ホーチミンレストラン・地元メシ・多国籍料理を味わえる店
ホーチミンのレストランは現地の料理だけではなく、様々な国の食べ物や飲み物を出すお店がたくさんあります!豪快で贅沢なアメリカ料理店、母国が恋しくなった時の日本料理店など、現地からレポートします。
ホーチミンのレストラン・地元メシ&多国籍料理
チャオ♪旅行ライターのチエリです。さて、観光でベトナムへ行く人は、やはりベトナム料理を召し上がるのが目的のひとつになると思いますが、中には『パクチーがどうも苦手』『実はベトナム料理自体それほど好きではない』という方もいらっしゃいます。
実際にベトナム料理は女性からの人気は高いのですが、男性の中には苦手だとおっしゃる人も意外に多いんですよね…。
でも、ご安心ください。ホーチミンには「ベトナム料理以外」にも、超美味しい各国料理を提供しているレストランがたくさんあります。しかも、レベルの高さはかなりのものなのです。
そこでホーチミンで地元メシ&多国籍料理を味わえるレストランを紹介します。ホーチミン旅行で地元の料理だけではなく、ベトナム流にアレンジされた多国籍料理も満喫されたいかたは参考になさって下さいね。
目次
お肉は迫力級サイズ!本格アメリカンBBQ
野菜がメインのベトナム料理にちょっぴり飽きたら、中心地区の1区からタクシーで10分程の場所4区にある、大食いの人でも十分満足できるであろうアメリカンBBQのお店「Quan UT UT」をオススメします。
恐らく観光客は行かないであろう「超ド級のローカルエリア」ですが、川沿いにどっかーんと佇むレストランなので目立ちます。
まず「Quan UT UT」で絶対に注文したいのは「タワービール」です!
商品名かメーカー名か分からないのですが…「Platinum」というドラフトビールがさっぱりしていて飲みやすいのです。容器の中央部分に大きな氷柱が入っているので、時間がたってもキンキンに冷えたままの状態で飲み続けられるという優れもの!店員さんが毎回ちゃんとグラスに注いでくれるので、美味しい生ビールをゴクゴク飲めちゃいます。
タワービールの気になるお値段は「2.5リットルで約1400円」と安いのも魅力!見た目にも盛り上がるし、大人数だと毎回ビール注文をするのが面倒くさいので「酒飲みグループ」にとってタワービールはありがたいのです!
さて、本日の主役はこちらのお肉!はい、どどどどどーーん!!
どデカ級のサイズが伝わりますか?トウモロコシと比較してみてください。相当デカいです!漫画に出てくる骨付きのお肉みたいで肉好きには堪りません!画像のお肉は「骨付きBBQリブのフルサイズ」なのですが、大人の男性3人で食べてちょうど良いくらいかな?しかも、お肉が超柔らかくてむちゃくちゃ美味しいのです。
骨周りのお肉なので『美味しいでしょ!』と、自己主張しているくらいものすごい旨みが凝縮されていて、サイドに添えられている焼きトウモロコシやポテトやインゲンマメ(写真では見えませんが…)なども美味で、それだけあれば十分お酒のおつまみになるくらい満足度の高い味なのです。
ちなみに、お肉の値段は約3,000円と、こんなにボリューミーで激ウマなのに安すぎると思いませんか?サイドメニューも豊富にあり、巨大ソーセージや自家製ベーコンなどもオススメですよ。
「がっつりお肉が食べたい!」と言う方に、絶対おすすめしたいレストランです
Quan UT UT
住所:168 Vo Van Kiet | Phuong Cau Ong Lanh, Q.1,
地元人が握るベトナム人のためのお寿司屋さん
実はベトナムは今、空前の日本食ブーム!日本食の持つ『美味しい・ヘルシー・オシャレ』というイメージにのっとって、ホーチミン市内には和食のお店が何十店舗とあります♪
中でも近年ものすごい勢いで成長しているのが『SUSHI BAR』。日本人ではなく、ベトナム人をターゲットにしている、価格が抑えめなチェーン店のお寿司屋さんで、ホーチミン市内だけで8店舗も構える盛況ぶりです。(2016年4月現在)
経営者もスタッフも全てベトナム人なのですが、そうなると、肝心の味が気になりますよね?『なーんちゃってお寿司みたいな?テキトーな味なんじゃないの?』などの不安はいらないのです!
では、実物をお見せしますね。はい、まずこちらから!『海ぶどうと玉ねぎのおつまみ』メニューがツボを突きすぎています(笑)
まさかベトナムで海ぶどうを食べられると思っていなかったので、超びっくりして思わず注文した一品です♪味ももちろん美味しくて、日本で食べる海ぶどうとなんら変わりありませんでしたよ~
そして名物のこちら!はい、どーん!
