アメリカ旅行の準備はOK・持ち物と現地の気候は要チェック

アメリカに旅行するなら準備しておきたい必需品があります。深夜に現地へ到着する便でアメリカ旅行を計画しているのなら、両替所の営業時間をチェック!閉まっていて換金ができないケースもあるのです!

アメリカ旅行の準備はOK・持ち物と現地の気候は要チェック

アメリカ旅行する前に準備しておくべき持ち物

「アメリカに行きたい!」と思っていても、実行に移すとなるとなかなか勇気がいります。いざ、決意をしても「何から始めたらいいのか?」「抜けていることはないか?」と不安になりますが、これまでの経験をもとに失敗談も含め、必要な持ち物のリストアップやスムーズにアメリカ旅行の準備が可能になるスケジュール調整のコツなどを紹介します。

カリフォルニアの港

ちなみに、今回の旅行先は「カリフォルニア州ロサンゼルス、ネバダ州ラスベガス、アリゾナ州フェニックス」で、12月半ばに10日間かけて車で移動しました。

まずは行き先の気候と土地の特徴を調べる

「アメリカ旅行」といっても、西海岸、東海岸で気候、文化、街並みは全く違い、州によって条例も異なるので、目的地の気候や文化などは事前に調べておきましょう。特に気候は重要です。暑く強い日差しが射すイメージが強い西海岸でも、12月には10度以下になったり、曇りの日であればさらに冷え込むこともあるので服装も持ち物も変わってきます。

今回の旅行先、アメリカ西海岸の南部側と内陸に位置する3つの州「カリフォルニア州、ネバダ州、アリゾナ州」のイメージは「高温半乾燥気候」

カリフォルニアの自転車道路

一年を通してほとんど雨が降らないので、年の8割は晴天。夏の日差しは強いですが、逆に夜は一気に冷えこむため、羽織物は夏でも必須アイテムです。

とは言っても、私が行ったのは12月でアメリカでも冬であることは変わりません。さらに、3つの州では気温が驚くほど異なり、カリフォルニア州では昼間はパーカー1枚でも問題なかったのに、アリゾナ州では雪が降っていたくらいの気温差でした。

行き先の気候を細かく調べておくのは大切です。ちなみに、私は調査不足だったので、グランドキャニオンではかなり寒い思いをしました。

雪が降ったアリゾナの草原

アメリカ旅行の必需品をリストアップする

国内旅行なら忘れ物をしても地元のコンビニなどで買えば済むこともありますが、海外旅行となると無駄な出費も抑えたいし、スキンケア用品や食品の場合は日本とは違う添加物が気になったりと、実際に現地での調達に抵抗を感じたことが何度もあります。

また、海外旅行ならでは、または、アメリカ旅行ならではの必需品もあるのです。今回、私が3つの州を旅してみて「必要だ」と思ったものを含め、アメリカ旅行の必需品を紹介します。

海外旅行で事前申請をして取得する必要があるもの4点

私は前日や飛行機の出発時刻6時間前など、超のんびりペースで旅行準備をはじめます。しかし、国内旅行はならスロースタートでも何とか間に合いますが、海外旅行の場合は危険です。事前申請をして用意する書類などもあるので、計画的にスケジュールを組む必要があります。

アメリカ旅行の準備をはじめる時期の目安も含め、最低限、必要な持ち物をピックアップしました。

パスポートとesta申請書と国際運転免許証

パスポート

身分を証明するパスポートがなければ、海外行きの飛行機に乗れません。パスポートは申請してから発行されるまで最短で約2週間、通常は1ヶ月程かかるので海外旅行を予定しているのなら早めに取得しましょう。

国際免許

アメリカでレンタカーなどを運転する際は、事前に日本の免許センターで国際免許を取得する必要があります。
直接、運転免許センターに申請をすれば当日中に受取れますが、分校などで手配すると約2週間かかります。

海外旅行保険証

何があるか予測がつかないので、加入しておくことをお勧めします。クレジットカードに付帯している保証では不十分な場合があるので、内容を確認し、必要に応じて保険会社を探しましょう。

