しつこい訪問勧誘を断る方法
くつろいでいる時間や忙しい時間帯など、こちらの都合おかまいなしにやってくる訪問勧誘や販売員っていますよね。新聞や宗教の勧誘、化粧品の販売や不用品の買い取りなどみなさんのお宅にも1度はやってきたことがあるのではないでしょうか?
ある日突然やってくる訪問販売員をみなさんは、どうやって断っていますか?
- 考えておきます
- いま忙しくて手が離せない
- 家主が留守にしているので…
などの断り方は、その場しのぎでただの時間稼ぎでしかありません残念ながら『忙しいのなら後日来ますね』『考えた結果を聞きにまた来ます』と言われ、またセールスにやってくる確率が高い!
できれば迷惑な訪問勧誘は2度と来て欲しくないものですよね。そこで、困ったしつこい訪問勧誘や販売員を上手に断る方法を紹介します。
1.居留守をつかう
しつこい営業を撃退する最大の方法は、とにかく相手にしないこと!ドアを開けたら最後、言葉巧みにお得感満載の甘い情報を並べられたり、延々と商品の説明をされたりして断れない雰囲気に持っていかれます…。これを防ぐためには、居留守が最適なのです!
でも「在宅しているのがバレたらどうしよう…」と考える人も多いですよね。それでも大丈夫!外から明かりが見えていても、テレビの声が聴こえていても問題はありません逆に居留守を嫌がる営業マンも多いので安心して使ってください♪
『いるのは分かってるんだぞー!』などと叫び住人を呼ぶ行為は、クレームを入れられることにつながるので販売員の人は使うことが少ないのです。待っているほうが時間の無駄だと判断すれば、そそくさと次の所へ退散していきますよ。
全ての人に居留守は使えないので…
カメラ付きのインターホンにしておくと便利!
集合住宅の場合は、オーナーさんなどに相談して交換するよう交渉することがオススメです♪
2.外国人のフリをする
中には、居留守を使い続けているのにしつこく何度も訪問してくる人っていますよね。もちろん、そのたびに居留守を使ってもいいのですが毎回使うのはこっちの気が重くなり困りものです…。
外国人のフリをすると…
あきらめてくれることがある!
最近では、英語を話せる人が増えているので「英語を除いた外国語」でインターホン越しに対応してみましょう。うまくいけば「やっかいな家だ」と思ってもらえるので、2度と来ることはありませんよ
インターホンの脇に「日本語は分かりません」「○○語で話してください」程度のメモ紙を貼っておくと効果的ですよ♪
3.身内に同業者がいることを装う
『身内に同業者がいるので』といえば、たいていはすんなりと引き下がってくれます。でも中には「どこにお勤めなんですか?」「それなら話が早いです!」などと逆手にとって話を上手に展開してくる営業マンもいるので、ボロを出さないようにすることが大切です。
親戚や義理の叔父など、あまり詳しくないことを知らなくてもおかしくないような位置関係の人を同業者とすることで、ボロを出さずにうまく断ることができますよ
4.失業中を装う
定職に就いていないとまとまった収入がないので、余計なものを購入するだけの余裕がありませんよね。これは社会に出たことがある人なら誰もが知ることなので失業中を装うことで彼らに「相手にするだけ時間のムダ」だと思わせることができます!
そうすればしばらく来ることもなくなるので、かなりの時間稼ぎをすることができますよ
彼らが来たらインターホン越しにハッキリと!
『今、失業中なので不要です』
ハッキリと断ることで、お金を落としてくれないと判断してくれます。この方法は、訪問勧誘だけではなくセールスの電話にも使えるのでぜひ覚えておいてくださいね♪
5.営業ですか?と聞く
「インターホン越しに対応して断ろう!」と心がけていても、つい油断してドアを開けることもありますよね。そんなときには、訪問勧誘だと判断した瞬間に「営業ですか?」と尋ねてください。
訪問販売などのトラブルが生じやすい取引形態は、販売者が守らなければいけないルールがあります。その中のひとつに「不実告知」というのがあります。これは虚偽の説明のこと。
彼らの営業トークはマニュアル化されていて「○○のご紹介にきました」「アンケートにご協力お願いします」などとやってきますが、多くの場合は「何かのセールスが目的」です。つまり営業をしにきているというわけです。
営業ですか?と聞かれて…
「違います」といえば不実告知の法律違反にあたる!