どうですか握りセットの見た目?美味しそうでしょ?ローカルのお寿司屋さんと言えど、味はなかなかのもので日本の回転ずしをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。お値段はこれで約1,200円くらいです。
ベトナムでは生魚を食べる習慣がないので、こうした生のお寿司を食べるなんて、きっと最初は画期的だったんでしょう。店内はいつ行っても、ベトナム人ファミリーで満席です!
そして次はコチラ!
見た目も美しい「ちらし丼」は、約500円で食べられますまた、しっかりとシソも入っていて、海外ではなかなか手に入りにくいのですが、さすがハーブ大国のベトナム!ちゃんとシソもあります♪
味ももちろん普通に美味しくて、500円なら気軽に食べられる値段で嬉しい限りです♪
コチラのお店は、ローカルのお寿司やとして考えてみたら、レベルは相当高いと思います。他にもベトナム人が経営しているお寿司やさんは沢山あるのですが、トイレ環境などを考えると、旅行者のかたには『SUSHI BAR』をおススメします。
ファッションビルや複合施設に入っている事が多いこちらのお店は、清潔感があるので、小さなお子様が居る方やご年配の方がいらっしゃるグループでも、比較的安心してお食事が出来ます。
ホーチミンで日本のお寿司を食べる!というのも、なかなか面白いかもしれません♪是非ベトナム料理に飽きたら、食べに行かれてみてくださいね♪
THE SUSHI BAR 1
・住所: 2, Le Thanh Ton St. Q.1, HCM City
・営業時間:11:00 – 23:30(L.O. 23:00)
THE SUSHI BAR 2
・住所:2F, ZEN PLAZA, 54-56 Nguyen Trai St. Q.1, HCM City
・営業時間:11:00 – 22:30(L.O. 22:00)
THE SUSHI BAR 3
・住所:54 NGUYEN DINH CHIEU St. Dist 1, HCMC
・営業時間:11:00 – 23:30(L.O. 23:00)
THE SUSHI BAR 4
・住所:2, Saigon Court 2nd Floor – 149 Nguyen Dinh Chieu St., Q.3, HCM City
・営業時間:6:00 – 22:00(L.O. 21:30)
THE SUSHI BAR 5
・住所:Lot C6B02-2, New South Urban City, Tan Phu ward, Dictrict 7, HCM City
・営業時間:11:00 – 22:00(L.O. 21:30)
日本人経営のお店でもちもちピザを堪能
旅行者の多くが参考にする食サイトには、実際にお店に行った人が自身の感想をたくさんコメントしているので信ぴょう性はなかなかのものです、その中でもホーチミン市のレストランナンバーワンに輝いたお店といえば『Pizza 4PS(ピザ フォーピース)』です。
脱サラをした元IT企業の社員が、自分で1から作り上げた素敵なイタリアンレストランです。ホーチミン在住の日本人で知らない人はまずいないと思われるこちらのお店。日本人以外にも、お客さんは他国籍におよび、連日予約が取れないお店でも有名なレストランなんですよ。
ここにきたら私が必ずオーダーするものは、コチラ!
見た目もキレイでカラフルなコチラの食べ物は、お店名物の『色どり野菜のバーニャカウダ』です。こちらのレストランで使われている野菜は全て自社ブランドのオーガニック野菜で、安心安全ですし、野菜のうまみ&甘みがぎゅっと詰まっていて美味しいんです。
奥に写っている赤いランプでバーニャカウダのソースを温めながら食べられるので、新鮮な冷たい野菜を、アツアツのソースで頂けちゃいます!
特に私が、おススメしたいのが、手前の『オクラ』!ベトナムは南国なので美味しくて新鮮なオクラが1年中食べられます。みずみずしくて美味しんですよー!ぜひお試しくださいね
コチラはシンプルなトマトソースを使ったパスタで、ゆで加減はもちろんアルデンテですし、ソースのこの濃厚さといったら思い出すだけで食べたくなっちゃいます。
シンプルなお料理こそ素材の味が引き立ちますし、簡単に見える料理ほど難しかったりもしますよね?こちらのトマトパスタは、そのすべてにおいて完璧なバランスを保っていて、シンプルだけど美味しいのです!
そして4PS自慢の品といえば、何といってもピザ!店内には特注でオーダーして作ったピザ釜があり、ピザはもちろんオーダーを受けてから一品一品その場で手作りします。
定番の照り焼きチキンと、新メニューのズッキーニのピザを、ハーフ&ハーフでいただきました。
日本人も現地人も大好きな照り焼きの甘辛い味と、ピザのもっちもち加減が見事にマッチして絶妙なハーモニー!ズッキーニのピザも、あっさりサッパリしていて、クセになる美味しさです。
ピザの種類も十数種類あるので、色々試してみるのもまた楽しいですね♪1度食べたら忘れられないこちらのお店のピザ屋さんは、ホーチミン以外にハノイにも進出していて、そちらも連日満員御礼の状態が続いているそうですよ♪
今回のお料理のお値段
・バーニャカウダ(約500円)
・パスタ(約600円)
・ピザ(約1,000円)
びっくりするくらい安いでしょう?このクオリティでこの安さも、こちらのお店が大繁盛している1つの理由だと思われます。良い物を安価で提供するというオーナーの姿勢、同じ日本人として誇りに思いますよね
ベトナムで大人気のこちらの日本のピザ屋さん、是非ご自分の舌でも確かめに行かれてみてはいかがでしょうか?
