勉強に集中する方法・1年で偏差値30アップも夢じゃない

勉強に集中する方法にはコツがあります。睡魔と闘い一心不乱に気分転換もせずにテスト問題を解いたり、暗記に努めても記憶力が落ちて成績アップの効果は見込めません。効率よく勉強の集中力を高める方法を紹介。

勉強に集中する方法・1年で偏差値30アップも夢じゃない

勉強に集中できる人・できない人の違い

集中力を高めるというのは難しいものですが、何かを成し遂げたいと思ったら手当り次第がむしゃらに頑張るよりも、集中力を高め、ポイントを押さえて取り組んだほうが合理的、且つ、成功率が高いのです。

たとえば、大学受験を控えた高校生は目標の大学に入学するために受験勉強をしている訳ですが、たいして勉強時間をかけなくても難関大学の入試に合格する者もいれば、地道に長時間、勉強しているのに思うような結果が出ない者もいます。

この違いは”集中力”なのです。長時間勉強していても、集中力が伴わなければ効率は悪くなります。では、A君とB君の実例をあげて説明します。

▼勉強に集中できるA君の場合

A君は、高校の1学年、2学年のときは、バンド活動に精力的に取り組んでいて、ド金髪でライブハウスに頻繁に出演し、学校どころではなく成績は学年最下位。しかし、本人は、『やりたいことを精一杯やって高校生活に悔いなし』と、いたって明るいのです。

ところが3年になった4月にライブのMCで『大学に行くのでバンド活動は1年間休止します』と宣言し、難関大学を目指して受験勉強に突入。


その時点では、親も友人も学校の先生もふざけているとしか思えませんでした。なんせそのときの彼の偏差値は32親は、偏差値にそんな低い数字がこの世に存在するとは知らなかったぐらいなので、冗談だと笑い飛ばしている状態でした。

しかし、彼は偏差値を1年間で32から65まで上げて、見事に目標の難関大学に合格してしまったのです。

映画の「ビリギャル」ならぬ「ケツ男」の快挙です。「ビリギャル」のように塾で優秀な先生と出会ったのではありません。ほとんど独学で目標を達成してしまったのです。

勉強する男の子

▼勉強に集中できないB君の場合

B君は、真面目に1年生のときから勉強していて、塾にも通い、成績は常に中の上ぐらい。3年生になってからは、古文や英文法など新たにノートを作り、完璧にマスターしようと1日の大半を勉強に費やす毎日。

趣味の読書や音楽や映画鑑賞も封印し、ひたすら勉学に励み受験に臨んだのですが、受けた大学は全て不合格。

結局、2浪を経験して、当初、目標としていた大学よりもランクを下げて大学に入学しました。


友人たちはB君が何故、受験に失敗したか理解できませんでした。『なぜあんなに頑張っていたB君が落ちるのか…。』と、不思議に思うばかり。一方、『なぜあんな詐欺師のようなAのヤツが受かるのか…。』と、二人のことをよく知っている仲間たちが首を傾げるほどの大事件だったのです。


さて、この2人の結果の違いは何かと言うと「集中力」なのです。

では、具体的に集中力を高めるには、どうしたら良いのでしょうか? ここでは、効率の良く勉強に集中する方法を紹介します。大学受験や資格取得ために勉強している方は能力アップの参考にしてみてください。

勉強に集中する方法

担任の先生にも「今の成績では絶対に無理だ」と言われていたA君が一念発起して受験勉強に取り組み、めでたく合格できた背景には「集中力」があります。遊びの誘惑に負けたり、勉強漬けの生活に飽きる傾向があることを自覚して「勉強に集中する方法」を確立した成功事例です。

▼時間で区切って勉強する

時計と参考書

『今日は、1から10まで勉強しよう』と、勉強量をノルマにする人もいますが、時間をかけて頑張っても効果が出ないこともあります。

勉強に集中して成果を出したいのなら「量」ではなく「時間」を決めましょう。集中力のないときに、ダラダラと勉強を続けていても、実は身にはなっていないのです。長時間、勉強していると『この勉強は永久に終わらないのでは?』という強迫観念にかられ、マイナス思考に陥ってしまう場合もあります。