営業マンの多くは「営業です」と答えます!そうしたら「じゃあ要らないので、お帰りください」と言ってドアを閉めてくださいね。
「営業ではない」と言われた場合には、すぐに追い返すことは難しくなりますが話を聞いているとセールスの方向に流れていくので、そうなったら『先ほど、営業ではないと言いましたよね?不実告知ですよ?特定商取引法違反ですね。』と言うだけで、相手はひるみます。すかさず『お帰りください』と言ってドアを閉めればOKです
6.消費生活センターに相談する
いろんな対応をしてもしつこい営業マンはいます。そんな悪質な人たちには、消費生活センターの名前を出してみるのもひとつの方法です。
消費者が1度断ったのに、再度、訪問して来ることは…
特定商取引法に違反する!
特定商取引法では、消費者が1度断ったあとに「勧誘の継続」「再訪問・再勧誘」が禁止されています!たとえ違う営業マンでも同じ業者なら再勧誘禁止に当てはまります。再勧誘禁止に当てはまっても刑事罰があるわけではありませんが、社名の公表や業務停止命令が出されることもありますよ。
業者の方は仕事ができなくなるため業務停止になることを恐れています。断っているのにしつこく何度もやってくる営業マンには『1度お断りしているのに、勧誘の継続をするのは特定商取引違反です。消費者センターに相談しますね』と言ってください
ここで注意!
- 商品が異なれば再勧誘禁止に当てはまらない
- 要らないです。必要ありません。などハッキリと断る!
※「時間がない」などは断り文句になりません。 - 玄関先に貼る「勧誘お断り」のステッカーは意思表示にならない
7.玄関に時計を置いておく
うっかりドアを開けてしまった…。でも面と向かってなかなか断れない!そんな人にオススメの方法が、玄関に時計を置いておく方法です。
しきりに時計をチラッと見て『もうこんな時間!これから出かけるので』などと言えば逃げ道を作ることができます。でもこの方法はその場しのぎ。
いつなら空いていますか?と再訪問の日程を聞かれるので
仕事などで絶対に居ない時間を指定する!
再訪問のときにインターホン越しにお断りするか、居留守を使うなどの対処が必要です。
8.警察に通報する
営業マンの中には、ある意味根性のある断っているのになかなか引き下がらない、延々と商品の説明を続けるなど、コチラが「買います」と言うまで居続ける勢いのある人もいますよね。あまりにもしつこい場合には『警察を呼びますよ?』と言ってみましょう。たいていの人は引き下がって帰ってくれます。
それでも引き下がらないときには…
本当に警察を呼んでください!
『お帰りください』と言っても帰らない時点で不退去罪にあたります。「要りません、お帰りくださいと言っているのに帰ってくれません(泣)」と目の前で電話をすればOKです。
どうしても断り切れない場合は…
営業マンの勢いに押されて、どうしても断り切れないという場合には、その場で契約してすぐにクーリングオフするのもひとつの方法です。
訪問販売など、トラブルの多い販売形態には消費者が無条件で契約を解除できるクーリングオフ制度があります。契約の書面を受け取ってから8日以内に電話または書面でクーリングオフすることを申し出ればOK。
ただし!対象とならないケースもある!
- 商品の一部を使用した場合
- 3,000円未満の現金取引の場合
訪問販売や勧誘対策でもっとも大切なことは…
- 対応をしないこと
- キチンと断ること
この2つです!「いいです」「結構です」などの断り文句は、人によっては「OKです」と捉えられる場合があり契約成立と判断されることもあるので、「要らないです」「不要です」とハッキリ必要ないと分かる言葉で、キッパリ断ってくださいね。
相手は、断り慣れているので「ハッキリ言っちゃったらかわいそう…」と深く考えなくても大丈夫ですよでも、このご時世です。逆恨みされることもあるので『ごめんなさいね』とひと言を添えて角が立たないよう帰ってもらうことも大事です♪