4PS(フォーピース)
住所:8/15 Le Thanh Ton, District.1,Ho Chi Minh City
ホーチミン西側5区で中国餃子を食べる
次はホーチミンの西側地区5区への旅をご案内したいと思います。ホーチミンの1区ベンタン市場の目の前にある、ベンタンバスターミナルから1番バスに乗って行きましょう。
旅行者はバスやバイクタクシーなどの移動手段に戸惑いを感じるかも知れませんが、その際はタクシーを使ってください、住所は「964 Trần Hưng Đạo, Quận 5, TP.HCM」ですので、タクシードライバーに見せてくださいね。
乗る場所にもよりますが、1区の中心地から現地までは15万ドン以下(約750円)で着けると思います。比較的、安心して利用できると言われているのが、以下2社のタクシー会社です。
- VINASUN(ヴィナサン)赤と緑のラインが特徴の大手タクシー会社
- MAI LINH(マイリン)ベトナム全土で見かける大手タクシー会社
タクシー車内からの眺めはとてもいい雰囲気
車内から見えた店先のこんな景色も、ここがベトナムであることを思い起こさせてくれますよね、カラフルなフルーツたちがまるでポストカードの写真のようにキレイですよね。お店の人も彩りを考えて、見た目で楽しませてくれるように陳列しているんでしょう
特に乾季から雨季に変わる4~5月あたりは、瑞々しい果物がたくさん市場に出てくる時期です。ここでしか食べられない果物をぜひ、たっぷり召し上がって下さいね!チエリオススメは、写真左下のマンゴスチン♪甘酸っぱくてさっぱりしているので、何個でも食べられますよ。
近頃のホーチミンは最高気温が37度を超える日も増えて、クーラーがないバイク移動をしている人を見ているだけで頭がぼーっとしそうになりますが、次の画像はベトナムのいつのも日常風景です。
手前に写っているオジさまのように、ナイロンのジャンパーを着て移動している人が多く、日本の気候に慣れている私にとっては『え?今35℃超えていますよね?暑くないですか?』と、いつか質問してみたいです。
日本とベトナムでは気候が大きく違うせいか、もともと暑さの感じ方が違うのか、25℃を下回る日は、いきなり革ジャンを着て現れる人も居るのです(笑)25℃って、日本だったら初夏ですよね?ホーチミンの人たちとの現地生活では実に面白い発見があります。
あれこれ街中の風景や人を観察しながら、バスまたはタクシーの旅を楽しみましょう。
周りの景色がだんだんとド派手な看板に変わってきたら、もうそこはチャイナ!ホーチミンの中華系民族が集まる中華街は5区を中心に広がっています。
マニアックな市場がいくつかある5区ですが、特別な用事がないとなかなか来ない地区でして…、恐らくここまで足を延ばす観光客はなかなかいないかも知れません。
それでも今回は、ここへ行く理由があるのです!それは、ホーチミン駐在員の間で大人気の「とある餃子」を食べにいくため!
え?餃子?と思われたあなた!いやいやホントに美味しいんですよ!駐在員の多くが、わざわざタクシーで乗り付けて、はるばる食べに行くほど美味な餃子なんですよ♪
リアル中華街の中で1番人気の餃子屋さん
なにを隠そうこちらの餃子屋さん、私自身も初めて訪れたわけでして、とてもローカルな住所なので万が一道に迷ったら『英語は、おろかベトナム語すら通じないのでは?』と、若干ビビっていました。
本当にどローカルなので、ひったくられないように携帯を両手でしっかり持ちつつ、携帯の画面を見るという怪しい動きをしつつ現地に到着しました。
第一印象を正直に言いますと『うわっ!ホントにどローカル!!』という感じで、日本でいうと昭和のザ・レトロという感じのちょっぴり古めのお店です♪
お昼少し前に着いたのですが私たちが入った後から、中国語で話す中華系の人がわんさか押し寄せてきました。なぜか照明は暗めの店内です。
メニューはオール中国語とベトナム語のみで、もちろん中国語の漢字を見ながら食べ物の種類を想像しました、漢字が理解できる日本人で良かったと思った瞬間です!