アメリカビザ「ESTA」

ビザを持っていかないとアメリカ行きの飛行機に乗れません。「ESTA」は「旅行用ビザ」で3ケ月間アメリカに滞在できます。
インターネット上で必要情報を記入しクレジットか現金で支払いを済ませれば申請は完了し、通常15分程で発行されます。旅行中はネット上で発行されたビザを印刷して所持しておくと安心です。

アメリカ旅行の持ち物/私の失敗談

ビザが必要だということを旅行当日に空港カウンターで言われるまで、その存在自体を知りませんでした。これがないと飛行機に乗れないので、その場で急いで取得することになったのです。

スマホがあったので何とか手続きできましたが、印刷はできないのでスマホ上でPDFを保存し、ネット環境に繋げないときの為にスクリーンショットを残しておきました。それで入出国管理(イミグレーション)も無事に通過して入国できましたが、アメリカ旅行は冷や汗タラタラでスタートだったのです。

ニューヨークの建物

日本出発前日までに揃えておきたい持ち物

準備のリミットが前日までのものや、国際線ならではのパッキング注意事項を紹介します。

1.航空券のEチケット等、ネットで予約を済ませた事の詳細を確認できる書類

ネット予約の確認書類は印刷して持っておくことも大事ですが、スマホが普及している現代は、スクリーンショットやメモなどを活用してアプリにPDF保存した状態でも問題ありません。ただし、場所によっては電波状態が悪いこともあるので、印刷物を用意しておくと安心です。

2.現金/日本円と現地通貨

日本円を現地通貨(ドル)に換金するときの注意点は「10ドル札」など、細かい現金を持っておくこと。アメリカはチップ制なので「1ドル札や5ドル札」を使う頻度が高く、「100ドル札」などの大きな金額の現金を持っていても場所によっては、お釣りが無いことを理由に受け付けて貰えないことがあるからです。私はフリーマケットに行った時に使えなくて困りました。

アメリカのドル紙幣

また、現地で両替する場合は、現地両替所の営業時間や休日を確認しておきましょう。到着が真夜中だと日本円を現地通貨に換気できないことがあります。

また、通貨やクレジットカードは紛失防止のため、手持ちバッグやキャリーバッグなど2〜3箇所に分けて持ち歩き、財布は狙われやすいブランド品ではなく、百円ショップで買える袋や安価な物がおすすめです。

3.観光時用のバッグ

盗難防止のため、リュックではなく体の前に抱えられるタイプのバッグが海外旅行にはおすすめです。

さらに、ジッパー以外にも鍵の役割を果たす留め具がついているものやバッグインバッグの場合でも、中のバッグにもジッパーがついている物など、スリの犯人が中身を盗ろうとしても時間がかかるタイプのバッグがおすすめです。

ジッパータイプの鍵付き観光用のハンドバッグ

4.海外用の変圧器

アメリカのプラグは「Aタイプ」で、電圧は「120V」が標準です。日本は「Aタイプの100V」ですから、コンセントの形は同じなので変換器を買う必要はありません。でも、若干、日本よりもアメリカの電圧は高いので、変圧器を用意しておくと安心です。

しかし、今回のアメリカ旅行では「変換器も変圧器も不要」でした。私の判断基準は以下のとおり。

判断基準

持っていく電化製品の「対応電圧」を確認して、120V以下だった場合は「変圧器」を持って行く

5.充電器と予備バッテリー

リチウム電池を使用している「一眼レフなどのバッテリー」「携帯用充電器類」は旅行中の必須アイテムは、飛行機での移動時には預かり荷物内には入れられず、機内に持ち込みになるので要注意。

コンセントタイプの充電器本体やヘアアイロンは預け入れ可能ですが、バッテリータイプのヘアアイロンの類も「機内持込み対象の手荷物」です。

飛行機の機内に持ち込むアイマスクやエアーピローやカイロ

6.気候に対応できるスキンケア用品

長時間の飛行機内は乾燥するので機内で使用するために小分けにした保湿ケア用品、行き先の気候を事前に調べて、化粧水、保湿クリーム、フェイスパックなどを持って行くことをオススメします。

しかし、重要な注意点があります。「国内線と国際線では機内に持ち込める液体容量が異なる」ということです。液体には「ジェル、クリーム類」も含まれます。

国際線液体物/機内持ち込みルール

  • 100ml以下の容器に入れる
  • すべての容器をジッパーで密閉できる透明な袋(縦+横=40センチ以下)に入れる
  • 一人一袋のみ。それ以上の物は、手荷物として預ける必要がある