時間を区切ることによって『この闘いにも必ず終わりが来る』と脳に認識させることができるのです。

【勉強に集中できるA君の場合】

『古文は30分やったら終わり。休憩してから英文法の問題を1時間やる』と、時間で区切って勉強していました。

【勉強に集中できないB君の場合】

『今日は、何ページから何ページまで勉強をする』と、勉強量を決めての勉強でした。

人間の集中力は、30分から60分と言われているので、長時間、勉強を続けてもあまり意味がありません。

▼次の勉強に入る前に必ず休憩する

勉強の休憩を取る女性

勉強の合間に気分転換をすることによって、新たな気持ちで集中することができます。集中しているときは呼吸が浅くなりやすいので、深呼吸をして息を整えましょう。

血流が良くして脳を活性化させるために、背筋や首や手足などをストレッチして伸ばしたり、気分転換するために飲み物を飲んだり、軽くお菓子を食べることもオススメです。

【勉強に集中できるA君の場合】

30分から60分ほど勉強をしたら、必ず休憩に入る

5分ぐらいで弾き終わる曲をピアノで弾いたり、ドラムをドカドカ叩いて気分を新たに次の勉強に取り組みました。彼の場合は手足を動かすことによって無意識に血流を良くしていたようです。

【勉強に集中できないB君の場合】

疲れてギブアップ状態になるまで勉強を続ける。休憩時間も長く取ってゆったり過ごしてしまう。

B君は休憩時間を長くとり過ぎる癖があるので、次の勉強に集中するまでに時間が掛ってしまいました。

▼科目ごとに優先順位をつける

教科書

英語ひとつとっても、試験では「長文読解、英文法、和訳、英作文、会話文、発音、アクセント、リスニング」など、多分野に分かれていますが、これらを試験問題と同じように一緒に解いてしまうのは、とても効率が悪いのです。

たとえば、長文読解は得意だけれど英文法は苦手な人が、同じように問題を解いていては、英文法を理解するのに時間が掛るため、全ての分野を分けて苦手な順に片付けて行くと効率が良くなります。

【勉強に集中できるA君の場合】

自分の得意分野と不得意分野が明確だったので、自信のある科目は後回しにして、”苦手な科目からヤッツケることに専念”した。

【勉強に集中できないB君の場合】

完璧主義な性格で、とにかく漏れがないように、毎日、平均的に全分野の勉強をしていた。

勉強を細分化し優先順位をつけることによって、勉強を効率的に進めることができます。

▼集中する時間を決める

勉強する女性

大学入試に向けて勉強しているなら、試験時間と同じように時間を設定して勉強する習慣をつけましょう。

たとえば、社会の日本史や世界史、地理、政治経済などは、試験時間が60分のところが多いので、60分ずつ勉強するように区切って、60分間、集中力を持続させる「癖」をつけます。


また、英語などの試験は90分の時間が与えられることが多いので、長文読解に30分、英文法や英作に30分、発音・アクセントに15分、残りの15分は見直しと解答欄のチェック…、と、勉強する習慣をつけることで試験本番にペース配分ができるようになります。

【勉強に集中できるA君の場合】

目覚まし時計のアラームやキッチンタイマーを常に設定して、本番と同じようなシミュレーションを繰り返した

【勉強に集中できないB君の場合】

ペース配分は最後の最後で調整し、普段はひとつの科目を時間を区切らずに勉強した。

”限られた時間内に終わらせる”というプレッシャーが、集中力を高めて成果を上げます。

▼やりたいことは封印せずに縮小する

ギターを弾く女性

趣味など自分のやりたいことを全て封印すると、逆にストレスがたまって集中できないこともあり、自分の楽しみとしていることを、受験、資格取得、試験勉強のために全てやめてしまうのは勇気も要りますし、精神的な余裕もなくなります。

