ホーチミンのカフェで極上の時間を味わう
日本だけではなく今や空前のカフェブームが世界中に起きていますが、ホーチミンも例外ではありません、ベトナムに旅行で来られたかたに『ホーチミンにはなんでこんなにカフェが多いの?』と、よく驚かれるほどです。
バイクでローカルの道を走っていると、まさに5メートルおきにカフェがあるといっても過言ではなく、それぞれのお店自慢の料理やコーヒーを堪能することができます、ベトナムの名物にもなっている小さいイスに座っての路上コーヒーも風情があって素敵なのですが、今回紹介するのは地元ベトナム人カップルに大人気のカフェです。
そこで、ベトナム在住のチエリが最近見つけた「とっておきの隠れ家的カフェ」を紹介します。
目次
ホーチミン7区で見つけた優雅な時間が流れるカフェ
ベトナム人富裕層が暮らすホーチミン7区は、観光の中心地1区からバイクやタクシーで20分程の場所にあり、ごみごみした中心区もベトナムの熱気を感じられるエキサイティングなエリアなのですが、7区は各国のインターナショナルスクールなどが立ち並ぶ、空気の良いおしゃれなエリアです。
1.The CoffeeHouseで飲むカプチーノとアイスコーヒー
「カプチーノ」と「伝統的なアイスコーヒー」「コーヒームース」を注文しました。カプチーノには、小さなクッキーが添えられていていい感じ、味はものすごく深くて香りの良い美味しいカプチーノでした、コーヒームースも甘ったる過ぎずオトナなスイーツです♪
The Coffee Houseオススメメニュー
・カプチーノ:約250円
・アイスコーヒー:約150円
・コーヒームース:約200円
最近ベトナムでは外資系のスイーツもどんどん入ってきていますが、やっぱりローカルのものはまだまだ大味の物が多い中で「The Coffee House」のスイーツは日本の味に近くて美味しいですよ♪
また、アイスコーヒーには中に入っている氷が透明ではなく色がついているのが、お分かりでしょうか?実は、アイスコーヒーを凍らせた氷を使っているのです。
日本でもなかなか氷で薄まらないようにアイスコーヒーの氷を使っているお店が少ない中、きめ細やかな「おもてなし」のサービスがベトナムでも根付いていると思うとグッと感動しました。
もちろん、こちらのこだわりのアイスコーヒーは「苦みが強すぎずコクがあってまろやかな味」でした、本当に美味しかったのでThe Coffee Houseへ来られた時には、舌も心も感動するアイスコーヒーを味わってくださいね。
2.自家栽培のコーヒー豆も販売している
ベトナムはコーヒー大国でもあり、豆の生産量はブラジルに次いで世界第2位です、The Coffee Houseでも自分の所の農園でコーヒー豆を栽培しているようで、お持ち帰り用の豆も販売しています。
ベトナムコーヒーは他国産のコーヒーに比べてとっても濃く、焦げた麦のような香味で渋みと苦みが強く、酸味がない独特の味をしています。
ベトナム独特の飲み方でもある、コンデンスミルクをカップの底に入れて飲むスタイルが1番美味しく感じるのですね、The Coffee Houseでも同じ系統の豆を使っているようで、美味しいベトナムコーヒーを飲むことができました。
3.広々とした空間に広がるオーガニック野菜コーナー
前面ガラス張りのカフェの入り口は、意外とこぢんまりしているのですが、中に入った途端目に飛び込んでくるのはこのオーガニック野菜たちです。
『あら?ここカフェだったよね?』と思いつつ、オシャレに並べられた野菜たちをしばし物色しました。
手前に映っているニンジンを見て頂くと分かるように、なかなかの不揃い感が出ておりますが、いかにも身体に良さそうな「ザ・オーガニック」という雰囲気を醸し出していますね。
ニンジンの右隣(下段)にある白い丸っこい野菜は、日本での「カブ」に近い食感の野菜で、ベトナムに来る前は見たこともなかった野菜ですが、ベトナムのスーパーでは手軽に購入できるので、カブの代用として使っています。
野菜は極力オーガニックのものを買うように心がけていて、ホーチミンも外国人の居住者が増えてきていますので、少し探せばオーガニック系の食品を扱うお店もありますし、安心で便利なインターネット通販で購入できるサイトもあります。
ですが、細かいことを考え出すとキリがなくストレスもたまる毎日ですので「基本的にテキトー」をモットーに、神経質にならず臨機応変に対応するのが海外生活での暮らし方です。
