九龍半島から香港島までフェリーで通勤している人も多かったですよ。
英語も広東語もわからない私ですが、ICカードのオクトパスカードをゲットしていたのでスムーズの乗船出来ました。
スターフェリー料金
▼上層(アッパーデッキ)
・平日/2.5 HKD
・週末/3.4 HKD
▼下層(ロワーデッキ)
・平日/2.0 HKD
・週末/2.8 HKD
フェリーを降りて徒歩5分くらいで中環バスターミナルに到着です。ここから「レパレスベイ」へのアクセスは、中環バスターミナルから赤柱(スタンレー)行きのバスに乗車します。
▼2階建バスから穴開きビルを見つけた
この辺りは次々と新しいビルが建てられていて、香港を訪れるたびに「え?こんな感じだった?」と急速な街の変化に驚かされる興味深いエリアです。
フバスは2階建タイプですが、ベストな座席があるんです。2階の一番前のシートに座ると絶景を独り占めできますよ。
「レパレスベイ」は、暖かい時期になると海水浴を楽しむ観光客で賑わうリゾート地でカラフルな建物が立ち並び、ここが香港だということを忘れてしまいそうになります。
次の画像をご覧ください。中でも特に気に入った建物が「ザ・レパルスベイ(The Repulse Bay)」です。
建物の「穴」は「龍の通る道」「山からの気を通す道」です。運気がアップするという風水の考えから、近代的な高層建築と東洋的な文化が融合している「ザ・レパルスベイ」には、お洒落なブティックやレストランが入っていますよ。
天后廟には寿命が3日延びる橋があった
レパレスベイビーチに沿って徒歩約10分の場所に、異色の存在感を放っているエリアがあります。
天后廟(ティンハウミュウ)は、海を守る神様、子宝に恵まれる神様、寿命が延びる橋など、様々な縁起が良さそうな物が祭られている個性的な廟(びょう)です。
赤を基調とした建物が中華圏らしい雰囲気を醸し出しています。抜け感が堪らない、愛嬌たっぷりの神様達と出会いましたよ。
この橋は「一回渡ると寿命が三日延びる」と言われており、多くの観光客が集まっていました。
かつて香港はイギリスの植民地だったことから、西洋的な洗練されたエリアも残っています。香港の象徴ともいえる高層ビルが密集するエリアと天后廟のような中華圏の文化の両方を感じられるのが魅力です。
まだまだ香港デイトリップを満喫するために、バスで中環(セントラル)方面へ戻ります。
800mのエスカレーターに乗って街を眺める
急な坂道の多い香港島には、約800メートルも続く「ヒルサイドエスカレーター」があります。横の遊歩道をゆっくり歩きながら観光するのもありですが、エスカレーターを利用すれば足腰の疲れを軽減できると同時に、時間も節約できます。
中環駅から徒歩5分程のところにエスカレーターの入り口があります。香港の映画やテレビドラマでも登場することが多く、人気観光スポットのひとつです。
ヒルサイドエスカレーターに乗りながら眺める景色は、移動していくにつれてく大きく変わっていくので見応えがあります。まず、マーケットが続く庶民的なエリアが見えてきます。
▼流行の発信地SOHOに到着
どんどん進んで行くとニューヨークにも引けを取らないオシャレなSOHO(ソーホー)エリアに到着します。香港のSOHOはアートやファッションの流行発信地として若者に人気です。欧米風の外観のカフェやスポーツバー等が立ち並び世界中の料理を楽しめます。
急な坂道には多くの店が建ち並んでいて、香港らしい空間が続きます。
いつも食べ物の写真を撮り忘れてしまうのですが、お昼はSOHOのメキシカンレストランで軽くタコスを食べました。この辺りは観光客だけでなく、地元の若者たちも集まっていてオシャレな雰囲気が漂っています。
▼美しいグリーンの建物「モスク」
ヒルサイドエスカレーターに乗ってSOHOエリアを越えて見えてきたカラフルな建物はイスラム教のモスクです。19世紀に香港で初めて建てられたイスラム教のモスクでグリーンを基調とした美しい建物です。
モスクには女性の立入禁止エリアや礼拝の時間など様々なイスラム教のマナーがあるので、時間帯や場所のルールは必ず確認しておいて下さいね。
また、女性は肌を見せないように何か羽織るなどファッションにも要注意!旅先とはいえ、やはり、相手が重んじているマナーを尊重することは大切です。
▼上環駅周辺をブラブラ散策してみる
SOHOを見学したその足で上環駅(ションワン)周辺のエリアへ徒歩で移動しました。このエリアは、ぶらぶらと街歩きするのに最適の面白いエリアで、女性向けのプチプラ価格の服屋や小物などが卸価格のような安い金額で販売されています。
このエリアでワンピースを一着購入して、さっそく着替えました。日本でも着られそうなデザインが多いのでショッピングを満喫できます。違う通りでは、燕の巣やカニや高級キノコや漢方などのお店が続きます。
尖沙咀のマッサージ店でトラブル発生
地下鉄のMTRを使って上環エリアから尖沙咀エリアへ移動してみました。
観光客が集まるエリアの尖沙咀にはマッサージ店が多くあり、一日で結構な距離を歩いて足が疲れてきたので、客引き係のおばちゃんと値段交渉をして入店!
