高雄からビーチリゾート台湾墾丁へ!
今回は、台湾南部の最大都市の高雄(カオション)経由で、台湾最南端に位置するビーチリゾートの墾丁(ケンティン)に3泊4日で行ってきました。台湾屈指のリゾート地として有名な墾丁は、日本で例えると沖縄のようなイメ―ジで、ビーチリゾートならではのゆったりとした空気感が魅力の街です。
近年、LCCの高雄直行便が就航して日本からでも気軽に旅行できるので、新たな女子旅おすすめスポットです。
日本から高雄へのアクセス
台湾第二の都市の高雄は、日本からピーチ、タイガーエア、SCOOT、バニラエアなどのLCC(格安航空)が就航していて、セールを上手く利用すれば往復1万円程で航空チケットを購入することが可能です。
今回は往復1万円程の航空チケットを購入し、宿泊施設はゲストハウスを予約!ツアーに参加するのではなく、完全に個人旅行です。
日本の成田空港、または羽田空港発のフライトであれば約3時間で行ける距離なので、機内でガイドブックを読みながら「今回はどんな旅になるかな…」と空想にふけっていると、あっと言う間に到着しました。
高雄市内から墾丁へのアクセス
今回の旅では高雄市内に立寄って半日観光してから墾丁へ向かいましたが、空港から墾丁直行バスもありますよ。
私は高雄駅すぐ近くの停留所からバスに乗車。1時間に1本くらいの間隔で運行しているので、ほぼ待つことなくバスに乗れました。國光客運のバスで運賃は330元(1,200円前後)です。
高雄国際空港から高雄市内までは、MTR(地下鉄)を利用すれば約15分で到着します。高雄市内から「台湾最南端の墾丁」までは、バスで約2時間30分かかります。
國光客運バス乗り場
- 住所/306號, Jianguo 2nd Rd, Sanmin District, Kaohsiung City, 台湾 807
台湾のビーチリゾート墾丁で南国気分
墾丁はカラフルな建物が並ぶ、台湾屈指のリゾート地でサーフスポットとしても有名な街です。アジア圏以外からの欧米人たちも多く訪れていました。
日本でも人気の台湾ドラマ「ケンティンは今日も晴れ」の舞台になった場所です。都会生活に疲れた女流作家が墾丁へ癒しの旅に行くといったような内容のドラマなのですが、台湾へ旅行する前に街のイメージを掴めるので要チェックです。
墾丁の街で印象的だったのは、ホテルやレストランの外観がとにかくオシャレだったこと!どこを切り取っても南国のリゾートらしい、フォトジェニックな風景が続きます。
地中海風の白壁の建物!
まるでテーマパークの一部のような可愛らしさ!
お城のようなホテル!
バリ島風のヴィラ!
散歩して街を眺めているだけでも、とてもリラックスできました。
ビーチに欠かせない、水着やリゾートワンピ、ビーチサンダルなどを扱うお店もあり、お買い物天国です。「看板娘のシマウマ」もお洒落に決めています。
私が墾丁を訪れたときは大雨の影響で海に入れませんでしたが、とても長閑(のどか)な街なので時間と予算が許す限り、ゆっくり長期滞在したくなります。
御覧ください。コンビニの前で心がホッと和む風景に出会えました。屋台を経営するご主人たちが仕事中の間、飼い犬たちが集まってのんびりお昼寝をしています。それにしても警戒心ゼロの脱力感あふれるワンちゃんたちの姿にほのぼのします。
珍メニューも食べられる墾丁大街夜市
台湾墾丁の一番の見どころは、メインストリート沿いに広がる「墾丁大街夜市」です。台湾の夜市というとローカルフードを楽しめるイメージが強いのですが、墾丁の夜市には一味違った魅力がありました。屋台は18時前からオープンし始めます。
バナナパンケーキの屋台の前で、シュールなバナナ人形に子供が釘付けになっています!
台湾のローカル料理の屋台はもちろん、創作料理もかなり多いので斬新なメニューの屋台が並びます。美味しそうな物ばかり!晩ご飯は屋台だけでお腹いっぱいになりそうです。
石窯を積んでいるトラックの屋台では、焼きたてピザが味わえます。イタリアン風のパスタの屋台もあります。
次に目に留まったのは「フライドオレオの店」。どんな味がするのか?勇気を振り絞って食べてみたら、サクッとした食感でなかなか美味!
