笹屋伊織の和菓子・300年以上も続く老舗の逸品を味わえる
笹屋伊織の和菓子を食べた感想をレポートします。抹茶パフェなど、和スイーツ好きには堪らない商品を食べられるカフェ「IORI」も京都と名古屋で展開中!逸品揃いの「笹屋伊織の和菓子」はお土産にも最適ですよ。
老舗「笹屋伊織」の和菓子に大満足
1716年(享保元年)に創業し、300年以上も続く老舗和菓子店「京菓匠 笹屋伊織」。現在では京都市下京区と南区、名古屋市中村区にある、和洋折衷のインテリアで落ち着いた雰囲気のなか「黒蜜きなこ金時」「宇治抹茶パフェ」「上生菓子と抹茶セット」などの絶品スイーツや、おしゃれなカフェごはんを提供する「IORI」も評判です。
今回は「千客万来」など、笹屋伊織の定番人気商品のほか、味覚から新しい季節の訪れを感じられる「桜」のお菓子も併せてご紹介します。
お土産用や贈答用として喜ばれるのはもちろん、「休憩タイムに味わいたい自分用のおやつ」としても満足度が高い、老舗「笹屋伊織」の絶品和菓子を味わってみてくださいね。
笹屋伊織の定番人気商品
「笹屋伊織」の和菓子は、手土産や贈答用に最適です。和菓子のもつ「奥ゆかしさ」「上品さ」「優しさ」が伝わり、喜ばれること間違いなしです。
▼お手作り最中
「いつでも出来たての美味しさを届けたい」というコンセプトのもと作られた「お手作り最中」は、購入後に自らの手で粒餡を香ばしいパリパリの最中に挟んでいただきます。「手作りのワクワク感」を味わえる他にも、餡子のしっとり感と最中のパリッとした食感の両方を楽しめることから人気の和菓子。
お手作り最中
・6個入/1,080円
・12個入/2,160円
※税込
▼千客万来
粒状の栗が練りこまれた白餡を、手に取った瞬間に伝わってくる「しっとり」とした艶のある生地で包んだ「千客万来」は、定番人気のお饅頭です。
練乳と蜂蜜のやさしくコクのある白餡の甘さが舌の上でホロホロとほどけていくようにひろがる逸品!緑茶以外にも紅茶やコーヒーとの相性もよく、定期的に食べたくなる大好きな商品のひとつです。
千客万来
・1個入/108円
・5個入/648円
・10個入/1,296円
・18個入/2,160円
※税込
▼柚子羽二重・きなこ餅
独特の弾力があり、とても柔らかい「羽二重餅」は、絹のように上品でなめらかな食感が特徴です。
ほんのり甘味を感じるお餅にまぶした香ばしいきな粉、ほろ苦さを感じる濃厚な黒蜜との相性がよい「きなこ餅」、爽やかな柚子の香りと酸味をほのかに感じる上品な味の「柚子羽二重」は、求肥ならではの「もっちり・ふんわり・とろり」とした三種類の食感がたまらない、一口サイズのお餅が一袋7個入り。
柚子羽二重/きなこ餅
・6袋入/1,080円
※2種詰合せ(きな粉×3 柚子羽二重×3)
※1種類のみの注文可
※税込
「笹屋伊織」春の限定和菓子
「定番の和菓子」は長く受け継がれてきた想いが詰まった「伝統を伝える和菓子」だとすれば、季節限定の和菓子は、四季の変化を楽しむ心を引き出し、日常に彩りを加え「新しい風を吹き込んでくれる和菓子」です。四季の変わり目には「季節限定の和菓子」にも目を向けて、味覚からも季節の移り変わりを感じてみて下さいね。
淡い桜色をした花びらの美しさで視覚を楽しませ、やわらかで芳香な香りで嗅覚を刺激し、より一層、春を体感できる季節限定の「桜の和菓子」をご紹介します。
▼桜ゼリー