だからと言って、すべてやりたいことをやってしまえば、勉強する時間がなくなってしまうのは当たり前のことです。

『絶対にコレだけはやりたい』と思うことだけ、最小限に的を絞って続けたほうが勉強するうえでも効果が出ます。

『今日は3時間勉強したら、自分へのご褒美にゲームを1時間やろう』など、オンとオフを上手に使いわけることが”勉強に集中する方法”なのです。

【勉強に集中できるA君の場合】

好きな漫画を一冊だけ借りるために、毎日コミックレンタルの店に通っていました。

周囲から見れば、まとめて借りたほうが合理的なのではないかと思えるのですが、『毎日一冊ずつと決めているのに、続きの巻があったら誘惑に負けて読んでしまうから…。』とは本人の弁。

結果としては、毎日、同じ時間に出かけることによって気分転換や習慣にも役立ちました。

【勉強に集中できないB君の場合】

好きなものは全て封印して受験勉強に臨みましたが、途中でストレスが溜まって漫画を読み始めることが多々あった。

彼は『シリーズを全部読み終わってから本気で勉強しよう』という誓いを立てましたが、結局、徹夜で漫画を読み続けて疲れてしまい、再び勉強に集中するまでに数日間が経過する始末。

『勉強に集中するために、全てを犠牲にしている』という意識が返って自分を精神的に追い詰めることになります。ルールを決めて、やりたいことを少しだけ日課に取り入れることも勉強に集中する方法のひとつ。

▼勉強中はスマホを手元に置かない

スマホを横に置き勉強する女性

昔の受験生は「テレビ禁止」などのタブーを設けていました。テレビは居間にしか、なかった時代なので、テレビを観ていれば、必ず家族に見つかって『そんなにテレビを観ていて、大丈夫?』などと苦言を呈されたものです。

しかし現代では、スマホさえ持っていれば、たいていの欲求は満たされるのです。あらゆる情報はスマホを通じて入手できますし、友だちとの連絡もゲームも、やろうと思えば全て出来るのです。それ故にスマホがなくては、生活できないような強迫観念にかられてしまうのも事実でしょう。

確かに入試情報などを知るにはスマホは必要不可欠ですが、『これから勉強しよう!』と決心したら、休憩タイムまではスマホは目につかないところに置いておきましょう。

近くに置いておくだけで、受信音などが鳴り集中力が途切れてしまいます。”休憩時間になったらメールをチェックするだけ…”、等と、自分でルールを設けましょう。

【勉強に集中できるA君の場合】

勉強をしているときはスマホの電源を切り、スマホチェックは休憩時間にしていた。

【勉強に集中できないB君の場合】

辞書代わりにスマホを活用していたので、常に電源は入れっぱなしで傍に置いていた。気の良いB君は、友だちからメールが来ると勉強を中断して丁寧に返信をしていた。

スマホの誘惑に勝つのは難しいことですが、携帯がなくては(電源オフにしていると)生きていけないというのは幻想に過ぎません。集中するために勉強中だけはオフにしておきましょう。

期限を設定すれば勉強に集中できる

勉強に集中している

ここまでの記述によって、なぜド金髪のA君が志望校に現役で合格し、地道に勉強をしてきたB君が不合格になったのか?結果の背景に”集中力”が影響していたことをご理解いただけたでしょうか。

能率よく集中力を高めるにはメリハリのある日常生活、『絶対にこの大学に合格してみせる』『成績を上げてやる』『資格を取ってやる』という目標を持った意思の強さ、そしてポジティブな思考が大切なのです。


A君は、周囲に馬鹿にされながらも『自分は、○○大学に行きます』とライブでマイクを通して公言して、遂行するために自分を追い込んだのでした。

そして、高校に入学後2年間は全く勉強をしてこなかったA君ですが、ライブで演奏する10曲を1週間で完全にマスターするということを、ずっと続けてきたので集中力が養われて来たとも言えます。

常にタイムリミットとデッドラインを設けて、自然と効率良く集中できる技を身につけてきたのです。


最後に、勉強に集中する方法を模索して勉強に励んでいる皆さまに向けて、「ことわざ」と「四文字熟語」を贈ります。

【精神一到何事か成らざらん】

精神を集中して、ことに当たれば、どんなに難しいことも必ず成し遂げられるということ。

【一意専心】(いちいせんしん)

他のことには心を動かさず、ただただ一つのことに気持ちを集中させること。

目標を持って頑張っている皆さん、どうか良い結果が出ますように!

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