フェイスマッサージとボディマッサージが2時間でHKD350程と手頃な価格で本格的なマッサージを受けられたので大満足だったのですが…、お会計時にトラブル発生!
入店前におばちゃんにクレジットカードを使えるか確認したところ、メニュー表に「VISAカード」のマークがあって利用可能だと言っていたのですが…、「VISA」じゃなくて中国の「銀聯カード」の間違いだったのです…。
手元には日本の1万円札しかなかったのですが、店のレジ係の人に「基本的に日本円の使用はお断りだけど、特別に1万円ポッキリでいいよ」と言われ、「いやいやいや、そんなー!」と突っ込みたくなる発想にカルチャーショックを受けながらも粘って交渉しました。
結局、私に落ち度はないので一万円札で支払って、ちゃんと香港ドルでお釣りを貰いました。こういった駆け引きも海外旅行の醍醐味?のひとつなんです(笑)
ナイトツアーに参加して夜景と街に感動!
超高層ビルが立ち並ぶ香港の摩天楼は「100万ドルの夜景」といわれる絶景スポットですが、香港には二大夜景スポットがあります。
ビクトリアハーバー沿いのビルに設置されたライトが生み出す光のパフォーマンス「シンフォニーオブライツ」と、香港島側と九龍の両方の夜景を眺められる「香港島のビクトリアピークの山頂から眺める夜景」です。
「ビクトリアピーク」まで移動するにはやや時間が掛かってしまうので、今回は「シンフォニーオブライツ」を二階建てバスから眺めて、九龍の街の夜景を眺める「ナイトドライブツアー」に参加することにしました。
このツアーは「ネイザンロード」と呼ばれる、香港で一番有名なストリートを通り、ネオンの輝く街の中で「これぞ香港!」といった記念写真が撮れるのが魅力です。テンションが上がりすぎて?写真がブレてしまってすみません…。
香港名物の看板の下をスレスレでバスが通ります。もちろん、ぶつかりませんが思わず前かがみになってしまうスリルがあります。
日本語が話せるガイドさんがいるツアーだったので、街の説明なども詳しく聞けて面白かったです。ツアーは1時間でHKD260でした。
風を切ってドライブしながら香港の摩天楼を抜ける迫力に大感動!香港旅行を計画中なら、夜景観賞は絶対に外せないプランです。次回、香港旅行をするときはビクトリアピークからの景色を観に行きます
フラッと行けるのが香港の魅力
21時30分にナイトツアーを終えてから地下鉄で空港へ向かったのですが、約25分で香港国際空港へ到着するので、深夜1時30分発の飛行機までは十分なほど時間に余裕があります。
「朝6時前に日本に帰国して、そのまま出社」というスケジュールだったので、アラサーの体にはちょっとだけハードでしたが、心の疲れは吹き飛びました!交通の便が良い香港は一日でも大満足できるので、気分転換するための女性一人旅におすすめのスポットです。