いくつか注文して喉がカラッカラだったので、まずは青島(チンタオ)ビールを頼みました♪漢字のラベルだけで気分はもうチャイナですよ♪
お酒が飲めない人も安心してください。写真の奥に見える大きな白いポットには、とっても美味しいあったかいジャスミン茶が入っています。もちろん無料で提供されますよ。ベトナムの普通のレストランで出されるお茶は『ハス茶』が多いので、たまにジャスミン茶を飲むと新鮮な気分になります。
“野菜のガーリック炒め”と“焼きそば”に感動
店内は中国語が飛び交っていて、ベトナムに居ることも忘れそうな不思議な気分に浸りながら青島ビールを飲んでいると、お店のお姉さんが持って来てくれましたよ。
ハイ、コチラです!
『空芯菜のガーリック炒め』のシャキシャキ具合が絶妙で、思い出してもよだれが出るほど絶品でした!このお料理はベトナム料理屋さんでも食べられるのですが、お店によって味が微妙に違いますので、私はここのお店の物を推しますよ!
ちなみにベトナム料理屋さんで出されている「空芯菜のガーリック炒め」は、通常はベトナムのお醤油ヌックマムを使って調理されているので、日本で作る炒め物とはまた違った旨みが感じられます。
ぜひホーチミンへ、お越しの際は「空芯菜のガーリック炒め」を召し上がってみてくださいね、ビールが好きな方なら絶対好きな味です♪
シャキシャキ言わせながら空芯菜を食べていると、次はコチラの登場です!
もっちもちのきし麺みたいな麺の『焼きそば』です。具にふんわり卵が入っていて、これまた絶品!見た目ほど味は濃くなく、とっても優しい味です。口に入れると、もっちもちした麺が口の中にふわーっと広がって、ほっこり幸せな気持ちになりますよ♪
遠征してまで食べたかった餃子の味に大感動
最初にビールと一緒に餃子をオーダーしたのですが、なかなか来ません…。店内を観察したところどうやら奥のテーブルで5人くらいの若い女の子が楽しそうに餃子を作っていました(笑)
『私たちの餃子ホントに来るかしら…?』と、首を長くして待っていると、来ました!忘れられていなかった!
小ぶりのまるっこい形がかわいいこちらの餃子♪手作り感満載で、皮がもっちもち!弾力があって、口に入れると跳ね返ってきそうな勢いです、中の具はニラがたっぷり入っていてお肉の甘みがぎゅっと詰まった、昔ながらのお母さんの餃子の味みたいですよ。
テーブルの上に、ベトナム醤油とラー油とお酢がありますので、自分の好みの味に調合して頂きましょう、小ぶりサイズなのでいくつでもペロっといけそうな勢いです。
焼き餃子も超絶美味しいですが、こちらのお店、実は『水餃子』も有名なんですよ♪それがコチラ!
これまた小ぶりな、赤ちゃんの耳たぶのかたちのような愛らしいフォルム恐らく先ほどと同じ餃子を茹でるか焼くかしているだけだと思われますが、味はまた全然違うんですよ♪
水餃子のほうが、つるっとしている分なめらかに口の中に入って行ってさっぱりとした味わいです。対する焼き餃子の方はもっと具の味が濃いように感じました。
中国の歴史を感じる絶品スープ
食事のシメといえばスープですよね、今回訪れたお店には“コレを飲まなきゃ来た意味がない”といわれているほど、絶品のスープがあるのです、それはコチラ!はい、どーん!