台湾最南端の墾丁は海の幸が豊かで、あちこちにシーフードレストランが軒を連ねます。19時頃になると夜市に沢山の人が集まってきました。
中でも、かなりの行列ができている屋台を発見!
車モチーフにした屋台はBBQのお店です。陽気な音楽が流れ、店主の粋な掛け声が印象的でひと際目立っていました。見た目のインパクトだけではなく、バーベキューの味付けも絶品です。
BBQを買ったあと、移動式のBARに立寄って一休み!
墾丁大街夜市
- 時間/18時頃~24時頃まで(店舗により異なる)
- 住所/Kending Rd, Hengchun Township, Pingtung County, 台湾 946
人気のショーを鑑賞してきた
さて、墾丁にはナイトクラブのようなバーが数軒あるのですが、何やら面白そうな客引きをしている店を見つけました。
「ランカウイホテル(LANGKAWI HOTEL)」の下にある店で、毎日数回のポールダンスショーをしているバーなのですが、時間前なのに行列ができていました。学生や若い女の子のグループも列に並んでいて、怪しい感じは全くありません。
好奇心に負けてドリンク付きのチケットを購入して店内に入ってみると、丁度、ショーがはじまった頃でした。美人のお姉さんのポールダンスから始まり、マッチョなお兄さんのダイナミックな踊りによって観客の盛り上がりはピークに達します。お笑い要素が強いショーだったので楽しめました。
台湾の朝ごはん「蛋餅」
クレープのような生地を鉄板で焼く蛋餅(たんびん)は、台湾の定番朝ごはんです。早起きしてローカル感が強い地元の食堂に入ってみましたが、お店の中に入るのに少し勇気がいりました。
日本語メニューどころか、英語メニューもありません。注文すると目の前で焼いてくれるので、カウンターで好きな具材を注文して蛋餅を焼いてもらいます。
このお店は注文用紙に丸を付けて渡すシステムだったので、何とか注文できました。ハムや卵、ネギなどを入れてもらい、甘口のソースをかけて頂きます。シンプルな見た目ですが美味しかったです。
美しい灯台がある墾丁国家公園のガランビ
この日は墾丁国家公園の鵝鑾鼻(ガランビ)に行ってきました。鵝鑾鼻とは、台湾先住民族の言葉で「帆」を意味する言葉で、帆の形をした大きな石があったことからその名前が付いたそうです。
台湾最南端の灯台は真っ白でとても美しい姿ですが、当時は武装した灯台でした。1882年につくられ戦時中に破壊され、現在の灯台は太平洋戦争以降のものが残っています。
背の高いパームツリーとグリーンの中に、真っ白な灯台が映えます。「天気が良かったらもっと綺麗だったんだろうな…」とぼやきながら進みます。
最南端の展望台へは、南国の木が生い茂る小道を抜け、海沿いの木橋を歩きながら進みます。どこまでも続く海に船旅で冒険しているような不思議な気持ちになりました。
このままずっと南に進んで行けばフィリピンに辿り着きます。確かに、もはや植物や周りの風景が台湾ではなく、南国の無人島といった雰囲気になっていきます。
鵝鑾鼻で一番有名な石と言えばこちら! みなさん、何の形に見えますか?
答えは、キスしているように見えるので「Kissing rock (親吻石)」と呼ばれている、縁起の良さそうな石なのです。
さすが超有名スポット!カップルや観光客たち並んで写真撮影をしています。
鵝鑾鼻灯塔
- 住所/No. 90, Dengta Rd, Hengchun Township, Pingtung County, 台湾 946
夕方の美しい墾丁のビーチを散策
今回、私が墾丁に滞在した2日間とも集中豪雨に見舞われ、ニュースで見る限り隣町の高雄や周辺はけっこう大変だったのです。幸いにも墾丁では難を逃れることができましたが、海外旅行中は気象情報をこまめにチェックすることをおすすめします。
雨が止んだので海岸沿いへ足を運んでみました。さすがサーフスポットなだけあって、すごい波しぶき!海岸の近くは半島になっていたり、山が近いので離島のような雰囲気でした。
食べ物とビーチと街並みに大満足
今回は憧れのビーチリゾート墾丁で旅を満喫しました。まさかの豪雨に遭遇しましたが、そんなことも忘れてしまうくらい、新しい発見の多い旅となりました。天気が良い時期を狙って、もう一度、絶対に訪れてみたいアジア旅行におすすめのスポットです。