アメリカ旅行中にレンタカーで3600km走って知った車事情

アメリカ旅行はレンタカーを移動手段に選びました。行きたい場所に自由に寄れるし、その場に留まって感動の景色をじっくり堪能することも可能だったので、初めてのアメリカドライブは大変でしたが楽しかったです!

アメリカ旅行中にレンタカーで3600km走って知った車事情

アメリカ旅行中にレンタカーで走って知った車事情

はじめての旅行先では移動手段には悩みますが、バスや地下鉄などが整備されていれば市内だけの移動なら特に問題はありません。

しかし、市や州を跨(また)いで長距離移動する場合は新幹線を利用するのが最適なのですが、広範囲の移動や夜間の移動、時間を気にせずにマイペースなプランでアメリカ旅行を楽しみたいのならレンタカー利用が便利です。でも、海外で車を運転するのって、やっぱり不安です…。

アリゾナの荒野を走る道路と看板

今回は「カリフォルニア州、アリゾナ州、ネバダ州」を跨(また)ぐ、大移動のアメリカ旅行をしてきましたが、移動手段に選んだのは「レンタカー」です。アメリカには公共交通機関もありますが、「一人一台」が当たり前の車社会!実際に車で移動したことにより、効率良く目的地をまわれて時間を有効活用できましたよ。

海外での運転は初めてだったのですが、アメリカならではの体験を交えながら、車事情や交通ルール、ガソリンスタンドの利用方法などを紹介します。

アメリカでレンタカーを借りる方法

レンタカー会社へは、専用の無料シャトルバスに乗って空港から移動します。ロサンゼルス空港に到着して無事に入国ができたら、予約をしていたレンタカー会社へ向かいましょう。

まず、空港内の案内板で「RENTAL CAR」のサインを探してください。

ロサンゼルス空港

① ロサンゼルス空港では『RENTAL CAR SHUTTLES』というサインがあるので、矢印の方向に進んでいきます。外に出て、道路中央に設けられている待機スペースの上を見て下さい。『RENTAL CAR SHUTTLES』のサインがあるので、その下で待ちます。

※15分間隔の定期運行でした。空港内には停留所が数か所あるため、出口の近くで目に留まったサインの下で待ちました

ロサンゼルスのRental Car Shuttles

② 予約したレンタカー会社の名前が大きくデザインされたバスが来たら乗り込む(無料)。1グループに1枚の簡易な地図が配布される(会社による)。複数のレンタカー会社でバスをシェアしていて、各レンタカー会社の前(2~3か所)で停留する。注意点は予約をした会社の看板を確認してから降りること。

ドキドキした!シャトルバスでの移動

今回は「DOLLAR(ダラー)」というレンタカー会社を予約済みだったので、焦ることは無いと呑気に構えていたのです。なぜか勝手に「空港内にレンタカー会社がある」と思い込み、空港の出口付近の『RENTAL CAR SHUTTLES』のサインをひたすら追いかけて隣ビルに行くほど奥まで進んでいきました。

「なかなかレンタカー会社のカウンターが見つからないな…」と辺りをキョロキョロしていたところ、さっきから追いかけていたサインの「SHUTTLE(シャトル)」の文字を見て「あっ!そうか、シャトルバスで移動をするのか!」と大事な事にやっと気がついたのです。

道路中央にある「待機スペース」でバスを待つべきだったのです。

「ちゃんと予約した会社のバスに乗れるのか?」とドキドキして複数のバスを見送りながら待っていると、「DOLLAR」と書いたバスが来たので、予約確認証を運転手に提示して、このバスで間違いないことを確認し、ほっと胸を撫で下ろして乗り込みました。

ロサンゼルス空港から出てるレンタカー屋さんに行けるバス

予約したレンタカー会社に直行すると思っていたのですが、最初に停留した会社の看板を見ると名前が違う…!よくよくアナウンスを聞いていると、どうやら「DOLLAR(ドラー)」は次の停留らしい…。

念のため運転手さんに「DOLLAR」と言いながら、身振り手振りで「ここで降りるのか?」「次なのか?」と確認したところ、とても優しくににこやかに「次だよ」と教えてもらい、2分ほど走ったところで「DOLLAR」の看板が見えてきました。

ようやく、予約したレンタカー会社に到着!基本的にバスを乗り降りするときの大きな手荷物の積み下ろしは、運転手さんが手を貸してくださいます。さぁ、いよいよ手続きをして車を借りる手続きを行います!