こちらのスープは、卵スープでもフカヒレでもなく「サンラータンスープ」です!あの中華料理屋さんによくある酢っぱ辛いスープで『このお店はサンラ―タンが絶品!』と、先輩駐在員のかたが、おっしゃっていたので、今回念願かなって私もチャレンジすることが出来ました。
『今まで飲んできたのンは本当にサンラ―タンだったのか?』と思ってしまうほどの美味しさでした。お酢の加減がちょうど良くて、卵がこれまたいい仕事してるんですよね~。こまかく切って入れられたお豆腐も、のど越し良くつるんと喉の奥に入って行く感じです。
まさに〆にふさわしい絶品スープで大サイズを注文しましたが、全部飲み切りました!本当にどれもこれも絶品のお料理ばかりで、はるばるやって来たかいが十分にありましたよ。
この時のお会計はビールも入れて全部で2,000円しないくらいで、大人2人で行って、この量を食べて飲んでですので『相当お安いのでは?』と思います。
『ホーチミンに来てまで中華料理なんて!』と、思われるかもしれませんが、ここは絶対に行く価値がある在住者おすすめのお店です!あっさりしたヘルシーなベトナム料理は、毎日食べるとさすがに飽きが来ますので、もしよろしかったらホーチミンの中華料理を味わってくださいませ。
ちなみに、こちらのお店から徒歩10分以内の場所にチャイナタウン最大の市場である、アンドン市場があります。1区のベンタン市場は観光客であふれかえっていますが、アンドン市場はいわゆる卸の市場で、業者っぽいローカルの人たちがたくさん仕入れをしている市場です。
もちろん小売りでも売ってくれるお店もありますので、勇気を出して覗いてみてはいかがでしょうか?生活雑貨やスパイスなどが売られていますよ。
最後に気をつけて頂きたい点ですが、紹介したお店がある5区は正直、治安に不安が残る地区なので、現地で暮らす私たちも周囲に注意しながらお店を目指したくらいです。
中心地の1区以上にひったくりが多かったり、その他のトラブルも発生しやすい場所ですので、行かれる際はどうぞ持ち物などに十分気をつけていかれてください。
特に日本人はパッと見ただけで外国人と認識されやすいですので、出来るだけ現地の人に近い服装(カジュアルなデニムやショーパンなど)で行かれた方が良いですし、バイクの往来も激しい場所ですので、どうぞ十分に気をつけて楽しい旅を満喫してくださいね。
Sủi Cảo Việt Nương 大娘水餃
住所:964 Trần Hưng Đạo, Quận 5, TP.HCM
営業時間:10:00~14:30, 16:30~22:30(年中無休)
美味しいクラフトビールが飲めるビア専門店
ホーチミンは雨季に突入すると、日本人領事館から「紫外線指数が最大レベル」まで上がっているため注意報が発令するくらい凄まじい暑さがやってきます。
予想気温は38度だったのですが、携帯の天気予報をチェックすると体感温度が42度まで上がっている日もあるほど暑い日が続きます、この時期にホーチミンにご旅行でいらっしゃる方はぜひ、UVパーカーを羽織ったり、こまめに水分を取られるなどして、体調管理に十分お気をつけくださいね。
少し歩いただけでも喉がカラカラになるので、美味しいビールが飲める素敵な場所に入ることにしました。
パスター通りのお店とお店の間にある細い路地をずんずん進んで行くと、これまた細い階段がありまして、そこをトントンと登って行くと可愛らしいドアがあります。
勇気を出して開けてみるといきなりかっこいいカウンターが、お出迎えしてくれます、外国人率ほぼ100%の店内に背の高いスツールがこじゃれた雰囲気を醸し出していますよね。
壁を見ると可愛らしいビールの醸造のイラストがあり、このお店はホーチミンいち美味しいクラフトビールを飲ませてくれる『クラフトビア専門店』なのです。
そしてこのお店の売りは何と言ってもコチラ!はい、どーん!
『その日おすすめの6種類飲み比べセット』という、なんとも素敵な響きのサンプルセットがあるのです!ビールが世界で1番好きな飲み物の私は目をキラッキラに輝かせて、一緒に行ったご夫婦と堪能いたしました。
お店オススメの「パッションフルーツ」は、フルーティで女性にも飲みやすい軽めのテイストです、他にもチョコレートの風味を持つ黒ビールや、ジャスミンの味のビールは香りも良く、なんとドリアンビールまであります!今まで飲んだことがないビールがあれこれ飲めて、本当に楽しいセットですよ。
お料理の写真を撮り忘れてしまったのですが、おつまみにするならビールに良く合う『野菜スティック&コンビーフパテ&クラッカーの盛り合わせ』が断然オススメです。
周りを見渡すと、みなさん昼間からグビグビ美味しそうにビールを飲んで、おられて、おしゃべりにも花が咲いている様子♪ホーチミンのこの暑い気候だからこそ、ビールがさらに美味しく感じられる最高の季節ですよね。
ちなみにこの飲み比べセットは約1,500円で、フードは全品ほぼ800円で食べられます。お店のオーナーはアメリカ人の方だそうで、だから店内が古き良きアメリカのバーのような雰囲気なのですね。