「預け入れの手荷物」は特に容量制限はありませんが、アルコール類に関しては制限があるので、利用する航空会社のHPをチェックすることをお勧めします。

アメリカのモーテル「motel 6」

7.あると役立つ日用品

  • 歯ブラシ(移動中に歯磨きをするため、機内に持ち込むことをお勧めします)
  • 常備薬、非常時用薬(風邪薬や鼻炎薬など体質に合わせて用意します)
  • コンタクトや身の回りのケア用品(個々で必要なもの)
  • ウェットティッシュ
  • ハンカチ
  • お風呂セット
  • アイマスク&耳栓&スリッパ&ネックピロー(4点セットは長時間移動の旅で大活躍します)
  • 使い捨てカイロ
  • 虫除けスプレー
  • ヘアドライヤー(宿泊施設に無い場合)
  • 大判のストール(機内が冷え込んだり、急な気温変化やさまざま場面で役立つ
  • マスク(乾燥防止)
  • 入浴剤(旅の疲れを癒せる)
  • 室内や衣類の消臭剤
  • 緩めのワンピース(長時間移動時に着用すると楽ちん)
  • ジッパー式のナイロン袋(大中小サイズを数枚ずつ)

8.気候に対応できる衣類

滞在先の気候を事前にチェックしましょう。気温だけでなく、平均降水量なども確認しておけば通気性の良いリネン素材で薄手のアイテムが適しているのか、撥水効果のある上着を用意しておく必要があるのか、羽織物を多めに持っていたほうが良いのかがわかります。

クリスマスの飾り付けをしているアメリカのお店

アメリカ旅行を決意してから出発までシミュレーション!

「アメリカ旅行をする」と決めたら、大事なことを忘れたり、抜けがないように効率よく準備を進めていきましょう。

「ビザの取得」「WIFIルーターやSIMの契約」「旅程の調整」など、何から手をつけるべきか分からず頭が混乱し、迷ってしまう「アメリカ旅行初心者」のために、先に紹介したリストを順番に並べてみましたので、スケジュールを組み立てる際にご活用ください!

ラスベガスのホテル「ベラッジオ」の噴水ショー

1.ビザの取得(当日でも大丈夫でしたが、早めに取得しておくと安心)

2.大まかな旅程を計画する(それ次第で、発着空港を決める)

3.航空券を予約する

4.行きたい場所をリストアップ。各スポットの下調べ

5.旅行全体のプランニング

アメリカの旅行ガイドブック

6. 旅程に合わせたホテル予約

7. 現地で車利用する場合はレンタカーを予約する

8. アメリカで運転予定の人は国際免許を申請(理想は1ヶ月余裕を持ちたいが、当日〜2週間で取得可能、詳しくは上記を再確認。)

9. Wi-Fiルーターを予約する、または、SIMカードを申し込む(事前に調べて、1カ月前には目途はつけておく。契約するメーカーによっては、日本の自宅で引き取りも可能なので、余裕をもって調べると、お得に契約できる場合もある)

10.海外保険の内容を再確認(内容が不安な場合には、旅行期間中の保険への加入もお勧めします。)

11.各観光スポットのお得情報チェック(事前にネット予約をするとお得な割引プランを発見できることがある)

アンテロープキャニオンでライトセーバーを掲げて写真を撮ってる男性

12.出発1週間〜3日前までに、ネット予約済みの物を印刷(「航空券(Eチケット等)、ホテル予約確認証、Wi-Fiルーター貸出契約確認証、各種予約確定概要画面」等をプリントして持っておくこと。一番、確実な相互確認方法です)

13.出発1週間前〜前日までに、変圧器など事前に準備する物の買い出しとパッキング

アメリカの草原の中を走る直線道路

ここまで済ませたら出発日を待つのみ!備えあれば憂いなしです。出発日までの準備も楽しみ、期待を膨らませながら計画を立て、現地に到着してから慌てることなく、思う存分、アメリカ旅行を満喫してくださいね。

この記事を友達に教える

ひなたともみ

国内を中心に年に数回旅行に出かけています。趣味はダイビングやスノーボード、カメラ等と自然が大好きなアクティブ主婦ライターです。