今回は4個入セットの商品を購入しました。クリアボックスに淡いピンク色の「もも味」と、淡い緑色の「ぶどう味」のゼリーは見た目も美しく、包装紙を開けた瞬間に「春」を感じられ、季節限定商品ならではの感動を味わえます。
こうして並べてみると、サクラの花びらが浮かんでいる水面にキラキラと陽の光りが反射している景色をあらわしているようにも見えます。春夏秋冬の季節感を表現した「笹屋伊織」のゼリーは、京都の奥深い”おもてなし精神”や繊細さがうかがえる上品なお菓子です。
お皿に移したゼリーは全体的に「とろり」としていて、儚く消えてなくなりそうなほど繊細な柔らかさなのですが、中に入っている角切りの寒天がもちっとした食感の桜ゼリーです。
ひらりとゼリーの上に落ちてきたような桜の花びらが可愛らしく、控えめな金箔が「和」のアクセントになっていますね。ゼリーの味は「もも」と「ぶどう」の二種類で、どちらもフルーティーでさっぱりとしたお味でした。
桜ゼリー
・1個/270円
・4個入/1,080円
・8個入/2,160円
・12個入/3,240円
※税込
▼桜パイ
老舗の和菓子店、自慢の「桜あん」と「洋」のパイ生地との相性がバツグンの「桜パイ」も「笹屋伊織」では、春の人気商品のひとつ。
春の代名詞ともいえる「桜」は、別名「夢見草」ともいわれていて、うっとりと夢見心地に見惚れてしまう程の美しさがあり、今も昔も多くの人を魅了し続けていますね。桜を使ったお菓子も心をほっと和ませてくれます。
餡に桜の塩漬けが練り込まれ、食べた瞬間に桜の香りがふわっと口の中にひろがります。ほんのり塩気を感じる桜風味の白餡を、しっとり食感の薄皮生地に包んだ「桜パイ」は、洋菓子好きの人にも喜ばれる逸品です。
桜パイ
・1個/216円
・5個入/1,188円
・10個入/2,360円
※税込
▼「桜道明寺」と「よもぎ餅」
滑らかな舌触りが特徴の「寒天もち」を2種類食べてみました。「よもぎ餅」は、生地に「よもぎ」が練り込まれていて「ヨモギの濃厚な香り」と、甘味をしっかり感じる「餡」が特徴です。
やさしい桜色の生地から透けてみえる餡子は、「ういろう」のようにまろやかでモチっとした食感の寒天餅を引き立てる桜風味。
桜道明寺/よもぎ餅
・各1個/162円
※税込
待ち遠しくなる旬を感じる和菓子
季節ごとに変わっていく限定商品をいただくのは、年間を通して楽しみなことひとつです。季節に関係なく、食べたい食材がいつでも手に入る便利な世の中になりましたが、それでもやっぱり、季節に合わせた旬のものが食べたくなるものです。
普段のお食事でも、春は「山菜の天ぷら」、夏は「冷やしキュウリ」、秋は「きのこの炊き込みご飯」、冬は「ふろふき大根」など、季節に合わせていただくものは格別に美味しく感じますよね。旬のものが「おいしい」と感じるのは、単に食材そのものの質が良いというだけではなく、人は古来より四季の変化に合わせて生活してきたため、季節毎に身体が本当に必要としているものを知っているからなのです。
もちろん、人気があるからこそ定番となっている和菓子もおいしいですが、四季の移り変わりを大切にして職人がこだわり、旬の植物や果物をつかっている季節限定のお菓子もじっくり味わってくださいね。
公式オンラインショップからも人気の和菓子を購入できますが、銅銭をかたどった「平安佐市」は、「京菓匠 笹屋伊織」が本店を構える京都でしか買えない「京都限定商品」。京都へ行く機会があったら足を運んで、伝統和菓子を食べてみたいです。