スタッフは全員英語で話せますし、とってもフレンドリーなので、ぜひ話かけてみてくださいね♪
Pasteur street brewing company
住所:144 Pasteur | In the Alley Next to the Rex Hotel, Ho Chi Minh City
営業時間:11:00-22:00
ベンタン市場そばのイタリアンカフェ
観光客が必ずといっていいほど訪れるであろう「ベンタンマーケット」は、ベトナムの活気あふれる日常を垣間見られる、まさに「アジアの台所!」といった市場です。
一通りお買い物をして、ちょっぴり小腹が空いてきたころに急なスコールが来ました。ホーチミンのスコールは、大体1時間もしないうちに上がりますので、どしゃぶりの外を歩くよりも、カフェなどでゆっくりスコールを楽しむことをおすすめしたいと思います。
どしゃぶりの雨が降ってきた時に雨宿りしたいお店が、ベンタン市場から徒歩2分の場所にある「Napoli’s PIZZA & CAFE」です。
レンガの壁が素敵なイタリアンカフェです、細部に至るまでこなれ感が出ているなーと、思っていると、やはりオーナーは日本人でした。
オープンエアのお店ですが2階席も見えます、さながらスポーツバーのようにも見える店内で、1階の左奥の席に案内されました。
大型の液晶画面にテレビ番組やスポーツ中継などが流れていて、アメリカのスポーツバーにいるかのような錯覚に陥ります、ソファー席があるのも女子にとっては嬉しいですよね。
店内のインテリアも、センスあふれる素敵な作りです!外は雨が降っていますが、まずはビールをオーダーします。
メニューはとても分かりやすく、お店のスタッフは日本語が出来る子も少し居ますし、英語はもちろん通じますのでご安心ください。
全体的にかなりリーズナブルな料金で、おつまみも各種あり「バル」のようなお店ですね!ビールにピッタリなツボを押さえているメニューをじっくり見ながら、スコールの時間を楽しめます。
ベトナムに居ながらバルの気分を堪能
お酒を飲みながら食事をする時は、最初にピザをがっつり食べるというよりも、おつまみをちょこちょこ食べつつお酒を飲みたいところですよね。
もちろん、ビールだけではなくおつまみも注文しました!アツアツの状態で運ばれてきたのは「小エビのアヒージョ」です。
ガーリックが効いていて美味しいですし、エビもぷりっぷり!さすがエビ大国ベトナムですよね。火傷をしないよう、はふはふ言いながら食べましょう。
次に注文したのは、見た目も美しい「マリネドサーモン」です。ベトナムライムやオリーブの飾りつけが、センスを感じる一品ですね♪このサーモンがものすごく美味しくて、最高に幸せな1皿でした。
タパスをつまみながらオーダーしたピザが来るのを待っていると、お隣のテーブルには、欧米人のカップルが居て、向こうには小さな赤ちゃんを連れたダンディなおじさまと、お友達のグループ。
ここはハワイかロスかな?と思うほど、店内には英語が飛び交っていますが、笑い声が絶えない温かい雰囲気が流れていますよ。
コスパ抜群のピザで幸せな時間を過ごす
魚介たっぷりの「マリナーラ」です。食べ応えのあるサイズで、2人でシェアしてちょうど良い感じですよ。
何といってもピザ1枚で約750円ですからね。コスパは非常に良いと思います、油っぽくなく生地が薄めなので、サクサクっと食べられる軽さですよ。
お酒を飲みながらタパスをつまみつつ、サクッとピザを食べるのにちょうど良い、カフェ感覚のお店ですかね♪
他のお客さんたちも、みんなピザ1枚をビール1杯と共にさくっと食べて、お会計する感じでした。お腹がいっぱいになるころには外のスコールも止んでいるハズですよ。
こちらのお店、week dayは夕方の時間ハッピーアワーがあるそうで、観光の途中でちょい飲みするのにも使える、素敵なお店です。インテリアもオシャレでカッコいいので、旅行の思い出に素敵な写真が撮れるかもしれませんね。
Napoli’s PIZZA & CAFE
住所:284 – 286 Lý Tự Trọng, Quận 1, TP.HCM
サイゴンの天空にいちばん近いレストラン
ところでみなさまは、ホーチミンがその昔「サイゴン」という名前で呼ばれていたのをご存知ですか?時は今から40年ほど前の1975年、当時ベトナムは南北に分かれていて戦っていました。
この年に、北ベトナム政府が南ベトナムの首都サイゴン(現在のホーチミン)を攻撃し、南ベトナム政府は無条件降伏を発表しました。サイゴン陥落の後、サイゴンは当時の指導者「ホー・チ・ミン」にちなんで、市名をサイゴン市からホーチミン市に改名したという経緯があります。
実際にここで暮らしていると、地元の人の多くは「ホーチミン」と呼ぶよりも、昔ながらの「サイゴン」という名で呼ぶのを好んでいる人が多いように感じます。『サイゴン時代のあの頃を今でも忘れない』という想いがあるのかもしれません。