残念!ナビは期待はずれでした

バスを降りてから、レンタカー会社のカウンターで手続きをするときに必要なのが「パスポート」「日本の免許証」「国際免許」の3つ。

言われたとおり書類を記載して(基本的に名前、連絡先、宿泊先、自宅の住所など)、サインをしたら5分程で手続きは終わりました。

今回は「ナビ」もオプションで予約しました。てっきりナビを搭載してある車かと思っていたら、なんと「スマホのナビの貸出」だったのです。貸出し用のスマホと装着用具を受け取ったものの、選んだ車のダッシュボードには全くもって貼りつかないのです…。

結局、助手席の同伴者がスマホを見ながら案内することになりました…。また、アメリカSIMを入れた自分のスマホのほうが使い勝手もよく、結局、レンタルしたスマホナビをほとんど使用することがなく、グランドキャニオンなど電波が弱いところで活躍した程度…。それを除いては、「現地SIMのスマホで十分だ」と感じました。

レンタルする車は自分で選ぶに限る

日本の場合はカウンターで手続きを済ませたら、入り口前に用意された車に乗り込むのが一般的ですが、アメリカでは駐車スペースにジャンルごとに置かれている車の中から「好きな車を自分で選ぶスタイル」なのです。

ロサンゼルスに有るレンタカー屋さんの駐車場

利用可能な車は鍵が既に空いており、車のキーは車内にあるのでそのまま乗り込みます。スタッフが外に出てきて案内をしてくれると思っていたので、自分で選ぶシステムには驚きましたが、好きな色や形を選べるなんて嬉しかったです。

手続きはどうするかというと、駐車場の出口にあるゲートまで車で乗って行き、スタッフに車のナンバーと書類をチェックしてもらってから出発します。

レンタカー駐車場の出口ゲート

日本と違うところが「車体の傷の相互確認が借りるときには無い」こと、返すときに簡単に確認はしますが、ほとんど適当でした。もし、借りる時点で気になる傷や凹みを見つけたら、トラブルを防止するために証拠写真を撮っておきましょう。

さぁ出発だ!でもアメリカの交通事情は?

いよいよ出発です!アメリカは「右側通行」なのでドキドキしますが、それ以外にも、アメリカならではの交通ルールや暗黙の了解的なルールがあります。

完璧に覚えなくても耳に入れておくだけで、いざという時に「そういえば!」と思い出して適切な対応ができると思うので、私が実際に10日間アメリカの道路を運転中に実感したこと、気づいたルールや文化を紹介します。

アメリカは赤信号でも右折が可能?

アメリカでは、赤信号でも左からの合流の車が来ないことを安全確認できれば右折できるというルールがあります。とても効率的なルールですが、日本人が実行するには勇気がいることです。

日本だと左折可能な場合「青い矢印」の標識がありますが、アメリカではそうした標識はなく、当たり前の常識として浸透しています。なので、右折ラインで赤信号だから停車していると、後ろからクラクションを鳴らされます。その場合は、安全を確認してから右折しましょう。

ただし、赤信号で右折ができないところもあります。それは分かりやすく「右折マークに斜め斜線」の右折禁止マークや、『NO TURN RIGHT ON RED』という標識があるのでチェックを怠らないようご注意ください。

アメリカの交差点にある右折禁止マーク

急いで運転をして見逃したりすることさえしなければ、すぐに認識できるので、不安になることはないでしょう。

また、右折可能かどうかわからない時には、あえて、右折しないで、車を停めてて待機してましょう。もし、右折可能レーンだった場合は、後ろの車がクラクションを鳴らして教えてくれます。

挨拶がわりにクラクションを鳴らすのはOK?

今回のアメリカ旅行中に運転をしていて、一番気になったのが「クラクションが常にどこからか聞こえている」ということでした。

日本だと、危険な状況以外にクラクションを鳴らすことはタブーとされているので、信号が青に変わったのに動かない車が目の前にいても、大体は数秒、静かに運転手が気づいてくれるのを待ちますが、アメリカでそんな状況になったらクラクションの嵐です。

ロサンゼルスのハイウェイ

稀なケースだったのかも知れませんが、信号が青に変わってから、ゆっくりエコ発進をしていたらクラクションを鳴らされたことがあり「え?信号が変わってすぐ発進したのに、そんなに急ぐの?」と驚きました。

もちろん運転手によるので、それがアメリカ文化の全てというわけではありません。でも、誰もが簡単にクラクションを鳴らすので、少しでも詰まったりすれば後車からクラクションの嵐です。どうしたって進まないのに、「クラクションを鳴らしてみる」というアメリカ式に旅の後半には私も慣れていました。

また、豪快な運転をする人が多いので、無理な車線変更をしたり、路肩に停車しようとする車にも遭遇する頻度が高かったのですが、当然のように他の車からクラクションを鳴らされます。

初めのうちは、クラクションを鳴らされるたびに、「何かしたかな?」とビクビクしていましたが、アメリカ在住の友人が知人を見つけた際に挨拶がわりにクラクションを鳴らしているのを見て、それが当たり前のことなんだと初めて知りました。それからは、クラクションの音にビクつくことも減りました。

ガソリンスタンドの利用方法!必ず売店へGO!