店内はゆったりとしたスペースで席が設けられていますので、みなさん思い思いにパソコンで作業をしたり、ガールズトークに花を咲かせたり、自由な時間を過ごしています。
ナチュラルな感じのベトナム人の若い子たちは昔の日本人をイメージしたような、素朴な可愛らしさがありますよ、地元の人たちの様子をチラッと見ながらお茶をするのも海外旅行の楽しい部分ですよね。
4.お洒落な店内を見渡してみる
周りを見渡すと、ベトナム人の若いカップルがダブルデートをしていたり、仲良く2人で、お茶をしていたりする様子が見えます、ベトナム現地の若いカップルたちは、向かい合って座らずに真横に来て、隣同士で仲良くお喋りするスタイルなんですね。
店内は広々とスペースが使われているだけでなく、センス良く観葉植物が置かれていたり、インテリアがとっても洗練されていて本当にステキです。
壁一面に描かれたアートも人気のポイント!ベトナムの三角帽子(ノンラー)を被った農家さんが、一生懸命コーヒー豆を育てている絵でしょうか?独特のイラストで、心がほっこりするタッチですよね。
5.小さな可愛らしい観葉植物に癒される
コーヒーも飲み終えて、さあ帰ろうと出口の方へ行くと、先ほどのオーガニック野菜が置いてあるコーナーの隣には、可愛らしい観葉植物が置いてある、コーナーが有りました♪
抱きしめたくなるほど可愛いですよね、コロンとした器の中に豊富なバラエティで「ちびサボテン」や「小さい観葉植物」があります、もちろん売り物ですので気に入った植物を購入することもできますよ。
しかもお値段1個3万ドン(約150円)ちょうど、小さいサイズの観葉植物が欲しかったので、まさに運命的な出逢いを感じ、我が家へ連れて帰ることになりました。
我が家に迎えた観葉植物たちは、それぞれに全く違う特徴があって、眺めるたびにほっこり優しい気持ちになっています。植物がある生活ってなんだかいいですよね。
The Coffee House
住所:313 Nguyen Thi Thap Quan7 HCM
6.同系列3区のThe Coffee Houseもチェック
天井が高くて広々とした店内に「オーガニック野菜コーナー」や「観葉植物のコーナー」も併設している魅力的なカフェで、何時間も居られそうな優しい空間にベトナムへ訪れた際には、足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
The Coffee Houseは、中心地3区にも支店がありますので、街で見かけられたら中に入って、旅行で疲れた身体を癒してくださいね。
The Coffee House(3区)
住所:130 Cach Mang Thang 8, Quan 3 HCM
その時はぜひ、絶品の「アイスコーヒー」と「コーヒームース」を味わってくださいね、ベトナム駐在員が超オススメする満足度が高いグルメです。
隠れ家カフェで美肌を育てるジュースを堪能
ベトナムにはスコールと呼ばれる大雨が降ることがあり、ランチを済ませた後に運悪く遭遇しました。『軽くお茶出来る場所はないかなぁ』と、辺りを見回すと古い雑居ビルの中に、素敵な雰囲気が出ている看板がありました。
階段で2階に上がりドアを開けるとノスタルジックな空間が広がっていました。午後の中途半端な時間にお邪魔したので、お客さんは誰もおらず貸し切り状態でした。
スタッフのかたが、奥のソファーでゴロンと寝転んで休憩していたのですが、私が急に入って来たので大慌てで奥に引っ込んでしまいました。
ベトナムでは、お昼休憩を1時間半など長くとってお昼寝をする習慣があります、20分以内の短時間睡眠をすると午後からも頭がスッキリして活動的になれますよ。
窓際の席にゆったり座って、外を見ると素敵な景色が広がっています。
雨のホーチミンもまた景色がガラっと変わってステキです、店内にもバルコニーにも緑がたくさんあって都会の中にあるオアシスみたい。
緑のカラーは目に優しい色合いですので、普段パソコンやスマホの画面に釘づけの人は、たまにはこうして緑の植物をみて、目も心も癒してリフレッシュすることは大切ですね。
身体の内側からキレイになる美肌ドリンク
これは、オレンジジュースではなく「パッションフルーツジュース」です。ベトナムで観光客のかたが好まれるドリンクといえば、フルーツスムージーのような飲み物「シントー」ですが、かなりのボリュームがあり、味はとっても甘く意外とお腹いっぱいになります。
