体幹を鍛えると体に良いらしい
有名なスポーツ選手が取り入れていることで知られる体幹トレーニング。
私たちが生活する上でも重要な役割を果たしているようです。
太りにくい体の鍵は基礎代謝!
たくさん食べているのに太らない人っていますよね?
そういう人の多くは、一般的に基礎代謝が高いといわれています。
基礎代謝とは?
人の体は心臓が動いたり、呼吸や体温調節などの活動によって、常にエネルギーが消費されています。そのような、生きるための活動に必要とされるエネルギー代謝を基礎代謝といいます。
基礎代謝が高いということは、何もしなくてもどんどんエネルギーが消費されるということ。そのため、普通の人よりたくさん食べても太りにくいのです。
基礎代謝をアップしたい!
基礎代謝をアップするためには、褐色脂肪細胞や赤筋の活性化が有効だといわれています。
褐色脂肪細胞は、赤ちゃんや冬眠動物が多く持つことで知られる脂肪細胞の1つ。
運動をしなくても、脂肪を燃やすことで熱を産生することができるという特徴があります。
また、赤筋は筋肉の赤く見える部分。
筋肉の白い部分の白筋が、運動の際に糖をエネルギーとして使用するのに対して、赤筋は糖だけでなく脂肪を燃やしてエネルギーとして使用するのが特徴です。
このように、褐色脂肪細胞と赤筋を活性化すると、脂肪の燃焼が活発になるため、基礎代謝が上がると考えられているのです。
初心者向けの「体幹トレーニング方法」
木の幹のように、体を支える胴体部分の筋肉をまとめて「体幹筋」と呼びます。
体幹筋は、おおまかに、胸からお腹にかけての「前体幹筋」と、肩から腰にかけての「後体幹筋」の2つに分けられます。
特に、後体幹筋には赤筋や褐色脂肪細胞が多いことから、後体幹筋を鍛えることが基礎代謝アップにつながるといわれています。
代表的な後体幹筋は、僧帽筋・広背筋・脊柱起立筋の3つ。
毎日できる簡単なストレッチからはじめてみませんか。
僧帽筋
僧帽筋は、後頭部から肩、背中にかけての筋肉で、肩こりの原因筋といわれています。
上部・中部・下部によって動きが異なります。
広背筋
広背筋は、肩甲骨の下のあたりから腰にかけての筋肉です。
腕を動かしたり、上半身のバランスを保つ働きがあります。
脊柱起立筋
脊柱起立筋は、首から腰にかけて背骨に沿って伸びている筋肉です。
上体を起こして、姿勢を保つ働きがあります。