ホラー邦画・暑い夏でも汗が引いていく怖い作品

ホラー邦画で暑い夏を乗り切りましょう!海外でも「ジャパニーズホラーといったらコレ!」と言われるぐらい有名な名作から、ちょっと地味な作品までを紹介します。日本特有の不気味な恐ろしさを味わってみませんか?

ホラー邦画・暑い夏でも汗が引いていく怖い作品

おすすめホラー邦画で夏を震えて過ごす

ジャパニーズホラーといえば超能力や怪談など、超常現象を扱った作品が多いですが、人間の根源的な恐ろしさを描いた作品も少なくありません。今回は、アンケートで訊いたホラー邦画のタイトルをネタバレ無しで紹介していきます。

ジャパニーズホラーの王道『リング』

テレビ局のディレクターである主人公は姪の死の謎を追う中で、呪いのビデオを観てしまう。ビデオを観た1週間後…彼女は果たして生きているのか、殺されてしまっているのか?

中田秀夫監督による、ホラーが『リング』です。1998年に公開され、1999年には日韓合作の『リング・ウィルス』、2002年には『ザ・リング』と海外でもリメイク作品がヒットしており、正にジャパニーズホラーのブームを作った映画と言っても過言ではありません。

鈴木光司の同名小説が原作ですが、映画の方がホラー要素を前面に押し出した描き方をしています。ミステリーも好きな方は、原作も読んでみるのをオススメします。しかし、DVDでもBlue-Rayでもなく、ビデオというところに時代を感じます…。

ビデオデッキにビデオテープを入れる

1人じゃ何もできなくなる

やはり、リングです。これを見た日は、お風呂にもトイレにも、ましてや寝ることも1人で出来ないぐらい頭が恐怖でいっぱいになりました。

テレビから貞子が出てくるシーンは衝撃的で、だれが見ても心がゾッとする本当に気味の悪いシーンです。(20代/女性)

じわじわ来る恐怖

お馴染みですが、やはり『リング』は鉄板です。今、沢山の日本のホラー映画がありますが、この『リング』がなければ今のジャパニーズホラーは存在しないと思います。

何と言っても、じわじわ来る恐怖と不安感を掻き立てる「音」にやられます。未だ見た事が無い人がいれば、是非見て欲しいです。(30代/女性)

ノスタルジーに浸れる『着信アリ』

主人公の女子大生の周囲で、死を予告する謎の電話と不可解な死が次々と起こる。未来から来る着信は、受け取った人が死ぬ瞬間の声や映像、画像が送られてくるものである。幼馴染が死の予告通りに死んだ直後、遂に主人公の携帯電話にも着信が来てしまう。

2004年に一般公開された『着信アリ』は、三池崇史監督による作です。原作シリーズは、AKB48のプロデューサーとしても知られる秋元康が書いています。また、2008年には『ワン・ミス・コール』というタイトルで、ハリウッドリメイクもされています。

一作目が公開された2004年はスマートフォンがなく、映画に出てくる携帯が全てガラケーです。時の流れに、ある意味恐怖を覚える人もいるのではないでしょうか。

着信中のガラケー

ガラケーしかなかった頃の映画

着信アリです。携帯がまだガラケーしかなかった頃の映画です。主人公は柴咲コウでした。着信のメロディが耳から離れなくなります。

携帯電話が普及した頃の映画だったので、携帯に自分の断末魔がかかってきたら…と、とても怯えました。(30代/女性)

自分からかかってくる予告電話

着信アリです。元々ホラーはあまり得意ではないですが、この映画では自分の身近にある携帯電話に、自分から電話がかかってくるという話だったので、本当に怖かったです。

自分からかかってくる時の着信音も、不気味で本当に怖かったです。(30代/女性)

シリーズ化もされた『呪怨』

老人介護のボランティアをしている主人公の女子大生は、要介護の老人がいる家へ急遽行くことになる。しかし、その家はどこか奇妙で……。

2003年公開された、清水崇監督によるホラー映画です。2000年に発売されたビデオ作品が原作になっています。ノベライズや漫画化もされており、本編とはまた違った視点でみられるので、こちらも是非。また、2004年にはハリウッドリメイクがされています。

『リング』の貞子と並び、『呪怨』の伽椰子は、日本のホラー映画を代表する怨霊になっています。伽椰子や俊雄の声や姿は、観客に忘れられないほどの強烈なインパクトを残します。

蔦が絡まる廃家

和製ホラーの代表作

呪怨劇場版。全編に渡っておどろおどろしい雰囲気があり、特に恐怖シーンは日本映画ならではの演出で、観ていて思わず目をつむってしまいます。

シリーズ化されていて人気もあり、和製ホラー映画の代表作と言えます。(20代/女性)

怖いだけではない『仄暗い水の底から』

主人公であるシングルマザーは、娘と共に新たに引っ越したマンションの屋上で、子供用のバッグを見つける。しかし、発見した後から親子には不気味な出来事が起こり始めて……。

2002年、中田秀夫監督による作品です。2005年にはハリウッドでリメイクされた『ダーク・ウォーター』も公開されています。原作は、水と閉鎖空間をテーマにした『仄暗い水の底から』という短編集の一作である『浮遊する水』です。