今でさえホーチミンの街は非常に発展していて、40年前に戦っていた場所などとは想像もつかないくらい、街も人も成長し輝いて見えます。それでも、こうした街の名前の由来を考える時に、その背後にベトナムの人たちが過ごしてきた多くの歴史があるのだなあと、しみじみ感じています。
ちょっとしんみりしてしまいましたが、今回は旅行者のみなさまをサイゴンのとっておきのレストランへご案内したいと思います。まさに「天国にいちばん近いレストラン」で、とびっきり美味しいBBQを堪能しよう!というご提案です。
サイゴンの街を天空から見下ろしつつ、美味しいBBQに舌鼓を打ちながら素敵な時間を満喫できる夜へ早速案内いたします。
雨季に入った5月のホーチミンの空です。すっかり夏の空ですね!といっても1年中真夏ですけど…、夏は夏でも「乾季」と「雨季」の空の雲は微妙に違います。
最近では空を眺めるのがクセになって、気が付くと空の写真を撮っています。1つのモノにテーマを絞って追及していくのもまた面白いものです。
それでは本日のメインイベントの会場へ行きましょう、場所はパスター通りを郵便局方面に北上して行ったところにあります。観光スポットの「人民委員会」からも徒歩で行ける距離にありますので、日が落ちて涼しくなったころにお散歩をしながら向かうのも素敵ですね。
目指すビルは、ガイドブックにも載っているベトナム料理レストランの『ニャーハンゴン』の真向かいの場所にあります、ビルの入り口に到着すると、アオザイを着た綺麗なお姉さんが、『どこに行かれますか?』と聞いて来てくれますので、『Saigon Grill(サイゴングリル)』と答えてください。
すぐ奥のロビーのエレベーターを案内されますので、それに乗り最上階の7階に行きましょう、実は、お目当てのレストランは、さらにこの上にあるのです。
探検気分で階段をのぼって最上階へ
指示された7階で降りると、こんなサインが目に飛び込んできます。
「サイゴングリル・ルーフトップBBQ」と書かれていますね、 ルーフトップと言う響き自体、なんだかワクワクします。
サインの左側を進んで行きますと、またもやサインが!「サイゴングリルはあっち」と、さらに左に進むサインが出ています。まるで探検ゲームのようですよね、指示通りに進んで行くと、今度は急に階段が見えてきます。
なんだかちょっと派手目な階段ですね。恐らくこの上にルーフトップレストランがあるのでしょう、さぁ、ドキドキしながら階段を上って行きましょう。
階段を上った先はロマンチックな空間が広がっていて、思わずうっとりする雰囲気が待っていました、地元ベトナム人の会社帰りの人たちで混雑していて、みなさん楽しそうにBBQを堪能されている様子です。
超高層ビルではないけれど、眼下に広がるサイゴンの夜景を見ながら、素敵な時間を過ごすにはとっておきの場所です!
店内は清潔さもキープされていますし、何よりルーフトップの空間が気持ちいいです、昼間は激アツのホーチミンですが、夜になるとストンと気温が下がり、夜風が心地よい大人の時間が始まりますよ。
ちなみにルーフトップですが「空の真下にあるテーブル」と「屋根付きのテーブル」もたくさんありますので、雨が降ってきても大丈夫です、雨季のシーズンも安心して使えるお店ですよ。
サーブは全てスタッフがやってくれるので楽ちん
こちらのレストランの売りはBBQです!何といってもこの景色と雰囲気の中で堪能できるのですからね、それこそが既にご馳走です。
こちらのレストランだけに関わらず、ホーチミンのレストランのほとんどは、お店の方が全てのサーブをしてくれるので、お客さまはゆっくりおしゃべりをしながら美味しい物が出来上がるのを待つだけで良いので、これはもう本当に楽ちんなのです。
特に、BBQや焼き肉などは「焼くことに夢中になって会話を楽しめない!」とか「サーブする人だけに負担がかかり、みんなでゆっくりと食事を楽しめない!」などの問題が起こりがちですが、ここではその心配はありません。
さて、今回オーダーしたのはこちらです。
時計回りに「チキンのタマリンド焼き」「ししゃものピリ辛焼き」「牛肉のチーズ巻き」です、ビールを飲みながら、じっと焼きあがるのを待ちましょう。
お通しには3種類の盛り合わせがつきます「ピクルス」や「キムチ」に「ベイビーきゅうりのピリ辛和え」これはもう飲ませる気ですね!お酒好きにはたまらないセレクトです。
特に、この右端のベイビーきゅうりが美味しくてたまりません!ポリポリ食べられて、なおかつピリ辛が後引く美味しさなんです。
ホーチミンに暮らしていつも感じていることの1つに「野菜がとっても美味しい」ことがあります、ホーチミンのお店で売られている美味しい野菜の多くは、ベトナム中部ダラットという場所で生産されています。
ダラットは日本で例えるなら軽井沢と言ったところでしょうか?1年中涼しく避暑地のような快適な気候のダラットは、空気やお水がとっても綺麗で、野菜だけでなくお花も有名な観光地です。
ホーチミンからもバスで行けるツアーがありますので、ちょっと郊外へ足を延ばしてみたいなと思われるかたには、ぜひおすすめの観光地です。ちなみにダラットへは、ホーチミンからバスで7時間くらいかかりますので、時間と体力に自信のある方はぜひ!