「パッションフルーツジュース」は、砂糖を一切使っていない自然の甘みで、ピンクグレープフルーツを絞ったような味で、さっぱりしていますよ。
ミルクピッチャーには、パッションフルーツの果汁にほんのり砂糖を混ぜたものが入っていて、甘味が足りない人は使ってみてくださいね。
パッションフルーツが持つ効能は、何といっても「ベータカロチン」が豊富なこと!身体の免疫力を高めて肌の潤いを保ち、視力維持にも欠かせない栄養素がふんだんに摂取できますよ。
しかも「ビタミンC」や「ビタミンB6」も多いので、貧血の改善予防、むくみの改善予防、美肌効果やダイエット効果もあるんですって!アンチエイジングに効果のある抗酸化物質も多く含まれているので、ベトナムに来たら飲んで、おきたいジュースです。
近頃のベトナムでは、ジュース系のドリンクを頼むとジャー瓶に入って出てくることがほとんどです、とにかく量が多いので突然のスコールをやり過ごすのにも最適です。
お店はゆったりと過ごせる静かな空間で、雨の音を聞きながら癒しの時間を堪能できました、スタッフのかたも気を利かせてくれたのか、BGMをかけてくれたところも好感度が高いポイントでしたよ。
こちらのお店は、日本人街に隣接するNgo Banh Nam(ゴーバンナム)通りに本店があるベトナム料理のお店ですが、支店のこちらは本店よりも静かめで、ゆっくりお食事やお茶を楽しみたいかたには、おすすめです。
パッションフルーツのジュースは、おしぼりの価格も入れて300円ほどでした。路上のカフェなら60円ほどで済みますが、トイレもキレイだし何より店内がものすごく素敵ですので、旅行者のかたにも自信を持っておすすめしたい、レストラン兼カフェですよ。
Quan Bui Authentic Vietnamese Cuisine
・住所 : 39 Ly Tu Trong Street District1 HCMC
フランス気分を味わえるバケットでランチタイム
ベトナムがかつてフランスの統治下にあり、現代でもホーチミンの食文化に触れていると感じることでもあります。そこで、ベトナムでフランス気分を味わえるお店を紹介したいと思います。
こちらの「Le MANH MI」というお店で、バインミーとはベトナム名物フランスパンのサンドイッチのことを言います。ホーチミンでも道端の屋台で、安い場合は1つ15,000ドン(約75円)で売られています。
店内はすごく可愛らしく、オーナーがフランス人みたいですよ。フランスの面影を残す雰囲気で、しっとり落ち着ける空間です。店内はテーブルが数席あるだけですが、ほどよくクーラーも効いていて居心地がいいです。ふらっと立ち寄って、お茶するのにもおすすめのお店です。
お店名物の『UMAMI(うまみ)』というシリーズのロングサイズを、お持ち帰りで注文しました。わさびテイストが練り込まれたサンドイッチで、ピリッとした辛さが病みつきになります。
テイクアウトは、こんな可愛らしいバッグに入れてくれます。青・白・赤のトリコロールカラーにセンスの良さを感じますね♪
パストラミのお肉がぎっしり詰まっています。
少し時間が経っているので、しなっとなってますが食べ応えのあるサンドイッチです。
中身もぎっしりとお肉が詰まっていて、野菜もたっぷりです。
これでお値段は350円くらいです、屋台のバインミーと比べると4倍以上のお値段ですが、中身の具を考えると安いくらいですよ。
ちなみに屋台のバインミー屋さんにもすごく美味しいお店もあるのですが、1日中30℃以上の暑さで、冷蔵庫がない屋台のショーケースに入っている「ハム」や「パテ」などは劣化するのが早く、旅行者のかたで体調が悪い時は、お腹を壊す可能性がありますので注意してくださいね。
Le MANH MI
・住所 : 12 Le Thanh Ton, Ben Nghe, District 1 HCMC
ホーチミンカフェは優雅な時間が流れる
ホーチミンには、この他にもたくさんの素敵カフェや穴場のレストラン、地元の人がこよなく愛する食堂、青空の下で気持ちよさそうに髪が切れる青空床屋さんなど、楽しい場所がたくさんあります。
訪れるたびに新しい発見が出来るホーチミンにどうぞ遊びにいらしてくださいね、アナタだけのとっておきの空間を見つけられますように。