亡霊が出てくるホラーという王道な設定でありながら、怖さだけではないストーリーになっています。母親が子を思う愛や子が親の愛を求める姿が切ないです。

暗い外で雨が降る

ただ怖いだけじゃないホラー

ホラー映画というと、ただ怖いというだけの内容が多いですが、「仄暗い水の底から」は一味違います。怖さも充分にありますが、親が子供に対する想いというものが伝わってきます。

途中、何故なのか、どうしてなのかと思って観ていた疑問が、ラストが近づくにつれて分かってきます。最後はもう、主人公たちに感情移入しているので、なるほどと納得させられました。

ホラー映画が苦手でも、出演している女優の黒木瞳さんの演技に引き込まれて最後まで観てしまいますので、オススメです。(40代/女性)

漫画を映画化『うずまき』

呪われた街に住む主人公の女子高生と恋人の周辺で怪奇現象や惨劇が起きはじめる。その異変のどれもが「うずまき」に関係があり……。

2000年に公開された『うずまき』はヒグチンスキー監督によって製作されたホラー映画です。原作は伊藤潤二による漫画です。

ホラー要素はあるものの、気持ち悪さやシュールさを感じることが多いでしょう。あまりにもシュール過ぎて吹き出してしまうシーンもあります。賛否両論分かれる作品ではありますが、気持ち悪いホラーを求めている方はぜひ。

渦巻きと空

「うずまき」から逃れられない

『うずまき』です。とある町で起きた奇妙な事件。その事件にはなぜかいつもうずまきに関連するものばかり。やがて町の人たちはうずまきに魅了され、うずまきによって狂っていきます。奇才、伊藤順二の作品を実写化したホラーです。(20代/女性)

娘を亡くした教師の『告白』

3学期の終業式の日、担任がある「告白」をする。それは、事故死と判断された担任の娘が、本当はクラスメイトに殺されたという「告白」だった。

監督は中島哲也で、2010年に公開されました。湊かなえによる同名小説が原作で、ジャンルはミステリーに分類されています。しかし人間の恐ろしさを描いており、ホラーと言っても十分です。

少年犯罪、いじめ、家庭内暴力といった過激な内容からR15+の指定を受けています。人間の冷酷さ、愚かさ、残酷さを認識させられる作品です。

教室

娘を殺された母の復讐劇

告白です。松たか子さん演じる主人公が、自分の娘を殺した生徒を担当クラスの前で「告白」します。

犯人を追い詰める主人公の冷徹さが恐ろしく、また最後のシーンで全てが繋がり、その点でも更にゾッとしました。(20代/男性)

実際の事件を元にした『冷たい熱帯魚』

主人公は気弱で面倒事と向き合わないお陰で、ある出来事から大型熱帯魚店の店長に誘われてバイトをすることになる。人のよさそうなおじさん店長だと思っていたが、段々と本性を現し始め……。

園子音監督による2010年公開のホラー映画です。1993年に実際に起きた埼玉愛犬家連続殺人事件がベースになっており、見終わった時に「本当に実際にこんな事件が起きたなんて…」と、血の気が引くでしょう。残酷描写に耐性のある人はぜひ。

白い熱帯魚

実際の犯人に似ている俳優の怪演

園子温監督の「冷たい熱帯魚」です。実際に起きた埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとして作成されています。実際に起こったことで、遺体なき殺人といわれました。

でんでん演じる村田幸雄が実在の主犯と似ていて、とても恐ろしい内容になっています。遺体の解体シーンも原作に近い描写で書かれており、これが実際に行われていたと考えると人の底知れぬ恐ろしさを感じました。(30代/男性)

真に怖いは幽霊ではなく…『黒い家』

保険会社で保険金査定業務を担当する主人公が、ある家の呼び出しに応じて訪れると、その家の子供が首を吊って死んでいた。しかし、事件の疑いが濃いために保険金の支払いを保留していたが……。

1999年に公開された、森田芳光監督によるホラーが『黒い家』です。原作は貴志祐介による同名小説で、発表した次の年に起きた殺人事件と内容が似ていることでも話題になりました。また、日本では映画の他に漫画化、韓国でも2007年に映画化しており、人気の高い作品です。

保険金殺人がテーマで、幽霊や怪物が出てこなくても身の毛がよだつようなホラーがあるということを教えてくれます。身近にも居そうな人が、非道な殺人犯だったという恐ろしさは、心霊現象よりも恐ろしい可能性です。

古い住宅街

リアルな演技で恐怖を増す

「黒い家」です。主演は内野聖陽で、大竹しのぶ、西村雅彦が出演しています。

保険金殺人の話ですが、とにかく大竹しのぶさんの演技が怖い!こんな人、確かにいそうと思わせる演技なのですが段々だんだん怖さがエスカレートしていきます。最後までずっと怖いです。(30代/女性)

ホラー邦画でこの夏もひんやり

怨霊の呪いを中心にした作品や、人間の恐ろしさをテーマとした映画など、様々なタイプの日本のホラー映画を紹介しました。興味を惹く作品はありましたでしょうか。うだるように暑い日でも、観るだけで涼しくなる映画ばかりですよ!

さて、幽霊の恨みと生きた人間の残酷さ、あなたはどちらが恐ろしいでしょうか?