アメリカのガソリンスタンドに併設してる店

日本でガソリンスタンドを利用する場合、スタッフが給油してくれるスタイルかセルフ給油かどちらかですが、今回のアメリカ旅行では…、スタッフが給油してくれるスタンドはありませんでした。

アメリカ全土のガソリンスタンドが全部セルフなのか?または、旅行者だけセルフなのかは不明ですが、売店で「希望のリッター数を伝えて仮払いをしてから、はじめて給油ができるシステム」でした。

クレジットカードを使って外にある機械で支払いを何回か試みたのですが、どのカード会社のものを通しても駄目で、結局、どこの給油所でも売店で支払いを済ませました。

もし、指定したリッター量が入りきらなかった場合は、給油後に売店で差し引いた額で清算してくれるので、初めに多めに言っても心配はありません。

アメリカのガソリンスタンドの精算機

アメリカの高速道路に乗る前に知っておきたいこと

フリーウェイ(高速道路)は無料です。アメリカの大きな都市の「FREEWAY(フリーウェイ)」は、とにかく交通量が多く、6車線が基本

また、スピードも常時「70~80マイル(1マイル=1.6キロなので112㎞〜128㎞)」と慣れるまでは冷や汗ものです。一番右端の車線は出口に繋がることがほとんどなので、まずは、「右から2番目の車線」でスピードや左ハンドルや右側走行に慣れることをオススメします。

アメリカの高速道路合流線

目的出口を通り過ぎないための目印やポイント

出口は「RIGHT LANE(右端の車線)」側が多く、直近の出口3つから「出口名(出口名は、フリーウェイから直結している「一般道路名」なのでマップで確認可)と出口までの距離がマイルで表示」されています。

アメリカの高速道路出口案内看板

目的の「EXIT(出口)」手前で『〇〇(出口名)NEXT EXIT』という標識の後に、各レーンの上に、行き先が矢印と共に表示されているのでわかりやすいです。あとは、標識に従って進むだけです。

アメリカの高速道路の降り口看板

安全に確実に目的出口で降りるポイントは、出口近くになったら60マイル程度にスピードを落としておくことです。

高速道路で他の車に気持ちが煽られてスピードを上げたまま走行していると、うっかり出口を通り越してしまいます。フリーウェイを長距離で走っていると感覚が麻痺して、一般道に降りてからスピードオーバーしがちなので注意してください。。

慣れない土地では全てに於いて慌てずに、スピードメーターと安全確認をしながら運転することが大事です。

二人以上乗車の車には専用レーンがある

アメリカは、「一人一台」が当たり前の車社会なので、フリーウェイを利用している車もほとんどが「運転手のみ」の一人乗車のため、どんなに車線が多くても混んでしまうのです。

交通渋滞を少しでも解消するために「CAR POOL LANE」というのがあります。白黒の標識で、ひし形のサインが路面上にマークされています。

アメリカの高速道路で2人以上乗車車両が走れる専用線

主に「左端」にあり、標識に記載されている人数以上が乗車していることが条件で走ることができます。例えば「2 OR MORE PERSONS PER VEHICLE」の場合は、「二人以上乗車」していることが条件で、違反者には高額な罰金が課されます。

安全第一!アメリカ旅行中のドライブを楽しんで!

「左ハンドル、右側走行、赤信号で右折可能」など、日本にはないルールやスピード感、クラクションを気軽に鳴らしちゃう文化にはドキドキしますが、私は、今回のアメリカ10日間の旅で3800㎞の距離を走りました!

もちろん初めは手に汗を握りながらの運転でしたが、次第にリラックスして運転できるようになり、何よりも「車で移動して良かった」と思えることばかりでしたよ。

「好きな時間に移動できる」「移動中の星空が綺麗だった」「砂漠地帯からキラキラと光る街を眺められた」「岩の間から覗くダイナミックな大自然に感動した」など、車で移動したからこそ味わえたアメリカドライブ旅行の醍醐味でした。

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ひなたともみ

国内を中心に年に数回旅行に出かけています。趣味はダイビングやスノーボード、カメラ等と自然が大好きなアクティブ主婦ライターです。