五穀屋・伝統とモダンが息づく羊羹やおはぎを食べてみた

五穀屋のスイーツを実際に食べてレポートしました。サクサクと気軽に食べられる最中や豆菓子、見た目にもキレイなデザインの羊羹やおはぎなど、松屋銀座店で買える五穀屋の和菓子を紹介します。

「五穀屋」身体においしい和菓子の魅力

「お菓子を食べるとき、罪悪感を覚えたことはありますか?」自分でお菓子を作ってみると、大量のバターや小麦粉を使用したものが多いことが分かります。もともと日本人は大量のバターや小麦粉を摂ることに慣れてないので「やっぱり身体に悪いかな?太っちゃうかな?」と罪悪感を覚えるのも自然なことですよね。

そこで、今回ご紹介するのは「罪悪感を覚えることなくお菓子を楽しんでほしい」という想いのこもった「五穀屋」の和菓子です。和菓子といえば京都のスイーツを思い浮かべる人が多いと思いますが、東京で売っている和菓子も美味しいものがたくさんあるんですよ。

五穀と発酵食品を使った和菓子

五穀屋の和菓子は「五穀」と「発酵食品」を使った特にヘルシー志向な人にとても嬉しい組み合わせで出来ていて「五穀」は栄養価が優れ、古来より私たちの健康を支えてくれている食品です。

五穀に含まれているもの

・食物繊維
・ビタミン
・ミネラル

また、発酵食品は味噌や醤油など、普段のお料理でも調味料として使っているものばかりで、とても身近なものと分かりますよね。

「五穀屋」の和菓子は、日々のお食事で口にしているものがベースです。お菓子だからといって気負いすることなく、安心していただくことができます。

伝統とモダンが息づく和菓子

経済産業省のクールジャパン政策の一環である「The Wonder 500」は、日本が古来より育んできた価値観を海外に伝えるべく、500商材が選ばれました。そのうちの1つが「五穀屋」の「発酵さしすせそ羊羹 五季」です。

ハッキリしないと言われがちで曖昧なところがあるのも日本の美徳とし「春夏秋冬」に加えて、四季の合間に訪れる土用を加えることで、日本ならではの魅力である四季の移り変わりを表現しています。

光をとりこみキラキラと輝く玉羊羹は、水風船のようにも宝石のようにも見えて、楊枝で突いたときのプチン!と膜が弾ける感覚はやみつきになります。

そのモダンな見た目と、和菓子ならではの繊細でやわらかな味わいは、海外の方にも好評で、イタリア・フィレンツェの名門貴族メディチ家へ献上した際には、多くの称賛の言葉をいただきました。

伝統の和菓子を現代に合わせて変化させたモダンな和菓子は、日本のみならず世界でも注目されているので、海外のかたへの日本土産にもぴったりですよね。

ニューヨークでは「抹茶塩糀」「日本酒」「白味噌」ミラノでは「りんご酢」が人気だったそうですよ。お土産をあげたかたに5つの中でどの味が1番すきだったか聞いてみるのも面白いですね。

「五穀屋」の和菓子を実際に食べてみました

健康的な和菓子ってどんな味なのでしょうか?

「五穀と発酵食品って、身体に良さそうな感じはするけれど肝心のお味はどうなの?」という方のため、実際に食べてみました!

▼発酵さしすせそ羊羹 五季/1,620円(5個入り)

お味は左から「酒」「抹茶塩糀」「りんご酢」「白味噌」「醤油糀」となっており、ぷるんとはじける食感の玉羊羹です。

フレーバーには日常のお料理でも使用するような和の発酵食品を使っていますが、調味料らしさは無く、自然を連想させるような深みのある風味が口いっぱいに広がります。

日本酒味

山からつくられた水で生み出したお酒を使用していて、ふくよかな日本酒の香りがすーっと鼻を抜けていき、さわやかな後味です。


抹茶塩糀味

塩糀の塩気が抹茶の甘みをさらに引き立ててくれます。


りんご酢味

フルーティーでやわらかなりんごの香りがして、すっぱさはないですが、お酢効果でとてもすっきりとした後味です。


白味噌味

白餡と白味噌の組み合わせはまろやかでホッとする甘さで、5種類の中では一番濃厚な口どけです。


醤油糀味

こし餡に醤油糀のうま味と甘みが加わり、さらに深みのある味わいで、しっとりと落ち着いた風味は心地よさを感じるお味です。


▼五穀せんべい 山むすび/1,080円(2種10枚入り)

封を開けたときの香ばしい雑穀の香りに食欲がそそり、ザクザクっとした軽い食感なのに、五穀の味わいはしっかりとしています。

玄米醤油

バランスよく栄養が含まれている「玄米」と「醤油」の風味がマッチして、甘じょっぱい味が後を引く美味しさです。

七福米塩

3種類の麦と4種類の雑穀はすべてが国内産のものを使用し、隠し味の鰹節と塩気が、雑穀のふくよかな風味を引き立たせています。

アメリカで料理界のアカデミー賞といわれているジェームズ・ベアード・アワード主催財団のプレミアムイベントに選出された「五穀屋」の「山むすび」とミシュランスターシェフのマット・ランバート氏のコラボレーションで完成したお寿司をイメージしたカナッペは、ベストディッシュとして称賛されました。

おせんべいとしては勿論、カナッペのように上にお好きな具材をのせていただくのも良いですね。

▼五穀最中 よつ割り/1,080円(4個入り)

五穀が練りこまれたさっくりとした皮と、発酵食品を組み合わせたやさしい甘みの餡が良く合います。

皮と餡は別添えになっているので、自分で皮に餡をはさんでいただきます。このひと手間が、わくわく感を引き出してくれますよね。

塩糀きな粉味

きな粉はイソフラボンが豊富に含まれていて、塩糀の風味が合わさりコクのある味わいです。

ゆず米酢味

ゆずにお酢が加わり、さらにさっぱりとした甘みで、さわやかなゆずの香りに癒されます。

醤油あん味

こし餡と醤油が調和し、こっくりとした深い味わいで、お料理で使う調味料とは、ひと味ちがう醤油のおいしさを発見することができます。

ごま味噌味

ゴマにはセサミンが含まれていて、練りごまを使用しているのでまろやかな味わいに仕上がっています。

▼五穀豆菓子 千千豆/648円(1種)

豆には、オレイン酸を豊富に含む落花生を使用していて、味はしっかりとしていながらも、ぽりぽりとした軽い食感なので、食べる手がとまらない美味しさです。

梅酢

梅肉とお酢の酸味が効いていて、すっぱいもの好きの方に是非おすすめしたいフレーバーです。

白醤油

まろやかでやさしい風味の白醤油味は、ありそうでなかなかないお味ですよね。主張しすぎない味付けが、豆本来の風味を引き立ててくれます。

▼五穀おはぎ はるごと/194円(1種)

左が「もち麦」右が限定商品の「黒米さくら」です。

もち麦

もち麦が使用されていて、濃厚なつぶ餡に包まれたもち麦のぷちぷち食感が味わい深いです。

黒米さくら

さくらの葉がアクセントの限定商品「黒米さくら」は、一口噛むたびに黒米のおいしさを感じます。

心も身体も癒される「五穀屋」の和菓子

お菓子を食べたくなる時ってどんな時でしょうか?私は、リフレッシュしたくなったときにお菓子をいただくことが多いです。

身体と心の変化に気づき、バランスを整えてあげることはとっても大切なことです。「心にも身体にもやさしい和菓子」で心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

五穀屋 松屋銀座店

住所/東京都中央区銀座3丁目6-1 松屋銀座地下1階
営業時間/10:00~20:00