BBQ以外の料理もとっても美味しい
BBQは、じっくり弱火で焼くらしく、想像以上に時間がかかっていましたので、それまでの間ほかのモノも注文しようと言うことになり、こちらを注文しましたよ。
「カニ肉の野菜炒め」です、ボリューミーですが、野菜がいっぱいなのでヘルシーですよ、味付けも日本人の口に合う、ほんのり塩コショウが効いている薄味です。
カニの身もゴロゴロ入っていて美味しいですし、ベトナムのコリアンダーも入っているので、ほんのりアジアンな風味もまた美味しいのです♪
こちらは「土鍋入りガーリックチャーハン」です、素焼きの土鍋がまたレトロでいい感じですよね、ガーリックがガツンと効いていて、とっても食欲をそそる味!想像以上に量が多いので、大人3人でも満足な位のボリュームでした。
先ほどのBBQと一緒に、カニ肉の野菜炒めとガーリックチャーハンを堪能しつつ、この素敵な夜景も見ながらお食事を堪能して本当に素敵なひと時でしたよ♪
ふと下を見ると、ベトナム名物のバイクの大群がひっきりなしに走っていますが、夜のこの時間帯にはその様子さえも、イルミネーションの一部と化して本当にキレイです、お酒を飲みながら美味しい物を頂いて、ゆっくり大人の時間を堪能しました。
こちらのレストランは、トイレもすごく綺麗ですし、お店のかたも英語が堪能です。そして意外と知られていない穴場的なお店らしく、この日は観光客のかたにも遭遇せず、ローカルのベトナム人や駐在員のお客さんが多かったように思います。
お会計も明朗会計ですので、安心してお食事が出来るおすすめのレストランですよ。ちなみに、リクエストすれば日本語のメニューもあるそうです。
今回のお食事ではオーダーした先ほどのお料理のほかに、ビールやジュースなども含め、大人3人でトータル5,000円ほどでした。ローカルのお店に比べると、決して安いお店ではないですが、お店の雰囲気や清潔感、スタッフのサービス、味などを総合して考えると、かなりお手頃なレストランではないかと思います。
ホーチミンでご旅行に来られて『今日は静かで素敵な場所でゆっくり食事がしたいな』と思われた時に、是非こちらのレストランをご利用ください。笑顔の素敵なスタッフが、にこやかに迎えてくれますよ。
Saigon Grill(サイゴングリル)
住所:91 Pasteur, District1 HCMC
大音量の音楽を聞きながら飲めるビアクラブ
地元のホーチミン女子に誘われて連れてきてもらったお店は、今ホーチミンの街にものすごい勢いで増えている「ビアクラブの先駆け的なお店」です。入り口でチェックがあり、中に入るとガンガン響く音楽が早くも聞こえてきます。
喉も乾いていたので、思い切って「タワービール」と呼ばれるものを注文しました!ちょっと見えにくくて申し訳ないのですが、2.8リットル入っています。
本当はサッポロが飲みたかったのですが、この日は「タイガー」のキャンペーンガールがお店の中に沢山いて『どうしてもタイガーを飲んで!』と、可愛くオススメしてくるので、そちらにしました(笑)
周りの人のオーダーを見ていると、みなさん各メーカーの瓶ビールをいくつかまとめてオーダーして、氷が入ったバケツに入れつつ飲んでいるようでした。
タワービールはここ最近ホーチミンでとっても流行っていて、普通の飲食店でも置いているお店がけっこうあります。ちなみにこちら、2.8リットルでお値段約1,500円でした。
おつまみに「フライドポテト」や「フライドチキン」をちょこちょこっとオーダーしました。フード類も美味しくて、ここはリピートしたくなるお店になる!と思いましたよ。
このお店の売りは、お店に「盛り上げ上手のDJがいる」「可愛いスタッフが多い」ということでしょうか。雰囲気もクラブとまではいきませんが、家族連れで食事をしているテーブルもあります。
若者グループから会社帰りっぽい雰囲気のグループまで、ベトナムのローカルでちょっとおしゃれなバーという感じがして、なかなかおもしろかったです。
トイレもすごくきれいでしたし、お店のスタッフの子も英語が出来る子が多いので、観光客の人にもぜひオススメしたいビアクラブです。お隣のテーブルのベトナム人グループとも、気軽にお友達になれたりしますので、きっと楽しいと思いますよ!
Vuvuzela
住所:11 Nguyen Binh Khiem Street District1 HCMC
ホーチミンのレストランには、多国籍料理がいっぱい
どれもこれも実際に私が足を運んで訪れた、チエリお墨付きのお店なので自信を持っておススメできます!ホーチミンに行く機会がありましたら、ぜひぜひ行かれてみてくださいね。
この他にも、スペイン料理やメキシコ料理、タイ料理にイギリス料理、マレーシア料理にインド料理などなど、世界中の味を楽しめるのがホーチミンという街です。
街にある各国のレストラン巡りをしていると改めて、ホーチミンが国際都市なのだなあと思い知らされます。ホーチミンに来たらベトナム料理もいいけど各国の料理もぜひ味わってみてくださいね。